20世紀を代表する未確認動物として、世界中に名を知られる「ネッシー」。近年のネッシー目撃情報は激減し幻ともいわれていたなか、2017年は監視団体が公式に認めた目撃情報だけでも9件!なんと21世紀で目撃された数が最多とニュースにも取り上げられるほど、今改めて「ネッシー」の存在が話題になっているんです!また、スコットランド・ハイランド地方に位置するネス湖のそばには、古城「アーカート城」が佇んでおり、ネス湖を見下ろすことができます。ぜひ、自らの目でネッシーを探しに出掛けてみてはいかがでしょうか?
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未確認動物「ネッシー」が生息する!?ネス湖
20世紀最大級の謎として世界中で語られてきた「ネッシー」が生息するとされる「ネス湖」は、スコットランド北部のハイランド地方にあります。英国でも最大の淡水湖として知られるネス湖は、長さ約35km、幅約2km、水深は最大で約230mある非常に細長い形をした湖です。
ネス湖を見下ろす岬に佇む古城「アーカート城」
スコットランド・ハイランド地方のネス湖そばにあるアーカート城 (Urquhart Castle)は、ハイランド地方唯一の都市であるインヴァネスから南西に21kmのところに位置しています。
その名の由来は、7世紀の語形「エアチャーダン(Airdchartdan)」に由来するといわれており、ゲール語の「air(そば)」と、古ウェールズ語の「cardden (木や茂み)」から名付けられたとされています。
スコットランド独立戦争の舞台ともなった「アーカート城」の歴史
ネス湖のすぐそばにある突出した岬に佇む、古城「アーカート城」の歴史は、13世紀の創設からはじまり、14世紀にはスコットランド独立戦争の舞台としてイングランド軍を破ったあとも何度も襲撃を受けます。
そして、王城として城守が置かれたあとも襲撃を受けるなど争いは続き、遂に1692年ジャコバイト軍の手に落ちるのを阻止するために部分的に爆破され、廃城と化したのです。
その後、20世紀になるとスコットランド・ハイランド州の管理下に置かれるとともに市民に公開されるようになり、現在ではスコットランドで最も観光客が訪れる城としても知られています。
「アーカート城」が誇る、歴史を感じられる様々な見所
1番の見所はなんといっても「グラントタワー」
1509年以降、グラント一族が築いたことから名付けられた「グラントタワー」は、一族の住居として5階建てに建てられており、入り口は2階部分にある大広間に通じています。なお、南側の壁の大部分が崩れ落ちているのは、1715年の大嵐による被害だそう。
跳ね橋が架かっていた石橋
過去には襲撃から守るため、石橋を中ほどであえて途切れさせ、跳ね橋が架かっていたものが現在は固定式の石橋が架けられています。
映画で使用された「投石器」セット
この投石器は、映画で使用されたセットがそのまま残されたものですが、実際1296年にイングランドのエドワード1世によってアーカート城が破壊されたときには投石器が使用されました。
その他、実際に使用されていた牢屋なども見ることができます。
ネス湖を眺めながらの散策でネッシー発見?!
ネス湖を見下ろせる場所に佇むアーカート城だからこそ、歴史を感じるのはもちろん、ネス湖を眺めながらゆったりと散策するのがおすすめです◎
「あれ?!ネッシー発見かも?!」なんてことが起こるかも?!
「全然ネッシーじゃないね…」なんてことも…。これをネッシーに見間違えるのは筆者だけかもしれませんが…。
まとめ
20世紀を代表する未確認動物であるネッシーの目撃情報が21世紀最多にのぼり、再度注目を集めるネス湖を訪れるのなら、スコットランド独立戦争の舞台ともなったアーカート城は外せません!
2002年に新設されたビジネスセンターで、入場料7.50ポンド(日本円で約1,200円)を支払ったら、いざアーカート城で歴史を感じながら、世紀を越えて謎めくネッシーを探す冒険のはじまりです!
- アーカート城
- イギリス / 遺跡・史跡
- 住所:Drumnadrochit, Inverness, Inverness-shire IV63 6XJ scotland地図で見る
- Web:https://www.historicenvironment.scot/visit-a-place...