ロシアの国旗の図柄や意味、ロシアの首都について、またロシアの面積や人口と今後の人口予想、そしてスポーツの試合などでたびたび歌われる国歌の成り立ちまで、ロシアの国の基礎知識をくわしく解説します。
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ロシア国旗とその意味
ロシアの国旗は、上から白、青、赤の3色を横に三等分した三色旗です。白は高貴と率直の白ロシア人(ベラルーシ人)、青は名誉と純潔性の小ロシア人(ウクライナ人)、赤は愛と勇気の大ロシア人(民族ロシア人)を表わすとされています。
元々はロシア帝国時代に使われていた国旗ですが、1922年にソヴィエト連邦が成立した際に廃止されました。その後、ソヴィエト連邦が崩壊し、1992年元日にロシア連邦が成立すると、1993年12月11日にはロシア帝国時代の白、青、赤の三色旗が復活し、ロシア国旗に制定されました。
国旗の由来にはいくつかの説があり、ロシア帝国を築いたピョートル大帝が、オランダの国旗を参考にしたという説や、モスクワ大公国の紋章に使用されていた白、青、赤を採用したという説、そしてロシアの守護聖人である生神女マリヤのまとっていたローブの色に由来するという説があります。
ロシアの首都はモスクワ
ロシアの首都はモスクワです。面積は2,511km²で、ロシア連邦国歌統計局によると2018年1月時点での人口は1,250万人。ヨーロッパで最も人口が多い都市です。
Resonance Consultancyが毎年発表している「World's Best Cities Report(世界のベストシティー報告書)」の2020年のリストでは、4位の東京についで、5位にモスクワが選出。この都市ランキングは、主要統計やGoogle、Facebook、Instagramなどのオンライン活動を分析する独自の方法論に基づいており、世界で最も徹底した都市ランキングと言われています。
モスクワには、ロシア建築の傑作である聖ワシリイ大聖堂や、世界最高峰のボリショイ劇場、世界遺産のクレムリンと赤の広場などの歴史ある観光名所が多く存在する一方で、モスクワシティには近代的なガラス張りのビルが多く並びます。
ロシアの面積は17,098,246km²
ロシアの面積は17,098,246km²で、世界で最も大きな国です。日本の面積が377,915km²なので、日本の約45倍もの広さがあります。
ロシアの人口は1億4,573万人
2018年時点の人口は1億4,573万人です。年々増加してはいますが、2020年頃からは人口の減少が予測されています。
ロシアの国歌は「ロシア連邦国歌」
ロシアの国歌の曲名は「ロシア連邦国歌」です。日本における通称は「祖国は我らのために」で、作曲家のアレクサンドル・アレクサンドロフが作曲した「ソビエト連邦国歌」に、同じく「ソビエト連邦国歌」の作詞を手がけたセルゲイ・ミハルコフが、新たに歌詞をつけたものです。2001年1月1日からロシア連邦の国歌に定められました。