様似町(様似郡)

ユネスコ世界ジオパーク認定!高山植物と大絶景を楽しめるアポイ岳を登ろう【北海道】

取材・写真・文:

東京在住
訪問エリア:25都道府県

2021年8月6日更新

149view

お気に入り

写真:SaoRi

ユネスコ世界ジオパークに加盟している様似町(さまにちょう)。そのジオパークの顔が今回ご紹介する「アポイ岳」です。アポイ岳は標高810mと低標高ではあるものの、高山に匹敵する植物が自生しているほか、南日高の山々や太平洋を一望することができ、低山とは思えないほどの大絶景を楽しむことができます。貴重な高山植物や美しい景色が人気の「アポイ岳」について、詳しくご紹介していきます!

この記事の目次表示

アポイ岳って、どんな山?

アポイ岳は北海道様似郡様似町にある標高810mの山です。

  • 写真:SaoRi

低標高ながらも、山を構成するかんらん岩や海からの風、霧などの影響を受け、高山に匹敵する植物が約80種ほども自生しています。

  • 写真:SaoRi

そのうち固有種は20種近くに及び、ヒダカソウやアポイアズマギクなどの貴重な草花を楽しむことができます。

  • 写真:SaoRi

この特殊な植生や、かんらん岩の露出地などが評価され、2015年にはユネスコ世界ジオパークにも認定。毎年多くの登山客が訪れる人気の山です。

  • 写真:SaoRi

他の日高山脈系の山々と比べるとアポイ岳は気軽にアプローチできるので、登山初心者の方にもオススメですよ♪

アポイ岳に登る前に!コースや登山時間、難易度は?

アポイ岳を登る前に、簡単に登山コースの概要や、所要時間、難易度についてご紹介します!

  • 写真:SaoRi

アポイ岳のコースタイムの平均は、登りが約2時間30分~3時間、下りが約2時間30分といわれています。

  • 写真:SaoRi

休憩小屋がある5合目までは比較的緩やかな登りで、ベンチのある休憩所も多いです。

  • 写真:SaoRi

6合目からは険しさを増して急登が続き、7合目を過ぎると稜線上の馬の背、8合目・9合目で再び急な登りが続いて、山頂です。

  • 写真:SaoRi

難易度は初級ですが、ちょっとした岩場や少しキツい登りなどもあるので、注意して歩いていきましょう!

貴重な高山植物と大絶景が楽しめる!アポイ岳を登ろう

では、さっそくアポイ岳を登っていきましょう!

  • 写真:SaoRi

アポイ岳の登山口は、アポイ岳ジオパークビジターセンターの裏側にあります。

  • 写真:SaoRi

ビジターセンターでは、ヒグマの目撃情報や登山時の注意点など、登る前に知っておくと役立つ情報がたくさん紹介されています。

  • 写真:SaoRi

9時から開館しているので、お時間が合う方はぜひ立ち寄ってみて下さいね♪

アポイ岳ジオパークビジターセンター
様似町(様似郡)
住所:北海道様似郡様似町字平宇479番地の13地図で見る
電話:0146-36-3601
Web:https://www.apoi-geopark.jp/access/visitor_center....

登山口

ビジターセンターから登山口までは徒歩5分ほどでアクセスできます。

  • 写真:SaoRi

ビジターセンターの横に登山者用の駐車場があり、そのお隣にお手洗いもあります。

  • 写真:SaoRi

登山中は、5合目に設置されている携帯トイレのテントブース以外はお手洗いはないので、心配な方は寄っていきましょう!

登山口までは随所に道標が設置されているので、案内に従って進んでいきます。

  • 写真:SaoRi

登山道にはいる手前に無人の入林届出所があるので、そちらで記入を済ませてから入山しましょう!

  • 写真:SaoRi

歩き始めは整った平らな道が続き、1合目の少し手前に小さな川があるので、そこで靴の泥を洗い流します。

  • 写真:SaoRi
  • 写真:SaoRi

アポイ岳の貴重な高山植物を守るために、外来植物の浸入を防ぎましょう!

1~4合目

1合目~4合目までは、比較的緩やかな登りで、ハイキング感覚で歩み進めていけます。

  • 写真:SaoRi

2合目を過ぎた辺りから、少し大きな石がゴロゴロと転がった道や木の根が剥きだしになった道がでてきますが、傾斜はそんなにきつくないのでサクサクと登っていけます。

  • 写真:SaoRi
  • 写真:SaoRi

5合目までは随所に休憩ベンチがあるほか、熊避けの鈴も設置されているので、鳴らしながら歩み進めていくと安心です。

  • 写真:SaoRi
  • 写真:SaoRi

4合目を過ぎ、少し登りが急に感じられてきたら、ほどなくして5合目に到着です!

  • 写真:SaoRi

5合目(休憩小屋&携帯トイレテントブース)

5合目には、レンガ積みの休憩小屋と、その横側に携帯トイレ用のテントブースがあります。

  • 写真:SaoRi
  • 写真:SaoRi
  • 写真:SaoRi

小屋の周辺も開けているので、休憩にピッタリです。

  • 写真:SaoRi

これより先はベンチがある休憩所や避難小屋などもなく、急登が続くのでしっかりと休んでいきましょう。休憩小屋を後にすると、ロープに囲まれた道が続き、傾斜がどんどんきつくなっていきます。

  • 写真:SaoRi

石や岩がゴロゴロとしている道や、木の階段をひたすら登っていきます。

  • 写真:SaoRi

コース内でもひときわ体力を使うところですが、振り返ると太平洋や海岸沿いの美しい景色が見えるので、励ましをもらいながら頑張って登っていきましょう!

次のページを読む

様似町(様似郡)の旅行予約はこちら


この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

この記事を書いたトラベルライター

転勤族ライター
子供の頃から現在に至るまでの生粋の転勤族!転勤の先々でその地ならではの良さを暮らしながら体感し、ディープに発信していきたいと思います!

特に体や足を使ったアクティブな取材が大好きなので、登山や探勝路などで出会った絶景や情報などをお伝えしていければと思います♪
https://www.one-access.work/

【鳥取】場所と見方を知らないと見られない!迫力満点の「江島大橋」を楽しむための方法と撮影場所

テレビCMで「ベタ踏み坂」として登場し、一躍有名になった橋「江島大橋」。見た人々を圧倒させるほどの急勾配な橋ですが、実は普通に見ただけではこの迫力ある姿は拝めま...


【徳島】大秘境を満喫!小歩危・大歩危・祖谷のオススメスポット&楽しみ方8選

「大股で歩いても、小股で歩いても危険」といわれていたことからその地名がついた大歩危(おおぼけ)・小歩危(こぼけ)、そして平家の落人が隠れ住んだと伝えられている祖...


【鳥取県】すなば珈琲に行ったら食べておきたい定番メニュー8選!

2014年に鳥取市内に2店舗同時オープンしたのをきっかけに、現在では鳥取県全域にわたってお店をかまえる「すなば珈琲」。平成28年に鳥取県が行った「鳥取県の観光地...

いつ行く?鳥取砂丘!~鳥取砂丘の季節別楽しみ方&見どころガイド~

一生に一度は行っておきたい鳥取砂丘!「今年こそは行くぞ」と意気込んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか?さて、漠然と「今年こそは」と考えているものの、どの...

揺れないで!飛行機が怖い・苦手な方に試してほしい6つの簡単な対処法

遠方の地に早く向かうのに大変便利な移動手段、飛行機。地上を何時間もかけて移動していた時代が嘘のように、目的地まであっという間に連れていってくれますよね。その便利...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります