スコッチウイスキーの本場であるスコットランド。首都エディンバラには、スコッチウイスキーを丸ごと体験することのできるテーマパーク「スコッチウイスキー・エクスペリエンス」があります。大人も子供も楽しめる、魅惑のウイスキー体験はいかがでしょうか?
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スコッチウイスキーの本場・スコットランド
「スコッチ」とは「スコットランドの」という意味。首都エディンバラについては、こちらの記事に詳しくまとめられていますので、ぜひご覧ください。このエディンバラにある「スコッチウイスキー・エクスペリエンス」は、ウイスキーの歴史や製造方法、ウイスキーを飲むのが楽しくなるような豆知識等を知ることができるテーマパークとなっています。
以下より、スコッチウイスキー・エクスペリエンスで体験できるツアーについて紹介します。
いざウイスキーの奥深い世界へ!
ザ・イギリス!感が溢れるこちらの建物が、スコッチウイスキー・エクスペリエンスです。エディンバラ城の近くにある施設ですので、立地も抜群です。
館内に入場したら、まずは樽型の乗り物へ乗り込み、スコッチウイスキーの製造工程を学ぶ旅へ出発します!入口でオーディオガイドをもらうのをくれぐれもお忘れなく(日本語もあります)。
樽に乗って、まるで別世界に迷い込んだかのような空間をひと巡り。遊園地のアトラクションのような乗り物ですので、大人だけでなく子供も十分楽しめますよ。
さて、楽しく製造工程を学んだところで、次は座学コーナーへと向かいます。
スコッチウイスキーの種類
スコッチウイスキーの産地は、ハイランド、スペイサイド、アイラ、ローランド、キャンベルタウンと、大きく5つのエリアに分けられます。地域によって自然条件や使う樽が異なるので、味わいや色香が全く違うウイスキーが出来上がります。
座学の前にもらうこちらの紙は、指でこすると、上記5つのエリアそれぞれのウイスキーの香りがするというもの。スモーキーなものもあれば、フルーティーなものもあり、とても興味深いです。
「天使の取り分」とは?
ウイスキーの種類について学んだところで、今度は薄暗い部屋へと場所を移します。この部屋では、プロジェクションマッピングを使用して、ウイスキーの熟成工程について学びます。
ここで出てくるのが、「The angels' share(天使の取り分)」という言葉。ウイスキーは、樽で熟成している間に毎年2~4%くらいずつ水分やアルコール分が蒸発し、樽から出て行ってしまうのです。
せっかく作ったのにもったいない…と思われるかもしれませんが、ウイスキー独特の味わいと香りを生むには、この熟成という工程がとても大事。そこで、「天使に飲ませてあげている分、お返しとして美味しいウイスキーをもらえているんだ」と考え、樽から減った分のウイスキーを「天使の取り分」と呼んでいるとのことです。
なんと、25年物のウイスキーとなると、当初の60%しか残らないそうですよ。熟成が進んだ年代物が高価な理由は、ココにあるんですね。