あまりの美味しさでご飯がとまらなくなることから「ご飯泥棒」という別名まで持つ「カンジャンケジャン」。今回は、ソウルのファッションタウン東大門からほど近くにあるカンジャンケジャンの名店「アグランコッケラン」をご紹介します。
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カンジャンケジャンとは?
- 出典:www.flickr.comKORAIL_Gangjin_Gun_06 by Republic of Korea
カンジャンケジャンとは、生ワタリガニを醤油ダレに漬け混んで熟成させた料理です。生のワタリガニを使用するので、ワタリガニの新鮮度によって味が左右されます。
後述しますが、甲羅の中ご飯を入れてカニ味噌と混ぜながら食べるのが一般的。その美味しさでご飯が止まらないことから、「ご飯泥棒(パットドゥッ)」とも言われているくらい、人々をとりこにしてしまう一品です。
「アグランコッケラン」について
この「アグランコッケラン」という店名は「あんこうとワタリガニ」という意味。海鮮料理が人気のお店です。民家を改築して作られた、ほのぼのとした雰囲気の外観のお店には、とっても親切でニコニコしている男性の店員がいらっしゃいます。日本語は話せないそうですが、それでも片言の日本語を駆使しながらオーダーの相談に乗ってくれます。
また、メニューには日本語も併記されているので、指差し注文も可能です。
カンジャンケジャンをオーダー!
たくさん運ばれてくるおかずにうっとり!
「カンジャンケジャン」(33,000ウォン、約3,200円)は一人分からオーダー可能。「カニだけでそのお値段!?」と驚いてはいけません。オーダーしてすぐに、店員さんがワゴンで運んできてくれるおかずの量と質に驚きです。
こちらがカートで運ばれてきたおかず。日替わりでおかずの種類は違うようですが、キムチ、ナムル、イカの塩辛、韓国海苔などこの日は7種類のおかずが運ばれてきました。テーブルの上に置かれると色とりどりでとても嬉しくなりますね。
さぁ、おかずを食べよう!と思ったら、チヂミ(こちらはニラをすりつぶして作られたチヂミ)とケランチム(韓国風茶碗蒸し)も運ばれてきて、よりテーブルの上が華やかになりました。
いよいよカンジャンケジャン登場!
カンジャンケジャンが、殻いれの容器と共にワゴンに乗せられて登場。写真は3人前です。
醤油ダレに漬けられて美味しそうに輝いているワタリガニを見て、食欲も一気にアップします。
日本語の「食べ方」ガイドを見ながら食べよう
店員さんが、日本語で書かれた「カンジャンケジャンの食べ方」ガイドを持ってきてくれるので、これに従って食べれば、初めてのカンジャンケジャンも不安なく大満喫できます。
おすすめの食べ方
まずは甲羅の中の味噌をそぎ落とします。端っこの方にも入っているので、奥も見ながらそぎ落としましょう。甲羅の中で、味噌とタレをよく混ぜます。
甲羅の中にご飯(セットについてきます)を投入し、よく混ぜます。
付け合わせのとびこ、かいわれ大根、海苔を乗せて出来上り。みその旨味、タレの旨味、とびこの歯ざわりの良さ、かいわれ大根のちょっとした辛味、海苔の風味の良さ…全てが組み合わさって、口の中がとても幸せな感じになります。
お好みで、最初におかずとして出てきた海苔に巻いて食べるのもいい、とのこと。「ごはん泥棒」の名前の通り、ごはんが止まらなくなります。
残りの部位は吸いながら食べていくのが韓国流!美味しさを残さないように、一生懸命吸って食べてくださいね。
他の海鮮料理もとてもおいしい
アグランコッケランには、カンジャンケジャン以外にも海鮮料理がたくさんあります。お腹に余裕のある人はこちらも楽しんでみてくださいね。
お店には無料Wi-Fiがあります
嬉しいことに、お店では無料でWi-Fiが使えます。食べ終わった後に、次の行き先の確認をネットを使ってできるということも、観光客にとって嬉しいですね。(注:上の写真ではパスワードは消してあります)。
最後に
カンジャンケジャンの名店「アグランコッケラン」をご紹介しました。お昼時には観光客だけでなく、地元の方々でも賑わうお店なので、早めの時間帯に行くことをおすすめします。
※記事内のウォンから円への換算は1ウォン=0.09円で計算しています