2019年末〜2020年にかけて、新規で直行便の就航が決まった国・都市の中から、就航が集中している注目都市や初就航の国など、2020年の海外旅行先におすすめの国・都市を厳選!人気の観光スポットもあわせてご紹介します。
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1.ロシア・ウラジオストク
成田からJALとANA、羽田からS7航空による新規就航が予定されているロシア・ウラジオストク路線。すでに運航しているアエロフロート・ロシア航空、S7航空(成田発)の便とあわせ、2020年からは東京発(成田/羽田)の直行便だけでも計5つもの路線が運航します。(※2020年1月時点での情報です)フライト時間も2時間半程度と短く、ますます気軽に旅行に訪れやすい都市となります。
ロシア・ウラジオストクってどんな都市?
極東ロシアの都市の一つで、およそ9,300kmにおよぶシベリア鉄道の終着点として知られているウラジオストク。アジアに近いにも関わらず街の中心部にはヨーロッパ風の建物が連なり、その街並みの美しさから”世界で最も美しい港町”のひとつに選ばれています。
ロシア・ウラジオストクのおすすめ観光スポット
1.ウラジオストク駅
モスクワまでユーラシア大陸を横断する、世界最長の鉄道「シベリア鉄道」の東の起点駅。100年を超える駅舎はクラシックな雰囲気です。電車に乗らない人もセキュリティチェックを受ければ自由に中に入ることができます。
美しい天井画が目を引く待合室を抜け階段を降りると、ホームにもアクセスできます。ホームには引退したSLとキロポスト(標識)が立っており、人気の撮影スポットになっています。キロポストには「9288」と書かれており、この数字はモスクワまでの距離(キロ)を表しています。
2.S56潜水艦博物館
第二次世界大戦で実際にソ連海軍が使用していた潜水艦を引き揚げ、内部を博物館に改装したものです。ちなみに現地では「C56」と書いてありますが、「C」はキリル文字でアルファベットの「S」に相当するため、「C56」と書いて「エス56」と読むのだそうです。
内部は各時代の軍の歴史が解説されていたり、実際の潜水艦で使われた計器や乗組員のベッドなどもそのままの状態で展示されています。魚雷発射管の中を覗くこともでき、当時の激戦の生々しい様子を想像することでしょう。
3.金角湾
ウラジオストクを代表する軍港。湾に架かる美しい黄金橋とのコラボレーションは、ウラジオストクを訪れたら必ず見たい景色のひとつです。黄金橋は夜になるとライトアップされ、その様子も幻想的。またクルーズ船も運行しており、海上からもウラジオストクの街並みと黄金橋を眺めることができます。
4.鷲の巣(鷹の巣)展望台
金角湾とウラジオストクの街並みを見渡すことのできる、絶好の展望スポットです。金角湾に浮かぶ軍船やアパート群、ウラジオストク駅、黄金橋と、ウラジオストクの観光スポットを眺めることができるので、旅の初めに訪れても良いでしょう。マトリョーシカの置物があるので一緒に写真を撮っているひとがたくさんいますよ!24時間アクセスできるので、夜景を楽しむのも◎
5.アドミラーラ・フォーキナ通り(噴水通り)
ウラジオストクのショッピングストリートのひとつ。通称「噴水通り」とも呼ばれるこの通りは歩行者天国になっており、等間隔で設置されている噴水が名前の由来となっています。またレトロでヨーロッパを彷彿させる建物がならび、お洒落なレストランやカフェも点在しています。ところどころにベンチもあるので、ゆっくり散歩するだけでも楽しめますよ。
- アドミラーラ・フォーキナ通り
- ウラジオストク / 町・ストリート
- 住所:Admirala Fokina Street地図で見る
ウラジオストク旅行におすすめの記事
2.サイパン
日本から3時間半ほどで行けるサイパン。デルタ航空の直行便が2018年5月に運航を終了して以来、直行便のない状態が続いていましたが、2019年11月にスカイマークが新規就航し、直行便の運航が再開しました。飛行時間が短いのはもちろんのこと、日本との時差が1時間しかないため、時差ボケに悩まされる心配もなく短期の旅行でも楽しめる点が魅力です。
サイパンってどんな国?
サイパンと同じく、マリアナ諸島に属するリゾートとしてはグアムが知られていますが、グアムが都会的リゾートなら、サイパンはのんびり派リゾート。大きさもサイパンはグアムの4分の1ほどです。そのため賑やかな都会的な雰囲気ではなく、海のきれいさもグアムを上回ると言われています。
サイパンのおすすめ観光スポット
1.マニャガハ島
- 出典:tripnote.jp
現地語で「ひと休み」という意味を持つ、本島から船で20分ほどのマニャガハ島。まず驚くのがその海の透明度!!島一帯が国定海中公園に指定されているため、美しい環境が保たれており、透明度の高いマリアナブルーの海と真っ白なビーチはまさに楽園です。
2.グロット
- 出典:tripnote.jp
サイパン島の北部、マドック岬の東部に位置する、世界的にも有名なダイビングスポット。116段の階段を下りたのちに広がる、世界中のダイバーが焦がれる海中洞窟の青の世界は、見るものの心を鷲掴みにします。
3.ガラパン
サイパン一の繁華街。大型ホテル、レストラン、スーパー、ショッピングセンター等がこのエリアにぎゅっと詰まっています。主要ホテルからはシャトルバスや徒歩でもアクセス可能。免税店ではそれぞれ置いてあるものが少しずつ違うので、すべての免税店へ足を運んでみるのもありですね!夜でも比較的安心して歩くことができます。
4.バンザイクリフ
- 出典:tripnote.jp
太平洋戦争時、アメリカ軍との激しい戦いにより、多くの日本兵や民間人がサイパン島最北端プンタン・サバネタまで追い詰められました。捕虜になるよりはと自ら死を選び、「バンザイ」と叫びながら、この先の崖からたくさんの人が飛び降りたと言われています。そうした経緯から、ここにはたくさんの慰霊碑が立ち並んでいます。
5.ラストコマンドポスト
- 出典:tripnote.jp
旧日本軍最後の司令部が置かれた場所。戦時中に使用された多くの大砲や戦車が残されているほか、司令部として実際に使用されていた洞窟があり、中にも入ることもできます。自然の洞窟状のくぼみをコンクリートで固めたというトーチカには、弾丸の大きな穴や実弾の跡などが多く残っています。この場で、陸軍や海軍の中将たちが自決したと言われています。
- ラストコマンドポスト
- 北マリアナ諸島(サイパン) / 遺跡・史跡
- 住所:Last Japanese Command Post,Saipan,96950,北マリアナ諸島地図で見る