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4.海外で謝罪なんて求めない
実は謝罪を求めること、これこそ無駄なエネルギーなのです。スーツケースがなくても現地海外でどうやって過ごすかや、残されている旅の時間を楽しむのを考えるようにしましょう。
日本やアジアほど、サービス業に対する情熱が強い国はないと言われています。文化の違いからSorryの一言も聞けない場合もあるかもしれません。ですがそれは初めからないものだと考えるのが一番なのです。欧米や欧州などの国からすれば「私があなたのスーツケースを無くしたわけないではないわ」。そのような回答をされることを念頭に置いて、対応なども想定するようにしましょう。
その人の過失でない限りは詫びるなんて文化がない人に向かって、不満や態度が気にくわないなんていっては、あなたの怒り損なのです。場合によってはあなたのクレームが、その職員の仕事(あなたのスーツケースの捜索)を邪魔し、あなたの手荷物が届くのも遅れてしまうかも。
あからさまに真剣に取り合ってもらえていないと感じる場合は、強気に要求することも大事ですが、最低限の気持ちで臨みましょう。時に利用した航空会社の日本のオフィスに連絡し、協力してもらうのも手です。この場合は、あなたの失ったスーツケースの特徴などの情報を、積極的に提供することに力を入れましょう。
5.実は助けてくれるのは加入した海外旅行保険
例えば、すぐにスーツケースが見つかれば問題ないでしょうが、まだ日本にあったり、可能性は低いですが真逆の目的地に向かっていた場合、1日ではたどり着きません。例外なく人と同じだけスーツケースも移動に時間がかかるのです。
そんな時に救いとなるのが、海外保険。こういう場合に備えて、携行品損害もカバーしてくれる海外保険は加入すべきですね。もし適応になる場合は一定時間の間に生じた日用品にまつわる費用(例えば下着や衣類など)の保障をしてくれることがあります。
詳しくはご自身の加入している保険内容をご確認ください。またこの機会に、いつも加入している海外保険または付帯カード保険が、こういった事態にも対応してくれるか調べるのもいいですね。
最後に
自分のスーツケースがないなんて、信じられないくらい大きなショックを受けることと思います。どんなに怒ってもどんなに悲しんでも、旅行先での時間は戻ってきません。
まずスーツケースがない中で何が困るかや、何を購入する必要があるか、何ができるかを先に考えましょう。またそういった事態に備え、きちんと対応してくれる海外旅行保険の加入も念頭に置きたいですね。