佐渡観光と言えば朱鷺や佐渡金山を見学したり、おけさ舟体験をするのが有名ですが、自然豊かな島には他にもたくさんの観光名所があります。ちょっと一味違った旅をしたい方、佐渡リピーターの方、こちらを次の目的地にしてみてはいかがでしょうか?
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1.背合バス停
SNSを中心にフォトジェニックなバス停として人気を集めている背合(せなごう)のバス停。白くて真四角の待合所は、海に浮かんでるように見えます。青い海と白の待合所のコントラストが美しく、愛媛県にある「海の見える駅」として有名なJR予讃線の下灘駅に近いものを感じさせるような場所です。
バス停のすぐ裏手にある海へは階段があるので、近くまで行くこともできます。非常に澄んだ透明な海で、この場所で釣りをしている人も見かけました。
2.佐渡の棚田(岩首昇竜棚田)
平成23年に日本で初めて世界農業遺産(GIAHS:ジアス)に認定された佐渡には、複数の棚田があります。棚田の生産活動を行い、棚田保全に努めるために佐渡棚田協議会も設立されています。
中でも佐渡南東の岩首地区にある標高350mを超える山間に広がる岩首昇竜棚田は、急勾配な地形を活かした大小の変形田が、まるで天空に昇る龍のようにつながっていることから、こう呼ばれるようになりました。
この棚田は江戸時代ごろから代々受け継がれているもので、現在は460枚ほどの田んぼから今も毎年収穫されています。棚田の頂上には展望台もあり、谷間に段々と下まで続く棚田とその先に見える海は見るべき最高の絶景です。
棚田へ続く道は、車で住宅の脇の細い道をくねくねと進まなければいけません。傾斜もきつく、すれ違いにはかなり注意が必要ですので注意してください。
また佐渡では、この岩首昇竜棚田で収穫された希少なお米で作られた日本酒「龍のめぐみ」も製造・販売されていたり、小倉千枚田など、佐渡の棚田それぞれで収穫されたお米も販売されています。インターネットでも気軽に購入可能です。ふるさと納税の返礼品にもなっているので検討してみるのもいいですね。
3.姫津大橋
いわゆる観光ガイドなどにはあまり掲載されていないのですが、北西の海岸沿い、昔ながらの雰囲気がある姫津漁港と家々が立ち並ぶ中を抜けると、綺麗なアーチ橋が見えてきます。
夕日とともに美しいアーチ橋の建築美を写真に収めるものおすすめです。
橋を渡れば、荒々しい岩とそれにぶつかる波しぶきが見られるポイントになります。釣り客も多いエリアですが、眺望のために設置された橋だそうです。
4.北沢浮遊選鉱場跡
北沢浮遊選鉱場跡自体は近年では有名となりましたが、その全景を上から見下ろせるスポットはまだまだ知られていません。
鉱場跡の手前で左に上っていき、高校やお寺へと続く道を総源寺の方向へ進むと、ちょうど木々をくり抜いたように開けている場所があります。円形シックナーを真下に見下ろし、選鉱場跡全体を見ることができる場所で、日本海の水平線も望める美しい光景が広がります。
いかがでしたか?
海にも山にも恵まれた自然豊かな島、佐渡。有名な観光地だけでなく、あまり知られていないところにこそ素晴らしい場所がたくさんあります。佐渡へ訪れる際は是非こちらもルートへ加えてみてはいかがでしょうか?