旅行に行くなら、安全に楽しく過ごしたいものです。そこで今回は、1人で国内外を旅行をしてきた筆者のリアルな実体験をもとに、防犯対策の【行動編】をエピソードと共にご紹介します。ぜひ、旅行をする際の参考にしてください。
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1、5秒に1回は振り返る in 国内外
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歩いていく方向に怪しい人がいないかを確認することは大事ですが、背後の確認も怠らないことです。後ろから誰かが後を付けてきたりする事があります。
5秒に1回程度の確認をお薦めします。筆者の過去の体験では、ジョギングを装って後を付けてくる人や、突然ダッシュして襲ってくる人もいた為、頻繁に後ろを確認したほうが安全です。
怪しいと思ったら、どこかに逃げ込む、または、携帯で警察に電話をするフリ、万が一接触されたときは、音が鳴る防犯ブザー(日常から持ち歩くことをおすすめします)を鳴らしましょう。
突然誰かに襲われた時には大声を出せとよく言われますが、実際は怖くて、声を出したくても出ないものです。
2、夜遅くに一人で歩かない in 国内外
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当たり前と言えば当たり前です。大通りに面した通りであっても、人気がなかったり、例え明るかったとしても夜道は危険です。
筆者は過去3度危ない目に遭いかけたことがありますが、21時、23時半、2時と全て夜の時間帯でした。またそれぞれ大通りに面した繁華街や住宅街でしたが、夜は人気がなくなる場所でした。帰りが遅くなる場合や夜道を出歩く場合には、徒歩ではなくタクシーを利用しましょう。
3、夜一人で歩くときは他人と距離をとる in 国内外
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どうしても夜一人で歩かなければいけない状況が発生した場合、正面から来る人とも後ろから来る人ともなるべく距離をとることをお薦め致します。特に正面から歩いてくる人の場合、相手の顔も見えているから安全だろうと思っていては大間違いです。
筆者の実体験を例に挙げてお伝えしますが、すれ違いざまに手がすっと伸びてきて体を触られるという事態も発生しかねません。
自分の身は自分で守るしかありませんので、最善の予防策を取るためにも、相手が近づいてきたら、自分から遠ざかるようにして距離をとるのをオススメします。
4、人を信用しない in 特に国外
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いい話には必ず裏があります。街中で声を掛けられたら、例え親切そうな人でも疑いましょう。特に、エジプトのカイロに行かれる方は要注意です。また「異文化を体験したい」「格安に弱い」「貴重な体験をしたい」と思っている方も、好奇心から人を信用しやすくなるので要注意です。
体験談 in エジプト
筆者が道端で知り合ったエジプト人男性、名前はジャム。カイロ生まれだけれども10歳からバンクーバーに移住し、カナダに20年住み続けているも、当時は転勤で2年間カイロに戻ってきているとのことでした。また、筆者が出会った時は3連休中とも話していました。フレンドリーな性格で、お菓子屋さんなどを教えてくれたり、二人でお茶もしたりして仲良くなった頃に、下記の話を持ち掛けられました。
この話しを聞くと、通常は怪しいと思うでしょう。ただ、海外旅行中のあなたは、非日常を味わっており、気分も高揚しているために財布の紐も緩くなっています。
- ホームパーティでは現地人との交流もできるし、皆でキャンプにも行ける
- ラクダでピラミッドへ行き、見て回るのが4,000円、日本ではできない体験
- フォトジェニックな写真が撮れそう
- 現地人との交流で異文化も知れ、他の人とは違った体験ができる
- 観光も現地人が行くルートで行くからかなり安くで行ける
エジブト人男性ジャムから提案された上記のような内容を宿泊先のオーナーに話したところ、信用しないようにと厳重注意を受けました。日本人がそういう人についていき、砂漠で強姦に遭うというケースも発生しているとのことです。
オーナーのアドバイスを受けて筆者は上記の提案を断り、別ルートでピラミッドや砂漠キャンプツアーに参加しました。そこで発覚したのが、ピラミッドまでバスで行くのに40円、ピラミッド前でラクダに乗る体験は800円でした。先の彼が提案していた4,000円という価格は、とんでもないぼったくり価格です。
また白砂漠の夜は焚き火をするほど激寒だったので、満点の星空の下でのマッサージどころではなかったです。
こんなことも実際にあるので、くれぐれも安易に人を信用してついていってはいけません。