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坂の街(スロープタウン)
山間にあるキトは、どこへ行っても坂ばかり。標高が高い(2,850m)ため若干空気も薄く、これらの坂道を歩き回るのは観光客にとって心臓破りかも知れません。
タクシーやバスもあるにはあるのですが、狭い車道のため交通渋滞はひどく、結局は歩いた方が早いということになる場面が多いです。特に混雑するのは主要な十字路で、警察が交通誘導にあたっていますが、ちっとも進みません。
色の街(カラフルタウン)
元スペイン領の街は、カラフルな色で壁塗装した家並みの街が多いですね。
キトも多分に違わず住居はカラフル。パステルカラーが基調になっていますので、爽快で軽やかな雰囲気です。家々が青空にも映えて美しく、街歩きをするだけでも楽しいです。
その他見どころ
独立広場(Independence Square)
旧市街の中心地となる独立広場には、1830年の独立を記念した碑が建っており、現地住民の憩いの場となっています。広場では、お爺様方が真剣にチェスに興じる姿が印象的です。
右上の写真にある、独立広場に面している白い建物は、大統領府です。内部の見学ツアー(英語・スペイン語)を開催しており、所要時間50分ほどの説明をフリーでいただけるので、お時間のある方はぜひ。
パネシージョの丘(La Virgen del Panecillo)
キトの街を一望することができるのがパネシージョの丘です。徒歩の場合には麓から階段をひたすら登り続ける必要があり、20~30分かかりますので、ツライ方はタクシーを利用して向かうのがおすすめです。パネシージョの丘にある聖母像は、1976年にスペインの芸術家によって建てられました。台座も入れた高さは45mあり、キト市街のどこからでも眺めることができます。
エクアドル料理
エクアドルはバナナの生産量世界一で、日本にも多くのエクアドル産バナナが輸入されています。私たちも、スーパーではフィリピンバナナに次いでよく見かけるかと思います。しかし、エクアドル人はバナナばかりを食べているわけではありません。日本人が日本料理ばかりを食べているわけではないのと同様に、キトには世界各国の料理をふるまう店が軒を連ねています。
おすすめレストラン「Restaurante Casa Gangotena」
キトで食事をするのにオススメのスポットは、サン・フランシスコ教会・修道院のすぐ隣にある「Casa Gangotena Hotel Boutique」の中にあるレストラン「Restaurante Casa Gangotena」です。ホテル自体は旧市街の教会群に合わせたような外装をしており、レストランの内装も素敵です。
食事も上品で美味しく、エクアドル独自のお料理のほか、キトで採れる食材を生かし趣向を凝らしたメニューも多数あります。この手のレストランにしては、お値段もリーズナブルですので、もし食事に困ったら訪ねてみください。
- Restaurante Casa Gangotena
- エクアドル / 中南米料理
- 住所:Bolivar Oe6-41 y Cuenca Quito - Ecuador地図で見る
- Web:https://www.casagangotena.com/the-restaurant/
エクアドルの通貨
エクアドルは、2019年9月時点で、USドルを自国通貨としています。
日本からエクアドルへの行き方
日本からエクアドルまでは直行便がありませんので、北米か中米を経由して行きます。キト近郊にあるマリスカル・スクレ国際空港は、2013年にできた比較的新しい空港で、ここからキト市内までは車で40分ほどです。とはいえ、キト市内の道路は常に混雑していますので、空港へ行かれる方は時間に余裕を見た方がよいです。
さいごに
エクアドルへ向かう観光客はガラパゴス島目的のことが多く、エクアドルでの経由地として第2の都市グアヤキルを選ぶことが多いですが、首都であるこちらのキトは、数日かけて散策する価値のある美しい街です。キトからガラパゴス島への直行便もありますので、是非、ガラパゴス島前後に訪れてみてください。