古都好き必見！奇跡の街トレド半日観光【スペイン】

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• トレドの魅力
• ミラドール・デル・バジェ展望台（Mirador del Valle）
• アルカサル（Alcázar de Toledo）
• サントトメ教会（Iglesia de Santo Tome）
• トレド大聖堂／カテドラル（Santa Iglesia Catedral Primada de Toledo）
• 象嵌細工のお店「Cosas De...」
• マドリッドからトレドへ

トレドの魅力

• 写真：Olive左手からエレベーターで旧市街地へ

「スペインに一日しかいないならトレドへ行け」と言われるこの地は、中世の佇まいを残す奇跡の街とされています。1561年マドリッドに首都が移されるまで、数々の支配者に統治されてきたトレド。キリスト、イスラム、ユダヤの3つの民族が混在し、独自の文化が育まれた、スペインの歴史を語るうえで重要な場所です。街の三方向をタホ川が囲むように流れ、岩山に築かれた天然の要塞都市としても有名です。

• 写真：Olive

曲がりくねった石畳の小路が連なる街は、迷子になりそうな、いえ、いつまでも迷っていたいような不思議な魅力にあふれています。

ミラドール・デル・バジェ展望台（Mirador del Valle）

• 写真：Olive

タホ川を挟んだ向かい側の山から、トレド全景を望むことができます。この展望台からの景色はトレド観光1番の必見スポットですが、徒歩ではかなりきついので、トレド駅から出ている観光バスかタクシーで行かれることをお勧めします。街のソコドベール広場から出ているソコトレン（zocotren）という列車型のミニバスに乗って行くことも可能です。

ここから見える景色は、タホ川を利用した自然の要塞であることが一目で確認できます。

アルカサル（Alcázar de Toledo）

• 写真：Olive

街の中央にそびえる巨大な建物がアルカサル。古代ローマ時代、ウマイヤ朝、中世カスティーリャ王国の時代に要塞としても機能した宮殿で、現在は軍事博物館となっています。スペイン王国の繁栄を物語る多数のコレクションが展示されています。

サントトメ教会（Iglesia de Santo Tome）

• 写真：Olive

ムデハル様式の塔が美しいこじんまりとした教会で、16世紀の画家エル・グレコの傑作『オルガス伯爵の埋葬』が展示されている教会です。この絵を見るために、世界中から観光客が押し寄せるといっても過言ではないほど、人気のスポットです。

トレド大聖堂／カテドラル（Santa Iglesia Catedral Primada de Toledo）

• 写真：Olive

高さ90mもの鐘楼をそなえたトレド大聖堂（カテドラル）は、イスラム支配時代のモスク跡に建てられ、スペインカトリックの総本山となっています。建設に3世紀もの時間がかかったことで、ゴシック様式の歴史がすべて見られる貴重な建物です。ゴシック建築三大カテドラルの1つとされています。

• 写真：Olive金箔まで貼られた豪華な聖書
• 写真：Olive王冠の装飾にはあらゆる宝石が

また、トレド大聖堂（カテドラル）には、エル・グレコの『聖衣剥奪』やゴヤの『キリストの逮捕』をはじめとする多くのコレクションがあります。宝石を散りばめられた王冠や美しすぎる聖書など、かつての繁栄の名残が感じられます。

象嵌細工のお店「Cosas De...」

• 写真：Oliveとてつもない重さです（写真は「Cosas De...」の店内）

トレドの街歩きでは、ぜひ象嵌（ぞうがん）細工のお店をのぞいてみてください。トレドは武具や刀剣の産地としても有名です。鉄や真鍮などの素材に金や銀などの異素材を一つ一つ叩いてはめ込んだ作品は見事な芸術品です。

お店の方に了承が得られれば、本物の剣を持たせてもらうのも良い思い出になります。中世の人は、こんな重い剣を振り回していたの？！と驚くほどの重さです。

マドリッドからトレドへ

• 写真：Oliveとても快適なスペイン国鉄renfe

マドリッドから半日観光の場合、時間を節約したいので、バスよりもスペイン国鉄（RENFE）の高速列車がお勧めです。マドリッドからトレドまでの平均所要時間は最短のルートであれば、33分。マドリッドのアト－チャ（Madrid atocha）駅から1日平均8便運行しています。始発は朝6時台で、終電時刻は21時頃まであるので、半日および1日観光も可能です。