シベリア鉄道の東の起点となるウラジオストク駅やS56潜水艦博物館、金角湾にルースキー島、鷹の巣展望台など、ロシア・ウラジオストク観光で外せないおすすめスポットをご紹介します。
この記事の目次表示
【1】ウラジオストク駅
モスクワまでユーラシア大陸を横断する、世界最長の鉄道「シベリア鉄道」の東の起点駅。100年を超える駅舎はクラシックな雰囲気です。電車に乗らない人もセキュリティチェックを受ければ自由に中に入ることができます。
美しい天井画が目を引く待合室を抜け階段を降りると、ホームにもアクセスできます。ホームには引退したSLとキロポスト(標識)が立っており、人気の撮影スポットになっています。キロポストには「9288」と書かれており、この数字はモスクワまでの距離(キロ)を表しています。
【2】S56潜水艦博物館
第二次世界大戦で実際にソ連海軍が使用していた潜水艦を引き揚げ、内部を博物館に改装したものです。ちなみに現地では「C56」と書いてありますが、「C」はキリル文字でアルファベットの「S」に相当するため、「C56」と書いて「エス56」と読むのだそうです。
内部は各時代の軍の歴史が解説されていたり、実際の潜水艦で使われた計器や乗組員のベッドなどもそのままの状態で展示されています。魚雷発射管の中を覗くこともでき、当時の激戦の生々しい様子を想像することでしょう。
【3】金角湾
ウラジオストクを代表する軍港。湾に架かる美しい黄金橋とのコラボレーションは、ウラジオストックを訪れたら必ず見たい景色のひとつです。黄金橋は夜になるとライトアップされ、その様子も幻想的。
金閣湾をクルーズする船も出ており、1時間または2時間コースがあります。海上からはウラジオストクの街並みと黄金橋を眺めることができ、陸上からとは一味違った視点でロシアの雄大さを感じることができるでしょう。
【4】鷲の巣展望台(鷹の巣展望台)
金角湾とウラジオストクの街並みを見渡すことのできる、絶好の展望スポットです。ちなみに日本語表記では「鷲」とも「鷹」とも表示されることがあります。タクシーでアクセスすることもできますが、「フニクラー」と呼ばれるケーブルカーも運行しておりこちらも便利。赤と青の2台が交互に走っており、乗車料金は車内で払います。
展望台では、海の香りを感じながら景色を楽しめます。金角湾に浮かぶ軍船やアパート群、ウラジオストク駅、黄金橋と、ウラジオストクの観光スポットを眺めることができるので、旅の初めに訪れても良いでしょう。マトリョーシカの置物があるので一緒に写真を撮っているひとがたくさんいますよ!24時間アクセスできるので、夜景を楽しむのも◎
【5】ルースキー島
2012年のAPEC首脳会議が行われた島で、それ以前は軍の施設が置かれていました。2017年の安倍首相とプーチン首相の会談もここで行われ、徐々に開発が進められています。ウラジオストク市民にとってはキャンプや釣りなどをする人気の日帰りリゾート地として認識されています。本土と陸続きになっているので、バスでのアクセスが便利です。
島内には極東連邦大学のほか、沿海州海洋博物館やプリモルスキー沿海地方水族館もあり、観光客も楽しめます。水族館では極東地方の魚や、バイカルアザラシなど日本では見られない生物も見学できるので、ぜひ訪れてみて。
- ルースキー島
- ウラジオストク / 町・ストリート
- 住所:Russian Island地図で見る
- Web:https://www.russianisland.com/
【6】ウラジオストク要塞博物館
- 出典:tripnote.jp
帝政ロシア時代からソビエト時代まで要塞として使われた場所を、博物館として整備・公開しています。屋外には、戦車や魚雷、大砲が置かれており実際に手に触れ、操縦することもできます。
要塞内部は屋内展示場となっており、軍事関連の資料や地図、武器などが置かれています。銃を持って撮影できるなど、非日常の世界が広がり、そのワイルドな空間に驚くとともに平和への念をも感じることでしょう。
- ウラジオストック要塞博物館
- ウラジオストク / 博物館・美術館 / 博物館
- 住所:Zapadnaya Ulitsa, 13, Vladivostok, Primorskiy kray地図で見る
【7】スポーツ湾
ウラジオストク市街地の西側の湾で、夏は海水浴場としてもにぎわっています。この湾に即して海岸通りが続いており、1950年代から水上競技ステーション、日光浴場、運動場や健康保護施設などが整備されたため「スポーツ湾」という名称になったそうです。
スポーツ湾沿いには遊園地やカフェ・レストランなどがあり、夕陽を見ながら食事ができる場所もありますよ。海沿いをゆっくり散歩するだけでもウラジオストクの雰囲気を感じられるおすすめのスポットです。