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【鳥取・境港】夕凪の湯「御宿 野乃」- 機能的かつとてもサービスのよい温泉ホテル

取材・写真・文:

Madam Satoko
タイ在住

2021年11月1日更新

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写真:Madam Satoko

山陰地方のごくごく田舎町、有名なのはゲゲゲの鬼太郎とその作者である水木しげるさん、天然の良港に恵まれ日本海側でも有数の漁港、というのが鳥取県境港市のざっくり紹介でしょうか。これだけだと「んー、中々ご縁がなさそうだわー」と言われてしまいそうですが、今回は、泊まりに行くだけでもいろいろ楽しめる駅前ホテル・夕凪の湯「御宿 野乃」をご紹介します。

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境港、その独特の魅力

ローカル線の旅、心地のいいホテルと温泉、船着き場の散歩。何はなくともなんとなく楽しめます。

1時間に1本、2車両でごとごと走るJR境線で行ってみよう

境港までは電車や自動車などいろいろ交通手段がありますが、私が訪れた際は大阪なんば—>米子行き高速バスという経路を利用。大阪からは2時間半ほどでJR米子駅へ到着し、米子駅からは「境線」という、20km弱ほぼ一直線で、1時間に1本の2車両電車へ乗車。日本の自然豊かな風景を眺めつつ、ごとごとと進みます。

線路がほぼまっすぐの境線ですが、途中ちょっとカーブするところにあるのが米子鬼太郎空港です。(空港を過ぎれば、線路はまた一直線に戻ります)。航空自衛隊の美保飛行場が民間と共用している空港で、線路のカーブは空港の拡張に伴い現在の形になったそうです。

のどかな田舎町という風情の境港ですが、短くとも鉄道が引いてあることから物流の要所であること、基地設営から日本海側の国防拠点であること、陸上輸送および空路の重要拠点という地勢であること、いろんな面が思い浮かびます。

境港の有名人が到着客をお出迎え

到着するのはJR境港駅。境線の終点で、駅舎は港町らしく灯台を模しています。

  • 写真:Madam Satoko

そして境港の有名人達(笑)、妖怪の皆さんがそこらじゅうで到着を歓迎してくれます。

  • 写真:Madam Satoko

執筆中の水木しげる先生と鬼太郎&ねずみ男、駅に背を向けた格好で、到着客は放置プレイの鬼太郎です。ガイドマップの上には死神なども登場。外部から来た人が最初に見る看板で死神が歓迎ってどうよ(笑)と突っ込みながら名所チェック。

  • 写真:Madam Satoko

そして一番驚くのが目玉おやじの街燈。これ、、、鬼太郎を知らない外国人が見たらちょっとぎょっとしちゃいますね。

  • 写真:Madam Satoko

こんな最初から見どころ(つっこみ所?)満載の駅を出て、50m先にあるのが「御宿 野乃」。なんと貧乏神がホテルの真ん前に鎮座しています。有名ですが中々お目に掛かれない(かかりたくない?)お方ですね。

  • 写真:Madam Satoko

館内はすべて畳マット敷!機能的で快適に過ごせる「御宿 野乃」

  • 写真:Madam Satoko

数寄屋造り風のホテルの入り口を入ると、広々としたホールが。建物自体はビルですが、和風旅館の情緒を損なっていません。落ち着いた空間が広がり、快適な滞在を予想させます。

  • 写真:Madam Satoko

ビジネスホテルとしてのコストパフォーマンスも◎

駅前所在、交通や物流の要点地、という事で本来のビジネスホテルとしていろいろ見てみましょう。情緒はそれはそれとして、機能やコストパフォーマンスも見せどころです。

ドアを開けると右手にクローゼットと洗面台、左手にトイレとシャワーブースが別々になった水回りがあり、コンパクトに設計されながらもキチキチした狭いな感はゼロ。ビジネスホテルの中でもかなり上位に来る使い勝手の良さと機能性の高さを実感します。

洗面台の水道水は磁気活性水、飲料水としてパナジウム入りのペットボトルが冷蔵庫に、コーヒー緑茶、洗顔アメニティー、湯沸かし器、ヘアドライヤー、快適な滞在の陰の立役者たちが非常に充実しています。畳マットに低めベッドでお部屋の広々感も◎。

  • 写真:Madam Satoko

最上階には露天風呂付温泉!着脱しやすい部屋着も着心地満点

次の楽しみは館内の最上階には露天風呂付温泉です。温泉といえば浴衣ですが、こちらではゴムウエストのパンツにずぼっとかぶれる上着の作務衣風で用意があります。脱ぎ着がしやすく見た目もかわいくもちろん着心地も満点。腕に提げているカゴはお部屋に備え付けの温泉セット入れです。準備万全で温泉へゴー、どこまでも顧客満足度を追求しているホテルです。

  • 写真:Madam Satoko

温泉の中はもちろんカメラ不可で写真は撮れませんでしたが、境港唯一の高層ビルの屋上から見る夜景は絶景。ビジネスホテルというのをすっかり忘れてしまいます。

天然の良港・境港を散策しよう

時間があれば、ホテルの周りを散策してみるのもおすすめ。ホテルは港の中にあり、裏手には漁船が何気なく停泊しています。それはもう本当に、自転車や車を駐車するのと同じ雰囲気で気軽に日常の風景として在り、ああ港町なんだなあというのを実感します。中海と美保湾をつなぐ細い水道がちょうど天然の波止場かつ停泊に最適のようです。

  • 写真:Madam Satoko

ホテルの近くには無料の足湯があります。その名も「妖怪たちの足湯」。

  • 写真:Madam Satoko

妖怪ではないので恐縮しつつ席を頂き(笑)、散歩した足を浸してちょっと休憩。せわしない毎日から抜け出てゆったりとした時間の流れを体感出来ます。

妖怪たちの足湯
鳥取 / 足湯・手湯
住所:鳥取県境港市大正町216 妖怪たちの足湯地図で見る
電話:0859-44-5489

4泊5日でも全メニュー制覇できなかったほどのメニューの多彩さ

  • 写真:Madam Satoko

このホテルは朝食もすごく充実しています。こちらの朝食、日本海の海の幸と大山の山の幸がずらりと並びその数、、、数えきれません!いくらやトロなども並び朝から豪華漁師丼だって好きなだけ食べられるバイキング方式です!テーマを決めて一口ずついろいろ食べてみましたが、4泊5日滞在しながらも、メニュー全部を制覇できなかったほどの豊富さです。

実際にいただいてきた朝食を写真にてご紹介しましょう。

  • 小鉢8種類、漁師丼、野山の趣焼き、具だくさんけんちん汁、漬物5種
  • 写真:Madam Satoko
  • 洋食系メニュー
  • 写真:Madam Satoko
  • ドリンク系メニュー
  • 写真:Madam Satoko

他多数。

日本海側有数の良港である境港、お仕事でも海の幸を求めてでも、このホテルなら旅がもっと楽しく快適になりますよ!

「天然温泉 境港 夕凪の湯 御宿野乃」基本情報

住所

〒684-0004 鳥取県境港市大正町216番地

電話

0859-44-5489

メール

inn-sakaiminato@dormy-hotels.com

公式サイト

http://www.hotespa.net/hotels/sakaiminato/

天然温泉 境港 夕凪の湯 御宿 野乃(ドーミーインチェーン)
鳥取 / ホテル / 温泉旅館 / 日帰り温泉
4.5 (1,116件の口コミ)
料金(目安):6,395円〜24,230円
宿泊時間:15:00〜11:00
住所:鳥取県境港市大正町216番地地図で見る

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