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お家で楽しむ海外旅行気分♪ポーランドの伝統料理「ビゴス」と「ピエロギ」レシピ

取材・写真・文:

トラベルライター

2020年5月3日更新

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写真:トラベルライター

ポーランド料理の特徴は、ザワークラフトやライ麦の酵母、チーズなどの程よい酸味があることです。漬物や酢飯を食べる習慣がある日本人にとっては、馴染みやすい味となっております。外出や海外旅行ができない場合には、是非お家でポーランドの家庭の味を楽しんでください!

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ポーランドの家庭の味!煮込み料理「ビゴス」のレシピ

  • 写真:トラベルライター写真右上がビゴス

ビゴスは、ポーランドの家庭料理で、日本の肉じゃがのような煮込み料理です。家庭によって味が異なる点も、肉じゃがと似ています。火を入れた後、冷めていく過程で味が染み込み、より奥深い味わいになります。煮込み始めてから3日目頃が一番おいしい料理となっています。

下記は筆者の友人のお父さんのレシピ。正解はありませんので、皆さんもお気に入りのビゴスの味を探求してみて下さい!

ビゴスの材料

  • 野菜(人参、セロリ、パセリ)適量 
  • ザワークラフト 1瓶
  • 豚肩ロース 200~300g程
  • ベーコン 50~100g程
  • ソーセージ 1袋
  • ベイリーフ 3枚程
  • オールスパイス 適量
  • 塩 適量
  • 胡椒 適量
  • 干しプラム 5~10個
  • 干しキノコ(ポルチーニ)5切れ程
  • トマトピューレ 大さじ3程
  • はちみつ 適量

ビゴスの作り方

  • 写真:トラベルライタービゴス

①野菜(人参、セロリ、パセリ)をザクザクと乱切りにし、全体が浸る程度の水量で軽く煮込みながら、野菜の出汁を取ります。

②ザワークラフトをボールに出し、水で軽くゆすいで少し酸味を落とします。①の野菜を捨て、鍋に水気を切ったザワークラフトを入れて30分くらい煮込みます。

③肉類を少し多めの油で揚げ焼きしてから、②に加えます。肉類を揚げた際の油も入れます。

④ベイリーフ、オールスパイス、塩、胡椒で味を調え、ポルチーニを水で戻してから②の鍋に加えます。干しプラムも小さく刻んで入れてください。

⑤ここからは気長に煮込んでいきます。時々鍋の中をかき混ぜながら、ザワークラフトが薄い茶色から濃い茶色に変わるまで、じっくりと煮込んでください。全ての材料がしんなりし、くたくたになるまで煮込むのがポイントです。

⑥最後にトマトピューレを少し入れ、お好みではちみつも入れてください。トマトピューレが他の具材に馴染むよう、さらに煮込みます。

⑦トマトピューレが馴染んだら完成!温かいまま食べたり、バゲットやクラッカーにのせて食べても美味しいです。残ったビゴスはしっかりと冷ましてから冷蔵庫へ。冷めてもとても美味しいです!

★ポイント★
ビゴスは3日目頃が食べ頃です。火を入れて冷める時に味が染み込みますので、毎日、火を入れては冷まして冷蔵庫に入れる、という手順を繰り返し、少しずつ食べながら変化を楽しんでください!

シルクロードをたどって伝わったポーランド風餃子「ピエロギ」のレシピ

  • 写真:トラベルライタークリスマスにはサンタクロースがピエロギを売っています♪

ピエロギは、シルクロードをたどって中国から餃子が伝わったのがルーツと言われている料理で、見た目も非常に餃子に似ています。ポーランドでは家庭で生地から作るのが主流ですが(スーパーにはピエロギの皮は売っていないそう)、日本では餃子の皮を使えば、簡単に作ることが出来ます。

  • 写真:トラベルライター茹でピエロギ(ワルシャワのレストランにて)
  • 写真:トラベルライター焼きピエロギ(クラクフのレストランにて)

ピエロギの中身は多種多様。ちなみに、下記レシピはカッテージチーズを使用しておりますが、本来は欧州や中近東で「ホワイトチーズ」と呼ばれる、酸味の強いチーズを使用します。

残念ながら、筆者は日本ではまだこのホワイトチーズに出会ったことがありませんが、色々試した結果、カッテージチーズが一番近い味になりました。

  • 写真:トラベルライターピエロギ入りビーツのスープ(筆者友人宅)

ポーランドでは、お肉入りやザワークラフト入り、クリームチーズとジャムなどデザート系もあります。皆さんもお気に入りのピエロギレシピを考案してみて下さい♪

ピエロギの材料

  • ジャガイモ
  • カッテージチーズ
  • 餃子の皮(大判)
  • 胡椒

ピエロギの作り方

  • 写真:トラベルライター焼きピエロギ

①ジャガイモをマッシュポテトにします。

②①にカッテージチーズを加えてください。そして、塩と胡椒で味を調えます。

③餃子の皮に包みます。この時、皮の真ん中に②を置き、周りに水を指でつけて皮を二つに折って皮のふちをフォークでギザギザにすると開きにくくなります。

④細かくカットしたベーコンを少量の油を敷いたフライパンで揚げ、火が通ったらフライパンから取り出します。

⑤④のフライパンで③のピエロギを焼いてください。茹でても美味しいです。

⑥美味しそうな焼き目が付いたらお皿に盛り付け、④の揚げベーコンを振りかけて完成です。

その他筆者おすすめのポーランド料理3選!

家で作ることができる料理もありますが、以下ではポーランドに行ったときにしか味わえない、おすすめの料理を紹介します。

その1:ひつじのチーズ

  • 写真:トラベルライターひつじのチーズ

シンプルにグリルしただけの料理ですが、独特な香りとクランベリーのソースがとってもマッチします。筆者は、クラクフ中央広場のクリスマスマーケットで食べることができましたが、日本ではなかなか手に入らないチーズなので、ポーランドへ行った際には是非食べてみてほしい一品です!

クラクフ中央広場のクリスマスマーケット
ポーランド / 市場・朝市
住所:Rynek Główny, 31-422 Kraków, ポーランド地図で見る

その2:ザピエカンキ

  • 写真:トラベルライターザピエカンキ 看板
  • 写真:トラベルライタースモールサイズ(7ズウォティ~)

フランスパンとコッペパンの間くらいの硬さのパンに、野菜やキノコ、お肉など様々な具材をのせた料理です。「ザピエカンキ レジオナルネ 」は、店内や看板に施された花柄の装飾が、何ともポーランドらしく可愛らしいお店です。

ザピエカンキ レジオナルネ
ポーランド / 洋食・西洋料理
住所:Chmielna 2, Warszawa, ポーランド地図で見る

その3:ヴェデルのホットチョコレート

  • 写真:トラベルライターヴェデル カフェの様子
  • 写真:トラベルライターホットチョコレート

老舗チョコレートメーカーヴェデルのホットチョコレートです。ココアではなく飲むチョコレートで、濃厚なチョコレートが身体を中から温めてくれます。

特にクリスマスのシーズンになると、街中にあるカフェの店内にクリスマスの装飾が施され、より心温まる空間に。極寒の冬の観光の休憩やデザートにおすすめのドリンクです!

ヴェデル チョコレートカフェ
ポーランド / カフェ・喫茶店
住所:Szpitalna 8, 05-800 Warszawa, ポーランド地図で見る
電話:22 827 29 16
Web:https://www.wedelpijalnie.pl/pl

さいごに

今回は、なかなか旅行に行けない際に、お家で海外旅行気分を楽しむ方法を提案する記事を執筆させて頂きました。

お出かけができない時はストレスがたまることもあるかと思いますが、食卓で海外旅行気分を楽しむのも、新しい海外旅行の形だと思います。是非、挑戦してみて下さい!

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