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【2020年】ロシア大使館とビザセンターでのビザ申請方法と注意点

取材・写真・文:

神奈川在住
訪問エリア:19ヶ国

2020年1月8日更新

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2019年6月3日からロシア大使館でのビザ申請は完全予約制となりました。このような制度は急な変更が付き物ですが、東京の在日ロシア大使館とロシアビザセンターで申請する際の、2019年最新情報と注意点をまとめました。

この記事の目次表示

ロシアビザを申請するための準備

まずロシアのビザを申請するにあたり、在日ロシア大使館とロシアビザセンターの両方に共通するのは、申請のための必要書類を準備することと、平日の昼間に最低2回は出向かなければいけないことです。

大使館での申請は日数に余裕を持って行えば無料ですが、ビザセンターは代行業者を介すため手数料がかかります。ただし無料だからといって融通の効かない大使館が良いとも言い切れず、慣れない場合はビザセンターの方が無駄がないかもしれません。

ビザ取得のために必要なもの

  • パスポート
  • 旅行会社が発行するバウチャー
  • 電子査証申請書EVA
  • 写真(4.5cm×3.5cm)
  • 手数料(11営業日以内の受け取りか代行業者を利用する場合)

1.有効なパスポートを取得する

まずビザ申請のために最初に用意するのはパスポートです。当たり前ですがこれがないと始まらないので、すでに持っている場合でも有効期限などを確認しておきましょう。残存有効期間はロシア出国時6ヵ月以上必要で、査証欄に1見開き +1ページ(計3ページ)以上の余白があることが条件となっています。

2.バウチャーを取得する

パスポートの次は旅程を決めて、旅行会社が発行するバウチャーを取得します。ツアーに申し込んでいるなら黙っていてももらえますが、個人手配の場合は宿泊予定のホテルから旅行確認書を発行してもらわないといけません。すべての宿泊施設で発行してくれるかは不明なので、予約前によく確認した方が良さそうです。この作業がビザ取得の第一関門になります。

仮の旅程を申請して「空バウチャー」を発行してくれる業者があり、これを利用して渡航する人も多いですが、ちょっとした出来事からトラブルになった実例もあるので(噂ではなく筆者の友人です)、面倒でもきちんとした方法で取得することをおすすめします。

3.電子査証申請書EVAを記入

パスポートとバウチャーが揃ったら、ロシア外務省領事局の専用サイトへアクセスして申請書を記入します。こちらは指示通りに進んでいけばいいだけですが、間違えやすい箇所を挙げるとすれば、最後に「査証申請先と日付」という項目が出てきます。

自身で東京のロシア大使館に出向く場合は「EMBASSY OF THE RUSSIAN FEDERATION IN JAPAN」を選択してください。ここで間違えてロシアビザセンターを選択してしまうと、それだけで大使館では受け付けてくれません。

逆に大使館を選択したのにビザセンターへ行ってしまった場合は、サイトへ入るためのパスワードを告げればその場で修正してもらえます。たとえパスワードを忘れても、もう一度最初から記入し直すだけなので、少々時間はかかりますがこちらも問題ありません。

申請書の記入が終わり間違いがないのを確認したら、提出のためにプリントアウトしておきましょう。

4.写真を用意する

最後に用意するのは証明写真(4.5cm×3.5cm)です。こちらもなかなかのクセモノで、枠ギリギリに大きく写ってないと大使館では受理してもらえないそうです。証明写真機では普通に座るとロシアビザの規定よりも小さく写ってしまうので、ちょうど良い具合に前に出なければならず少々難易度が高いです。

ちなみにビザセンターでは用意した写真が不可だった場合、その場ですぐに撮り直してもらえます。写真は有料ですが1,000円くらいで済むので、再び出向くことを考えたら損はないでしょう。

必要書類を持ってビザ申請に出かける

大使館での申請は予約必須!

必要書類が揃ったらいよいよ申請に入りますが、2019年6月3日より大使館での申請は完全事前予約制になりました。さらに2019年7月1日から手数料がかかる際の支払いには、銀行振り込みやクレジットカード(VISAもしくはMastercard)が義務付けられ、現金払いは不可となったので注意してください。

ロシアビザセンターも要予約

ロシアビザセンターは大使館よりも、かなり柔軟に対応してもらえます。手数料はかかりますが11営業日より前の申請であれば、4,500円で受け付けてもらえるので他社に比べると安いです。こちらも事前予約が必要ですが、空いていればおそらく予約無しでも受け付けてくれると思います(予約優先)。なおロシアビザセンターでは、現金払いが可能です。

注意点はグーグルマップを見ながら向かう場合に、「ロシアビザセンター」という名前で検索すると、別の場所が出てしまう可能性があります。そのため「東京都港区赤坂1‐3‐5 アビタシオンビル7F」と必ず住所を記入するようにしてください。

ロシア入国後の滞在登録について

無事にビザを取って旅立っても、実はこれで終了ではありません。ロシア入国後は7日以上同じエリアに滞在した場合、その管轄のイミグレーションセンターで滞在登録をしなければならず、登録後に発行された証明書を持っていないといけません。

通常は宿泊施設が行うため旅行者は何もする必要がありませんが、こちらもすべての宿泊施設で行ってるわけではないようです。ただたとえ証明書を持っていなくても、申請した場所に泊まっていればトラブルになることはないと思います。

現地で予定が変わった場合は変更先の宿泊施設で登録すればいいようですが、自由旅行をしたい方には少々窮屈かもしれませんね。ただルールがある以上は仕方がないので、エキゾチックなロシアの旅を安全に楽しめるよう心がけてください。

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この記事を書いたトラベルライター

トラベルフォトグラファー
カメラを片手に一人旅をしています。行ったことのある場所を再び訪れても、旅にはふたつとして同じ経験はなく、世界はミラクルの連続です。感動からハプニングまで、様々な出会いの中にたくさんの面白さがあり、出発してから帰るまですべての場所が目的地ですね。

それらを旅好きな仲間達と共有していけたらと思っています。みなさんの旅がHappyでありますように。
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