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【シドニー】車庫を改装したレストラン・バー「ライリー・ストリート・ガレージ」

取材・写真・文:

オーストラリア在住
訪問エリア:28ヶ国

2021年5月17日更新

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写真:Mayumi Iwasaki

シドニーのシティからも徒歩圏内にある隠れ家レストラン「ライリー・ストリート・ガレージ」。古いガレージを改装したインダストリアルかつ落ち着いた店内で、名物のポークナックルをはじめとする美味しいお料理と豊富なお酒が楽しめる、地元でも人気のレストランです。

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古いガレージを改装した「ライリー・ストリート・ガレージ」

  • 写真:Mayumi Iwasaki

シドニーCBD(中央ビジネス区域)からも徒歩圏内、ハイドパークやセント・メアリー大聖堂の近くにある「Riley Street Garage(ライリー・ストリート・ガレージ)」は、ニューヨークで注目のエリア「ミート・パッキング・ディストリクト(MPD)」をイメージしたレストランです。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

アール・デコ調のレトロモダンな佇まいの建物は、1930年代にレンタカー会社のガレージだったもの。レンガで縁取られた美しいシンメトリーのエントランスには、両脇に当時のガレージの入り口を彷彿とさせる大きな窓が並んでいます。

インダストリアルでムードのあるインテリア

  • 写真:Mayumi Iwasaki

当時のガレージの雰囲気を残す大空間は、少し薄暗くて大人な雰囲気。真鍮製の大きなバーカウンターの中央にある棚には、膨大な量のウイスキーやスピリッツがズラリと並んでいます。カウンター席で飲みながら料理をつまんだり、テーブル席でゆっくりお食事ができるレストラン&バーです。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

味のあるレンガの壁にスチールフレームの窓、革張りのソファにオレンジに光る照明など、元ガレージならではインダストリアルな空間でありつつも、どこか落ち着いたラウンジのような雰囲気も漂います。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

店内には1930年代当時の様子がわかる写真も飾られています。

ハッピーアワーはオイスターとワインで乾杯

Australian Wine List」で入賞歴もあるワインリストには、常に100種類以上のワインを用意。ウイスキーやスピリッツも80種類以上あり、個性的なカクテルも楽しめます。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

水〜金曜日5:00pm~6:00pmのハッピー・アワーには、ビールが$5.00(¥420)、グラスワインやスパークリングが$8.00(¥680)になるので、敢えてこの時間帯を狙って訪れたいですね。

  • 写真:Mayumi Iwasakiハッピーアワーにはビールは$5.00(¥420)ワインは$8.00(¥680)に。

同じ時間帯にはオーストラリア名物「Sydney Rock Oyster(シドニー・ロック・オイスター)」が、1つ$2.50(¥212)になるというサービスも。ワインとオイスターが通常の半額になるので、本格的なお食事の前のスターターとしてかなりオススメです。

  • 写真:Mayumi Iwasakiシドニー・ロック・オイスター($2.50 / ¥212)

ソースの味は全部で3種類。レモンを絞ってシンプルにオイスターの美味しさを味わう「Natural」もいいですし、人気の「Smoky Soy Truffle(トリュフ風味の醤油ソース)」や酸味のある「Mignonette(ミニョネット)」捨てがたいので、是非複数のソースをオーダーして食べ比べてみて。

絶対に外せないボリューム満点「ポークナックル」

  • 写真:Mayumi IwasakiCrispy pork knuckle, soy seeded mustard, pickled apple($51.00 / ¥4,300)

このお店で筆者1番のオススメが、豚のモモ肉をじっくりローストした「Pork Knuckle(ポーク・ナックル)」。元々ドイツ料理のポーク・ナックルを、マスタード風味のたまり醤油で味付けしています。因みにたまり醤油は、オーストラリアでは「TAMARI」としてスーパーに普通に並ぶほどメジャーな存在です。

  • 写真:Mayumi Iwasaki
  • 写真:Mayumi Iwasaki

じっくり時間をかけてローストされたポーク・ナックルは、外側がカリカリ、中の身は柔らかくてホロホロ、とてもジューシー。マスタードの酸味とたまり醤油の甘辛さのバランスが絶妙で、カリカリで香ばしい皮だけでも贅沢なおつまみになります。

  • 写真:Mayumi IwasakiDashi & truffled mash potatoes($9.00 / ¥765)

お肉の付け合わせには、トリュフ風味のマッシュポテトを。クリーミーで濃厚なマッシュポテトにはトリュフが練り込まれ、口に入れた瞬間ふんわりと鼻に抜ける香りにうっとり。筆者が初めて食べた際に感動した逸品は、ポーク・ナックルのサイドにはマストです。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

ポーク・ナックルなどのガッツリ系もありますが、実は柚子や味噌、わさびや鰹出汁など、和食にインスパイアされたメニューが揃っています。

  • 写真:Mayumi Iwasaki
  • 写真:Mayumi Iwasaki

和の要素が散りばめられた個性的なフュージョン料理は、盛り付けも美しく繊細な味わいですよ。

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この記事を書いたトラベルライター

シドニー在住 / 建築好きフォトグラファー&ライター
東京生まれ、子供時代をメキシコやイギリスで過ごした後、現在は都市と自然が隣接するマルチカルチュラルな街、オーストラリア・シドニー在住。
元「建築士&インテリアデザイナー」で、現在は「フォトグラファー&ライター」のmayumiです。

旅が大好きで、訪れた国は北米やアジア、ヨーロッパなど合わせて28ヶ国60都市以上。

専門のインテリアや建築、アートなど、デザインインスピレーションを刺激するものを始め、在住者だからこそお伝えできるシドニーのライフスタイル、美味しいもの、素敵なお店やフォトジェニックな風景などをご紹介します。
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