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コーヒーじゃないよ!標高5,200mの絶景!ペルー・レインボーマウンテン

取材・写真・文:

トラベルライター

2017年4月16日更新

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写真:トラベルライター

「レインボーマウンテン」。その言葉で多くの人が缶コーヒーを思い浮かべるのではないでしょうか。これから紹介するのは、もちろんコーヒーではありません。「虹の山」。そんなものが果たして実際にあるのだろうか、と疑問に思いますよね?実は、日本の裏側、南米のペルーに実在するんです!夢のような山「レインボーマウンテン」をご紹介します。

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レインボーマウンテンについて

レインボーマウンテンとは、ペルーのクスコ近郊の山のことです。正式名称は、ビニクンカ山。クスコといえば、マチュピチュを訪れる際の玄関口としても知られています。

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けれどもし本当に「虹の山」ならば、もっと有名なはずではないか?そう思う人もいるかもしれません。

実はこのレインボーマウンテン、観光が始まったのはここ数年の話なのです。それまでは普通の山の一つとして、ペルーの山奥にありました。

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レインボーマウンテンの標高は5,200m。軽く富士山も超えるほどの高さにあります。そもそもクスコの街も標高3,400mにあるので、ここも富士山の8合目あたりの高さではあります。

レインボーマウンテンの登り方

レインボーマウンテンに登る方法は、ツアーに参加する方法のみとなっています。クスコの街には、多くのツアー会社があり、ほとんどのツアー会社がレインボーマウンテンへのツアーも行っています。

ツアー会社によって多少の誤差はありますが、相場は70ソル(約2,500円)ほどです。最初の提示金額から値引きしてもらうことも可能なので、ぜひ挑戦してみてください。

ツアーに含まれているものは、どこの会社もおなじです。

  • レインボーマウンテンまでの送迎
  • 朝ご飯
  • 昼ご飯(ビュッフェ形式のところが多い)
  • 入場料(現地で払う会社もあります)

が、ツアー代金に含まれています。

オススメのツアー会社「Vertigo Travel Peru」

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いくつかツアー会社をまわり、1番良かったのがこのVertigo Travel Peruです。理由は、他のツアー会社のほとんどは、集合時間が朝3時〜4時の間。一方「Vertigo Travel Peru」は朝5時集合でした。

なぜこんなにも、集合時間に差があるのか。ツアー会社の人の話によると、3時〜4時の集合の場合、その後色々なホテルをまわり、ピックアップしていくそうです。なので結局クスコの街を出るのは5時近く。

一方こちらは、ホテルのピックアップがなく、指定された場所に5時集合。自分で集合場所に向かうことになりますが、少しでも多く睡眠時間が取れたほうが、高山病対策にもなります。他にも、スタッフがすごく親身になって色々教えてくれるのも、オススメする理由の1つです。

絶景を目指し、登山開始

5,200mの山を登るなんて、一体どれぐらい歩かないといけないのか。そこに不安を持つ人も多いと思います。

安心してください。4,300mのところまで車で連れていってくれます。安心できる標高なわけではありませんが…。

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そこから頂上までは約8kmの道のり。およそ3時間近く歩くことになります。標高が高いので、少し辛い道のりになるかもしれません。

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ただ、登山中の周りの風景も既に絶景。風景を堪能しつつ、休憩をこまめに挟みながら、ゆっくりと登っていきましょう。

  • 写真:トラベルライター

途中には、リャマやアルパカがたくさんいます。登山の辛さを少し癒してくれるかもしれません。

もし山登りが辛い時は…

標高が高いなかでの山登り。辛い人もいると思います。体力がある人でも、体調次第では辛いかもしれません。

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でもご安心を。きつくなってきた人のためにが用意されています。こちらは有料で、ツアー代金には含まれていませんが、希望者は乗ることができます。

山頂まで登ってくれるわけではありませんが、ほとんどを馬に乗って登ることもできます。最初から乗るのもよし。途中できつくなったら乗ることも可能です。

料金は、乗る場所によって変わりますが、最初から乗る場合は往復で80ソル(約2,700円)ほど。途中からだと、安いところで片道15ソル(約500円)ほどで乗れるところもあります。

頂上で待っているのは、まさに虹の山

  • 写真:トラベルライター

約3時間のつらい道のり。それを登りきった先に待っているのは、つらさなんて忘れてしまうような絶景です。

これは本当に自然が作り出したものなのか。誰かが塗ったのではないか。一瞬そんな疑問も浮かぶほどの、美しい山の姿。そのカラフルで綺麗な色、まさにレインボーのようです。この山が「レインボーマウンテン」と呼ばれる理由も納得します。

この絶景が、最近までは誰にも見られていなかった。なぜそんな最近まで日の目を浴びていなかったのだろうかと、不思議に思うほどです。

高山病に注意しよう

先に述べたように、クスコの街もレインボーマウンテンも、かなり標高の高いところに位置しています。なので一つと注意しないといけないのが高山病。これは高地にいることで低酸素状態になり、頭痛や吐き気などを発症するものです。

高山病対策としては、まずは高地に慣れることからです。平地から、いきなり3,000mの高さになると、身体は急には順応できません。

1番良い方法は、徐々に高さを上げていく方法です。急に3,000mにいくのではなく、1,000mや2,000mなど、徐々に高度を上げていくことが効果的です。

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もし時間がないなどで、それができない場合は、 クスコの街で2、3日ゆっくりして、身体を標高に慣れさせていきましょう。クスコにも綺麗なスポットがいくつもあります。また十分な睡眠を取ることや、お酒を控えることも対策の一つです。

  • 写真:トラベルライター

それでも体調が悪くなってしまう場合もあります。その場合は、高山病の薬「ダイアモックス」というものがあります。現地でも購入することはできますが、アレルギーなどが出てしまう可能性もあるので、日本で購入しておきましょう。

しかし、あまりにも症状がひどい場合は高度を下げる必要があります。最悪の場合、死に至る危険性もあるので注意が必要です。

さいごに

  • 写真:トラベルライター

正直、頂上までの道のりは、かなりつらいです。筆者もつらくて、少しだけ馬に乗ってしまいました。けれど、絶対に登ってよかったと思える絶景が待っています。楽な道のりではないですが、ぜひ挑戦してみてください。

レインボーマウンテン
ペルー / 自然・景勝地
住所:Vinicunca Rainbow Mountain,Peru地図で見る

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