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イギリス北部の魅力が溢れる港町、ウィットビーで訪れたいスポット5選

取材・写真・文:

千葉在住

2017年7月11日更新

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広大な北海に古い港町。そして、高台に佇む聖メアリ教会と廃墟のウィットビー修道院。その寒々しい情景から生まれたホラー小説『吸血鬼ドラキュラ』では、ドラキュラ伯爵が船で漂流し流れついた地としてウィットビーが登場します。そんなイメージがある一方で、街中の賑わいは対照的です。石畳の道にはカラフルな外壁の可愛い家が並び、レストランやカフェ、ブティックや雑貨店はどれも魅力的で入らずには入られません。この記事では、イギリス北部の観光地として人気を博すウィットビーの魅力と、観光スポットをご紹介します。

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ウィットビーは、どんな街?

  • 写真:Nozウィットビー駅に降り立つと、すぐ目の前には港町が広がります。

ウィットビー(Whitby)はイギリス北部のノースヨークシャーという地域にある、北海に面した小さな港町です。ノースヨークムーアズ国立公園の草原地帯に囲まれ、エスク川の豊かな水源が北海へ流れ込む河口を中心に、街が広がっています。

657年に修道院が完成した頃、街は漁港の役割を担っていました。867年、ヴァイキングの襲撃により修道院が破壊されますが、その後1078年には新たな修道院が建立され、その頃から現在の街の名前である「ウィットビー」が使われるようになりました。

ウィットビーは木造船の製造や鯨油搾取の基地として栄えますが、18世紀に鉄道が開通すると、海辺のリゾートを満喫できる北部の観光地として発展します。

ウィットビーの魅力・・それは、ノースヨークシャーの自然と北海の景色、そして海の恵にあり!

  • ウィットビー・アビィからの眺め

北海を望むリゾート地であるウィットビーには、現在も年間を通して国内外から多くの観光客が訪れます。海辺の景色や歴史的建造物など、街中には見どころがたくさんあります。

また、港の観光クルーズをはじめ、沖に出るクルーズではイルカやクジラウォッチング、エスク川を登るクルーズでは日向ぼっこをする野生のアザラシを見ることができるなど、レジャーも充実しています。

  • ウィットビー・クリフから街を眺める

そして、港町観光の目玉といえば海の幸です。ウィットビーで味わえるフィッシュ&チップスやフィッシュケーキはどれも絶品で、これら海の幸を目当てに何度も訪れる方も多くいるようです。

ウィットビーで訪れたい!スポット5選

  • 写真:Noz港越しに眺める街並み

魅力がたくさん詰まったウィットビーですが、街自体は小さなエリアに集まって形成されているので、徒歩で周ることもできます。電車やバスの面倒な移動も不要なので、のんびりと気ままに過ごすことができるのも、ウィットビー観光の魅力の1つといえます。

そんなウィットビーの、訪れたいスポット5選をご紹介します。ウィットビー観光のポイントを、日帰りでも余すことなく攻略できる内容です。

スポットその1 「聖メアリ教会と、ウィットビー修道院」

  • 波止場

街を見下ろす高台の上に並ぶ聖メアリ教会(St Mary's Church)とウィットビー修道院(Whitby abbey、ウィットビー・アビー)は、ウィットビーのシンボルとも呼べる存在です。

幾度の破壊と浸食によって廃墟と化した修道院の建物は、13世紀から15世紀にかけて建てられたものです。現在はイギリス重要建造物に指定され、保護されています。

高台の足元から伸びる199段の階段を登ると、はじめに聖メアリ教会の小さな建物にたどり着きます。聖メアリ教会は12世紀から存在し、現在も礼拝を行なっている現役の教会です。そこを通り抜けた先には修道院の入口があり、入場券を購入するチケット売り場や資料館があります。

  • ウィットビー・アビィ
聖メアリ教会
イギリス / 社寺・教会 / 教会
住所:22 Henrietta St, Whitby YO22 4DW イギリス地図で見る

スポットその2「シャンブルズ」

  • 写真:Nozカフェの外にはテラス席も見かけます

シャンブルズ(The Shambles)は、修道院に続く199段の階段の足元に広がるエリアを指します。石畳の道が通り、その両脇にはコテージやお店が所狭しと並び、観光や買い物客で賑わう場所です。

  • 写真:Nozシャンブルズで見かけた、レストラン兼コッテージの可愛らしい建物。

坂の多い場所ですが、建物の間から時折見える海との情景がとても素敵な場所です。眺めの良いテラスやベンチを見つけて、休みながら満喫するのも良いでしょう。

  • 写真:Nozベンチもあるので、坂が多くても安心して散策できます
シャンブルズ
イギリス / 町・ストリート
住所:Church St Whitby YO22 4DE イギリス地図で見る

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この記事を書いたトラベルライター

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東京生まれ、東京育ち、なのにイギリスと縁がある、関東在住のトラベルライターです。動物好きが高じて英語を習得し、イギリスを訪れるようになりました。今では旅行人と地元人の両方の視点で情報を集めています。一方で、下町情緒あふれる門前仲町、新旧の文化が入り混じる麻布など、近場を日帰りで散策するのも好きです。最近になり運転免許を取得してからは、六甲山や那須塩原など散策の範囲が大きく広がりました。^ ^ 新しいこと、美味しいもの、楽しいこと、、何でも知りたい、そして伝えたい!旅の計画から週末の予定まで、役立つ情報を発信していきます。

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