独自の進化をとげる移民料理の町バンクーバーで、世界の味めぐり

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   2017年7月7日更新

旅の楽しみの一つが食。中でも移民の多いバンクーバーは世界中の味が楽しめる町として知られています。移民たちが持ち込んだ食文化が現地の人の舌になじむようにアレンジされたり、他の国の食文化に触れることによって独自の進化を遂げています。そこで、今回はバンクーバーで食べたい、進化した移民料理の世界をご紹介します。

1. 地中海料理

ギリシャ料理 地元で行列の人気店 "Stepho's"

第二次大戦後、ギリシャからの移民がやってきてギリシャ人街を作りました。そのせいかバンクーバーにはギリシャ料理店がたくさんあります。

  • グリークフェスで食べたプラッター(チキンスブラキとグリークサラダ)

オリーブ、キュウリ、トマト、ヤギの乳から作ったフェタチーズたっぷりのサラダや、ジューシーなスブラキ(羊の串焼き)、ぷりぷりのイカを使ったカラマリ(イカの唐揚げ)などがよく知られています。

魚介類や野菜が多いので、日本人の舌にもよく合います。プラッターと呼ばれるワンプレートディッシュには、スブラキとライス、サラダがセットになっていて、ボリュームたっぷりで食べ応えがあります。

ダウンタウンにあるステフォーズ(Stepho's)は、お昼時に行列が出る人気店。また毎年6月には、ギリシャ人街のあるキツラノのブロードウェイ周辺でグリークフェスティバルが開催され、そこでもギリシャ料理やギリシャ文化を楽しめます。

ステフォーズ

カナダ / 洋食・西洋料理

 

住所:1124 Davie Street, Vancouver

電話:604-683-2555

レバノン料理 ヨーロピアンスタイルにアレンジを加えた "Nuba"

1970年代から90年代にかけて起こったレバノン内戦の影響で、多くのレバノン難民がカナダに移住しました。

  • フムスとババガヌーシュのセット(1700円)ピタ付き。2、3人でシェアするのにぴったりのサイズ

ギリシャ料理によく似ており、オリーブオイル、ヨーグルトを使ったヘルシーな料理です。フムスというひよこ豆のペーストやババガヌーシュというナスのペーストをピタにつけて食べる前菜、カリフラワーの唐揚げやファラフェルというひよこ豆のコロッケなど、あっさりとしていて日本人好みの味。野菜をたっぷり使っているので、健康志向の地元の人にも人気です。

地元の人気店ヌバ(Nuba)では、ヨーロピアンスタイルと融合したレバノン料理を味わえます。

ヌバ(キツラノ店)

カナダ / 中東料理

 

住所:3116 W Broadway Vancouver, BC V6K 2H3

電話:604-336-1797

Web:http://www.nuba.ca/

2. カレー アフガニスタン料理をベースにした"East is East"

カナダはイギリスの植民地でした。同じくイギリスの植民地だったインドからも多くの移民がやってきました。今でも町を歩けばターバンを巻いたインド系の人たちをよく見かけます。

そのせいかインドカレー屋さんがたくさんあります。それだけではありません。タイ風やマレーシア風と、世界各国のカレーも食べられるんです。

  • 13種類のカレーが食べ放題のチャイフィースト(3000円)。アフガンライス、サラダ、アフガニスタン風のお好み焼きなどがついてくる。

中でもおすすめはEast is East(イーストイズイースト)。スパイスの交易が行われたシルクロード各地のカレーを、カナダの人の舌に合うようにアレンジしているのが特徴。

アフガニスタン料理をベースに、豆のカレー、野菜のカレー、お肉やエビが入ったカレーと、いろんなスタイルのカレーが食べられます。カレーはライスやナンの他、一風変わったラップサンドでも味わえます。

イーストイズイースト(ブロードウェイ店)

カナダ / 中東料理 / カレー

 

住所:3243 W Broadway, Vancouver, BC V6K 2H5 カナダ

電話:604 734 5881

Web:http://www.eastiseast.ca/

3. 飲茶 チャイニーズの移民達の舌をうならせる"山瑞華"

バンクーバーの移民のうち、なんと40%近くをアジア系の移民が占めるそうです。中でも多いのは中華系の移民。第二次大戦後の混乱や、香港返還の影響から移民した中国の南方や台湾系の人たちが多いそうです。

中でもおすすめは飲茶。ワゴンで店員さんが料理を運んで来てくれる、昔ながらの香港の本場のスタイルお店がたくさんあります。

  • 土日のブランチは予約して行った方がおすすめ。

飲茶店は数えきれないくらいお店があるので、なかなかおすすめを選ぶのは難しいのですが、地元の人や移民の人たちからおいしいと評判なのは山瑞華(サンスイウォー)。

特に土日の朝は大にぎわい!すぐに行列ができてしまいます。中国語が飛び交う店内はバンクーバーとは思えないくらいです。にぎやかな雰囲気に圧倒されそうになります。

  • 1つ1つワゴンで持って来てくれて、蒸したてを味わえる飲茶。

住所:3888 Main St, Vancouver, BC V5V 3N9 カナダ

Web:http://www.sunsuiwah.ca

4.ウエストコースト料理

ハンバーガーやフィッシュ&チップスといったイギリスやアメリカ料理がいろんな移民の料理と混じり合ってアレンジされたものを、バンクーバーのある北米西海岸にちなんでウエストコースト料理と呼ぶことがあります。

特にサーモンやカキを使ったシーフード料理や、ベジタリアン料理が有名です。

シーフード料理 新鮮な魚がウリの"The Fish Counter"

  • チャウダー(600円)とカキフライ(1個200円)。

たかがフィッシュ&チップスと侮ることなかれ。各店趣向を凝らした付け合わせやソースが楽しめます。メインストリートにあるThe Fish Counter(フィッシュカウンター)は魚屋さんが経営するフィッシュ&チップス屋さんだけあって、新鮮な魚がウリ。

チャウダーやフィッシュタコスといったサイドメニューもおすすめです。

フィッシュカウンター

カナダ / 洋食・西洋料理

 

住所:3825 Main St, Vancouver, BC V5V 3P1 カナダ

電話:604-876-3474

Web:http://www.thefishcounter.com/

ベジタリアン料理 見た目だけでなく体にもいい"The Acorn"

  • マフィンにマッシュルームのソース、ニンジンのフライ、ビーツのソースがかかった日替わりブランチ。

健康志向の人が多いバンクーバーには、ベジタリアン料理の専門店も。同じくメインストリートにあるThe Acorn(エーコン)は、地元の人が通うベジタリアンレストラン。

全部野菜だけで作っているとは思えないような、大胆なアレンジや盛りつけが楽しめます。

エーコン

カナダ / その他レストラン

 

住所:3995 Main St, Vancouver, BC V5V 3P3 カナダ

電話:604-566-9001

Web:http://www.theacornrestaurant.ca/

まとめ

ほかにも韓国料理、モンゴル料理、エチオピア料理、ウクライナ料理など、町を歩けばそこかしこに世界各国の名前がついたレストランがあり、数え上げればきりがありません。

バンクーバーで味の世界旅行をするもよし、本場の味がバンクーバースタイルにどう変化したのかを楽しむもよし、みなさんの舌で、自分なりの楽しみ方を見つけてください。

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※この記事は2017年5月13日の取材に基づき公開した情報です。
 記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
トラベルライター
元バンクーバーのパート主婦

今年の3月までバンクーバーに2年住んでいました。
生活者ならではの視点でバンクーバーのおすすめしたいスポットを紹介していきます。
趣味はカフェや雑貨店、古本屋めぐり。合わせてかわいいもの、お土産、食べ歩き情報も紹介したいです。

http://kokeshiwabuki.hatenablog.com/

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