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黄熱病ワクチンは絶対いるの?いらないの?
もしも行き先がアフリカや南米でない場合、今すぐにワクチン接種が必要ではありませんが、今後熱帯雨林地域での黄熱の拡大も予想されます。また将来いつアフリカや南米に行くかもわからないですし、蚊に命を奪われてしまうなんてことは考えたくないですよね。
ただ事実として命を脅かすものですので、アフリカや南米地域へ旅行予定の方は熱帯雨林へ行く行かないに関わらず、事前に予防接種をしていた方がいいでしょう。
たかが予防接種!とお考えの方は要注意
私は大丈夫といったお考えの方もいますが、元国際線航空会社に勤めていた筆者の経験上、このイエローカードがないだけで時に入国拒否の対象となることも。実際に現在一部の国では、イエローカードを所持していない場合は入国拒否とされる国もあります。
イエローカードが入国時に提示を求められる場合
これが何を意味するかというと、パスポートと同様にイエローカードがないことには、入国できない国があるのです。これには条件があり、注意すべきは主には経由地を多く利用する旅行者など。
よくある例とすれば世界一周旅行者などが挙がります。例えその国が黄熱の感染の危険のある国でなくても、黄熱の危険地帯から立ち寄った場合にはイエローカードなしでは入国拒否になる可能性もあるのです。
コンゴ共和国やケニア、ガーナやエチオピアなどの国々は、現時点で黄熱病に感染する危険のある国かつ、イエローカードの提示が入国時に求められる代表的な国の一部となっております。その他の黄熱予防接種要求国に関してや詳細な情報に関しては、FORTH/厚生労働省検疫所ホームページにてご確認ください。
世界一周経験者の旅のプロに聞いてみた!いるの?いらないの?
今回は世界一周をしたKaoriさん、kazukiyoさん、アフリカでの活動を中心に世界一周をしたGOMEさんに、イエローカードの必要性について聞いてみました。
世界を渡り歩いた数は70ヶ国!元祖タビジョのKaoriさん
466日もの間、世界を旅し続けた世界一周経験者のKaoriさん。
過去に以下の記事にて、二度に渡り登場していただいたトラベラーの一人です。
南米への旅の印象が強いKaoriさんですが、しっかりとイエローカードを取得してから世界一周へと旅へ出たようです。入国時に提示を求められた国として記憶しているのは、意外にもアフリカのケニヤ、コンゴとのことです。
大学在学中に世界一周を経験、kazukiyoさん
2016〜2017に世界一周をしたkazukiyoさん。
過去に、フォローしたい!旅動画&写真が凄い男性インスタグラマー5人の記事でインスタグラマーの1人として紹介させていただきました。
kazukiyoさんの場合は、入国時にイエローカードを求められることはさほどなかったようです。しかし、kazukiyoさんも世界一周前には、しっかりとこのイエローカードを取得して出国したようです。
世界一周とアフリカでの活動が盛んな中込さん
世界一周と主にアフリカでの活動が盛んな中込さんも事前にイエローカードを取得したそうです。アフリカ数カ国を行き来する中込さんは、度々このイエローカードの提出を求められたとのこと。つまり滞在先がアフリカなど、黄熱病感染の危険のある国の場合は、頻繁に必要になるんですね。
さいごに
黄熱病については、あまり情報が出ていないにも関わらず命を脅かすものがあるということを伝えたく、今回の記事を執筆しました。
厚生労働省検疫所が提供している2018年6月現在の最新情報を元に解説しておりますが、各国の法律や規制、国際法は予告なく変わる可能性もあります。そのため各国の大使館や政府の公式のホームページへ直接問い合わせた上で、最新情報を確認するようにしましょう。