スペインの中央に位置する首都マドリードは、主要な観光スポットが、ほぼ徒歩圏内で、とても便利。地下鉄やバスも充実しているので、疲れた場合も安心です。王室ゆかりのスポットから絵画まで、マドリードでの必見!をご紹介します。
この記事の目次表示
【1】スペイン広場(Plaza de Espana)
スペイン広場というとローマが有名ですし、スペインの中でも各地にあるのですが、ここマドリードのスペイン広場が本家本元。王宮の北側、すぐ近くなので立ち寄りやすいスポットです。
広場には、物語『ドン・キホーテ』の主人公、ドン・キホーテとサンチョ・パンサの像が並んでおり、背後の白い座像は作者のミゲル・デ・セルバンテスです。セルバンテスがマドリード近郊の出身であることから、没後300年を記念して造られた広場です。
- スペイン広場(マドリード)
- スペイン / 公園・動植物園 / 広場
- 住所:Plaza de España, 28008 Madrid,Spain地図で見る
【2】マドリード王宮(Palacio Real)
マドリード王宮ともオリエンテ宮殿とも呼ばれている王宮で、かつては、スペイン内戦の戦場ともなった歴史ある王宮です。ネオ・クラシック調の建物で、1764年カルロス3世の時代に建設されました。
現在国王は住んでおらず、公式行事などが催される迎賓館となっています。宮殿内には、約2,800もの部屋があり、豪華絢爛な内装だということです。一般に見学開放されていますので、興味のある方は公式サイトでご確認ください。
【3】アルムデナ大聖堂(Catedral de la Almudena)
王宮に隣接するのが、大司教区の守護聖母をまつるアルムデナ大聖堂。16世紀から始まったカトリックの大聖堂建設計画でしたが、内戦などの影響で工事が遅れ、完成したのは着工から110年後、1993年のことでした。美しい佇まいの大聖堂ですが、内部の装飾は控えめな印象のゴシック様式です。2004年にはフェリペ6世が挙式を行ったことでも有名です。
- アルムデナ大聖堂
- スペイン / 社寺・教会 / 教会
- 住所:Calle Bailén, 10 28013 Madrid,Spain地図で見る
- 電話:91-542-2200
- Web:http://www.catedraldelaalmudena.es
【4】オリエンテ広場(Plaza de Oriente Square)
王宮の東側にあることからオリエンテ(東)広場と呼ばれるスポット。ナポレオンの兄のスペイン王ホセ1世が中世以来の住宅を一掃させて、建設を命じた広場です。カスティーリャ王国の王たちの像が建っている美しい広場です。
【5】サン・ミゲル市場(Mercado de San Miguel)
マドリード市民の台所サン・ミゲル市場。市場とはいっても、観光客がフードコート感覚で気軽に立ち寄れることから、人気のスポットです。スペイン名物タパスをはじめ、寿司やコロッケなど、豊富に揃っているので、イートインコーナーで食べるもよし、テイクアウトして、公園で食べるのも楽しいですね。
- サン・ミゲル市場
- スペイン / 市場・朝市
- 住所:Plaza de San Miguel, 3, 28005 Madrid, スペイン地図で見る
- Web:http://www.mercadodesanmiguel.es/
【6】マヨール広場(Plaza Mayor)
1619年に建設され、3度の火災を経て、現在の姿になっています。4階建の建物で囲まれた長方形の広場は、市民の憩いの場で、散策を楽しむ人が絶えません。しかしかつては、祭りや闘牛、さらには、宗教裁判による処刑までも行われていた歴史があります。中央に創建者フェリペ3世の騎馬像が置かれています。
- マヨール広場(マドリード)
- スペイン / 公園・動植物園 / 広場
- 住所:Plaza Mayor, 28012 Madrid,Spain地図で見る
【7】ソフィア王妃美術館(Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía)
こちらでは、スペインが誇る天才画家、パブロ・ピカソとサルバトール・ダリの代表作が見られます。時間がない場合でも、ピカソの『ゲルニカ』だけは、見て頂きたい有名な絵画です。スペイン内戦時に空爆された街ゲルニカをテーマに描いた絵は、黒白灰色だけの抑えた色調ながら、ピカソの反戦の意思がダイレクトに伝わってきて、そのパワーに圧倒されます。
万博で発表したのちも防弾ガラスで覆うなど、迫害から守られてきました。壁一面にもなる大きさであることから、各国に貸し出し不可のため、ここでしか見られない貴重な絵画です。
- ソフィア王妃芸術センター
- スペイン / 博物館・美術館 / 美術館
- 住所:Calle Santa Isabel, 52 28012 Madrid,Spain地図で見る
- 電話:91 774 1000
- Web:https://www.museoreinasofia.es/
【8】プエルタ・デル・ソル/マドリッド自治政府庁(Puerta Del Sol)
マドリード自治州政府庁に面する半円形の広場プエルタ・デル・ソルは、「太陽の門」を意味します。15世紀当時は城壁があり、太陽の彫刻の門があったことから名付けられました。
放射線状に延びる国道の基点となる場所なので、0km地点を示すプレートや、マドリードのシンボルの「熊とマドローニョの木」の像もあります。毎年12月31日には、この時計の下に人々が集い、新年を告げる鐘の音が鳴り響く中、12粒のブドウを食べるのが伝統的な行事だそうです。
- プエルタ・デル・ソル
- スペイン / 公園・動植物園 / 広場
- 住所:Plaza Puerta del Sol, 28013 Madrid,Spain地図で見る
【9】シベレス広場(Plaza de Cibeles)
広場の中央にシベレス噴水があり、その周囲はシベレス宮殿、スペイン銀行、カサ・デ・アメリカ(文化センター)に囲まれています。シベレス噴水は、18世紀にカルロス3世が造らせたものです。噴水には、ギリシャ神話の大地の神・キュベレがライオンの引く2頭立て馬車に乗る彫刻がありますが、キュベレのスペイン語読みがシベレスです。
スペインのサッカーチーム・レアルマドリードが勝つと、この広場にサポーターが集まり、お祭り騒ぎをすることでも有名です。
【10】プラド美術館(Museo Nacional del Prado)
世界3大美術館の1つでもあるプラド美術館。スペイン王家の人々がコレクションした絵画や彫刻というだけあって、美術館の所蔵作品は、絵画8,600点、彫刻700点以上にも及びます。
展示されているのは、膨大な所蔵品のごく一部だそうですが、事前予習は必須です。ルーベンスの『三美神』、ゴヤの『裸のマハ』、ベラスケスの『宮廷の侍女たち』と、名前を挙げたらキリがないほどの大作ぞろいです。
【11】サン・ヘロニモ・エル・レアル教会(San Jerónimo el Real)
プラド美術館の出口からすぐそばに建つ美しい教会が、サン・ヘロニモ・エル・レアル教会。15世紀に建てられた、マドリード唯一のゴシック様式の教会で、最古の宗教建造物です。
過去にはスペイン国王の戴冠式も行われた教会で、日本の天正時代の遣欧少年使節団がスペイン国王フェリペ2世に謁見した場所でもあります。
- サン・ヘロニモ・エル・レアル教会
- スペイン / 社寺・教会 / 教会
- 住所:Calle Moreto 4 28014 Madrid,Spain地図で見る
- 電話:91 420 30 78
- Web:https://www.parroquiasanjeronimoelreal.es/