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【4】DAY IN, DAY OUT @ Martin Place(マーティン・プレイス)
シドニーCBDにある1 Bligh Streetというオフィスビルのエントランスにあるのが、彫刻家James Angusによる「DAY IN, DAY OUT(デイ・イン、デイ・アウト)」です。
この辺りはシドニーでも有数の金融街で、オフィスが立ち並ぶエリアです。突如として現れるカラフルでポップな彫刻と、無機質なビルとのコントラストを感じます。入り口の大きく湾曲階段が、まるで彫刻のためのステージのようです。
昼休みになるとビシッとスーツを着たビジネスマンが階段に座って、コーヒーを飲んだりランチしているのを見かけます。とてもカジュアルでオフィス街らしくない様が、いかにもシドニーらしくていいですね。
因みにこの1 Bligh Streetというタワー内部も一見の価値アリです。オフィスビルなので上階には上がれませんが、1Fのロビーでしたらカフェもあるので入るのは自由。高く続く吹き抜けの近未来感がスゴイです。

- デイ・イン、デイ・アウト
- シドニー / その他スポット
- 住所:1 Bligh Street, Bligh Street, Sydney NSW 2000地図で見る
【5】THE DISTANCE OF YOUR HEART @ Bridge Street(ブリッジ・ストリート)
「THE DISTANCE OF YOUR HEART(ザ・ディスタンス・オブ・ユア・ハート)」は、イギリス人彫刻家Tracey Eminによる小鳥の彫刻です。Martin PlaceとCircular Quay(サーキュラー・キー)の間、Bridge Street(ブリッジ・ストリート)沿いある建物の上や信号機、バス停の屋根など、歩道に沿って全部で67個の小さな手の平サイズの小鳥が点在しています。
こちらのMacquarie Place Park(マッコーリー・プレイス・パーク)にある銅像も、よく見ると足元に小鳥が。
公園内にあるベンチの下にも、よく見ると数羽の小鳥が。
記念碑的な圧倒されるものよりは、誰かがそれを見つけてちょっと足を止める、控えめで人に寄り添うような作品を目指したそうです。67個の彫刻のうち、あなたはどれだけ見付けられるでしょうか。是非宝探し感覚で探してみませんか。

- ディスタンス・オブ・ユア・ハート
- シドニー / その他スポット
- 住所:36 Bridge St, Sydney NSW 2000地図で見る
【6】STILL LIFE WITH STONES @ Walsh Bay(ウォルシュ・ベイ)
以前ご紹介したハーバーブリッジを臨むベイエリア「Walsh Bay(ウォルシュ・ベイ)」にあるのが、Jimmie Durhamによるインスタレーション「STILL LIFE WITH STONES(スティル・ライフ・ウィズ・ストーンズ)」です。Hickson Road(ヒクソン・ロード)沿いを歩いていると、ランナバウト中央に岩に潰された真っ赤な車が鎮座しています。
これは元々2004年のシドニー・ビエンナーレのために制作された作品で、実際にオペラハウスの前でクレーンに吊るされた石にペイントを施した後、観客の目の前で車の上にその石を落とすというパフォーマンスが行われました。2006年からここウォルシュ・ベイのランナバウトに恒久的に設置されています。
またランナバウトに向かう道路の前後には「ARTWORK AHEAD」という道路標識がありますが、実はこちらもオーストラリア人アーティストRichard Tippingの作品で、車の作品にフォーカスさせるための仕掛けだそうです。見過ごしてしまいそうですが、こちらも是非チェックしてみてください。

- スティル・ライフ・ウィズ・ストーンズ
- シドニー / その他スポット
- 住所:Hickson Rd, Dawes Point NSW 2000地図で見る
【7】IN BETWEEN TWO WORLDS @ Hay Market(ヘイ・マーケット)
チャイナタウンのあるHay Market(ヘイ・マーケット)では、毎週金曜日になると活気のあるナイト・マーケットが開催されています。様々な露店が並ぶ活気あるナイト・マーケットですが、その外れに怪しい輝きを放つ路地があります。それがアーティストJason Wingによる「IN BETWEEN TWO WORLDS(イン・ビトゥイーン・トゥ・ワールズ)」です。
古びた路地の再開発の一環で施されたこちらのアートワーク。作品のあるKinber Lane(キンバー・レーン)は搬入経路として使われている薄暗い路地ですが、夜になるとブルーにライトアップされ、壁や床に描かれた雲が怪しく浮かび上がります。
繁栄を象徴する「雲」をモチーフに、第3の目を持つ精霊が天と地を行き来する、という中国とアボリジニの文化や精神をテーマにした作品です。今ではチャイナタウンのエリアで最も撮影される人気スポットになりました。
チャイナタウンはそこまで治安が悪いエリアではありませんが、この通り自体の人通はあまり多くなく薄暗いので、夜の写真撮影の際は貴重品などに気を付けて下さい。

- イン・ビトゥイーン・トゥ・ワールズ
- シドニー / その他スポット
- 住所:Kimber Ln, Haymarket NSW 2000地図で見る