独自の雰囲気を持つ港町横浜。近代化されたオシャレな街並みの中に、時代を感じさせる古く懐かしい香りも多く残されています。そんな横浜の老舗店、野毛と関内にあるおすすめのお店をいくつかピックアップして紹介します。
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横浜のディープな飲み屋街「野毛」
JR桜木町駅のすぐ近く、高層ビルや高級ホテルが立ちはだかる「みなとみらい」の反対側に、古く小さな飲食店が並ぶ「野毛」という街があります。ここはちょっとディープな雰囲気のエリアであり、大衆酒場からオシャレなバーまで様々なお店が集まっています。
ジュークボックスが聴ける老舗バー「山荘」
1955年に開業し、58年続いた名店「山荘」は、先代のオーナーが亡くった後一度は閉店に追い込まれましたが、その後ニューオープンとなり、現在も多くの人に愛されています。山荘で長年バーテンを務めているジローさんは、親しみやすく気取らない雰囲気で、「バーテンといえばこの人!」と自信を持っておすすめできる気配りの効いた男性です。
店内は連日常連さんで賑わっていますが、新規の女性一人でもすんなりなじめる不思議な魅力を持っています。また、100円玉を入れて選曲すると音楽がかかる、懐かしのジュークボックスも楽しむことができます。
- 営業時間:17:30~23:30
- 定休日:日・祝日
連日行列の老舗焼き鳥「末広」
野毛といったら末広を思い浮かべる人も多いかと思います。ここは横浜を代表する有名店で、昭和25年の創業以来、連日行列ができるほど大にぎわいです。メニューは焼き鳥のみで、一番美味しい状態で食べてもらいたいという思いから、「串から外さずに食べて」というこだわりも添えられています。
焼き鳥を食べながらお酒を飲む場合、通常は1時間〜2時間くらいかかりますが、末広は回転が早いため、並ぶといっても10〜20分ほどで入れることが多いと思います。焼き鳥好きな方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
- 営業時間:平日 17:00~22:30 土曜 6:30~22:30
- 定休日:日・祝日
横浜の中心地「関内」
JR根岸線関内駅は、横浜スタジアムにも中華街にもアクセスでき、歴史的建造物も残る横浜の中心地です。昼間はオフィス街となっていますが、夜は飲屋街へと移り変わり、多くのネオンとともに周囲の店が動き始めます。
ジャズの生演奏が聴ける老舗バー「Bar Bar Bar」
雰囲気のいい静かなバーとジャズの生演奏がミックスされた「Bar Bar Bar」は、1984年創業の老舗ミュージックレストラン&バーで、オシャレでありながら趣のある雰囲気が残っています。
1階にはカウンター席とボックス席が並び、バーテンダーが作るカクテルなどを楽しめます。2階にはライブステージがあり、お酒や食事を楽しみながら生演奏を聴くことができます。Bar Bar Barではこのようにライブのエリアが分かれているため、「今日は静かにお連れの方と話がしたい」という場合でも、音楽が会話の邪魔になることがありません。
- 営業時間:【1F】18:00~3:00【2F】18:00~24:00
- 定休日:日曜日(連休の場合は連休最終日)
- Bar Bar Bar
- 横浜 / 居酒屋・バー
- 住所:神奈川県横浜市中区相生町1-25若葉運輸ビル1F・2F地図で見る
- 電話:045-662-6868(2階:045-662-0493)
これぞ老舗の天ぷら「登良屋(とらや)」
関内駅から徒歩3分。伊勢佐木モールの入口近くに、美味しい天ぷらがいただける「登良屋(とらや)」というお店があります。1958年創業の老舗店で、天ぷらは野菜と魚がメインの懐かしさを感じさせる独特な味わいです。
少し敷居が高いようにも感じますが、実は一人でも楽しめる気取らないお店で、ここでしか口にすることのできない絶品天ぷらを楽しめます。店内のメニューにはなんとお値段が書いてありませんが、だからと言って特別高級というわけでもなく、ボリュームのある天ぷら定食でも1,500円以下でいただけます。
- 営業時間:11:00~21:00
- 定休日:日曜