芸術の都パリ。その名の通り、パリには数え切れないほどの博物館や美術館があります。観光で訪れるのであれば有名どころは押さえておきたい!でも美術館の入館料は10〜15ユーロ(1,320円〜1,980円)とそれなりのお値段…パリに来たからには美味しいレストランやおしゃれなカフェにも行きたいですし、素敵なお土産も買いたいですよね?今回はそんな希望を叶えるべく毎月第一日曜日が無料で入館出来ちゃう美術館をご紹介!
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毎月第一日曜日が無料になる美術館
【1】オルセー美術館 (Musée d'Orsay)
言わずもがなパリでルーブルと並んで有名なオルセー美術館ですが、こちらも毎月第一日曜日は入館が無料になるのです!入館するのに並ぶ可能性はありますが、午前中であれば館内はゆっくりと楽しむことが出来ます。
元々ターミナル駅兼ホテルとして建築された館内には、当時の大時計が今もそのまま残されています。モネ、マネ、ゴーギャン、ルノワールなど印象派画家たちの有名作品を無料で楽しめるチャンス!また、ルーブル美術館やオランジュリー美術館にも徒歩圏内なのが嬉しいですね!
- オルセー美術館
- パリ / 博物館・美術館 / 美術館
- 住所:1 Rue de la Légion d'Honneur, 75007 Paris, フランス地図で見る
- Web:http://www.musee-orsay.fr/en/home.html?cHash=1030a...
【2】国立近代美術館 ポンピドゥー・センター (Centre du Pompidou)
- 出典:www.flickr.comphoto: Pompidou Paris, France by Jean-Pierre Dalbéra
ポンピドゥセンターは近代美術館と公共図書館がひとつになった総合文化施設です。また、その前衛的な外観から開館当初は「パリの伝統的な風景にそぐわない」としてパリ市民からの反対を受けたりもしました。
- 出典:www.flickr.comphoto: Centre de Pompidou Paris , France by Joao Araujo
常設展示の他にも期間限定のエキシビションも多くあるため、現在では多くの観光客やパリ市民が集う人気スポットになっています。
- ポンピドゥセンター
- パリ / 博物館・美術館 / 美術館
- 住所:Place Georges-Pompidou, 75004 Paris, フランス地図で見る
- Web:https://www.centrepompidou.fr/
【3】ドラクロワ美術館(Musée national Eugène Delacroix)
- 出典:www.flickr.comphoto: musée Eugène Delacroix Paris , France by Institutnationaldhistoiredelart
パリのオシャレなお店が集うサン・ジェルマン・デ・プレ地区。ドラクロワ美術館は、街を象徴するサン・ジェルマン・デ・プレ教会のすぐ裏手、狭い小道を入ったところにひっそりとあります。国立美術館でありながら細やかな佇まいなのは、ここがドラクロワの晩年の住居兼アトリエだったから。
エントランスから入り寝室・図書室を見て回れば、ドラクロワが晩年を過ごしたその息吹を感じられます。
アパルトマンの外階段を降りると一夏かけて作らせたというアトリエ、さらに地上まで降りるとそこには小さな中庭が。1時間半ほどで見て回れる広さなので、そのあとそのままサン・ジェルマンを散策してみるコースがオススメです!
- ドラクロワ美術館
- パリ / 博物館・美術館 / 美術館
- 住所:6 Rue de Furstenberg, 75006 Paris, フランス地図で見る
- Web:http://www.musee-delacroix.fr/en/
【4】ギュスターヴ・モロー美術館 (Musée national Gustave-Moreau)
こちらはパリ9区にある美術館。ドラクロワと同じく、彼の過ごした邸宅を美術館として公開しています。モローは生前からこの邸宅を自分の死後、作品の展示会場にすることを想定しており、展示室も作っていました。そのため、アパルトマンでありながら非常に天井も高く、1万点を超える絵画やデッサンが展示されています。
3階へ繋がる螺旋階段の上からは、2階の展示が一望でき圧巻です!
- ギュスターヴ・モロー美術館
- パリ / 博物館・美術館 / 美術館
- 住所:14 Rue de la Rochefoucauld, 75009 Paris, フランス地図で見る
- Web:http://jp.musee-moreau.fr/
【5】クリュニー中世美術館(Musée de Cluny - Musée national du Moyen Âge)
- 出典:www.flickr.comphoto: Musée de Cluny Paris , France by Ken and Nyetta
メトロ10番線クリュニー・ラ・ソルボンヌ駅から徒歩5分。元々は修道院長の邸宅として建てられ、15世紀に現在の形に落ち着きました。中世美術館というだけあって、古くは5世紀〜16世紀あたりまでのあらゆる美術品が所蔵されています。
サントシャペルのステンドグラス、ノートルダム寺院の王たちの石像、中世の医術書に宝飾品の数々…。その中でも最も有名なのは、連作タペストリーの『貴婦人と一角獣』。訪れる観光客のほとんどがこの作品を目当てにしていると言っても過言ではないでしょう。
この作品の展示室は保存上の問題から照明もかなり暗く落とされており、部屋の中央にはソファが設けられているので、ゆっくりと腰掛けて作品を堪能することが可能です。
- クリュニー中世美術館
- パリ / 博物館・美術館 / 美術館
- 住所:6 Place Paul Painlevé, 75005 Paris, フランス地図で見る
- Web:http://www.musee-moyenage.fr/
【6】オランジュリー美術館 (Musée de l'Orangerie)
テュイルリー公園の西の端にあるのが、このオランジュリー美術館。元々はテュイルリー宮殿のオレンジ温室として建設されましたが、1927年にモネの連作『睡蓮』を展示するために新たに整備され美術館として生まれ変わりました。
蒐集家ポールギヨームによって収集された印象派・ポスト印象派と呼ばれるモネ、ゴーギャン、ロダン、セザンヌ、ユトリロなどの作品を多く所蔵しています。
オランジュリー美術館最大の見所である『睡蓮』は、ギャラリーを二部屋使用して合計7枚の絵が展示されています。描いた時間や季節によって全く違う表情を見せてくれます。
- オランジュリー美術館
- パリ / 博物館・美術館 / 美術館
- 住所:ardin Tuileries, 75001 Paris, フランス地図で見る
- Web:http://www.musee-orangerie.fr/en
【7】ピカソ美術館 (Musée Picasso)
- 出典:www.flickr.comphoto: Musée Picasso Paris, France by Spixey
ポンピドゥセンターからも徒歩圏内、マレ地区にあるピカソ美術館。17世紀当時、ガベルと呼ばれる塩税の収税吏だったピエール・オベール氏によって建てられた大変豪勢な建物で、いつからかオテル・サレ(hôtel salé/塩の館)と呼ばれるようになりました。
この美術館は約5年をかけて整備され、2014年に一般公開を再開したもので、館内の彫刻もとても美しいです。ピカソ作品が約5,000点も収蔵されており見応えも十分!さらにピカソ自身が収集した他の芸術家作品も展示されているのも見所のひとつです。
- ピカソ美術館
- パリ / 博物館・美術館 / 美術館
- 住所:5 rue de Thorigny 75003 Paris地図で見る
- Web:http://www.musee-picasso.fr/
【8】冬季(11月〜3月)のみ第一日曜日が入館無料になるルーブル美術館(Musée du Louvre)
年間800万人が訪れる世界一来訪者数が多い美術館であり、また世界最大級の史跡でもあります。
かつてフランス歴代国王の居城として使用されていたルーブル宮殿ですが、ルイ14世が自身の居城をヴェルサイユ宮殿に移したことからルーブル宮殿は王族が収集した美術品の展示場所としてその役割を変えていき、やがて美術館として開かれることとなりました。
ルーブル美術館も11月〜3月の冬季期間中は、第一日曜日は入館が無料になります!ぜひこの機会に訪れてみてください!
- ルーブル美術館
- パリ / 博物館・美術館 / 美術館
- 住所:Palais Royal, Musée du Louvre, 75001 Paris, France地図で見る
- Web:http://www.louvre.fr/jp