エクアドルから飛行機で約1時間半、見えてくるのはガラパゴス諸島。様々な動物が共存すると言われています。ガラパゴス諸島の中で2番目に大きい島、サンタ・クルス島にある魚市場では、なんとも物珍しい光景が見られます。漁師が釣った魚やロブスターを目当てにやってくる現地の人々と○○と○○…。その光景が珍しいと話題になってやってくる観光客。ここは柵がない、まるで天然の動物園?水族館?
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野生の動物と魚が集まる魚市場「Fishing piers Muelle del pescador」
サンタ・クルス島の中で南岸に位置し、一番栄えているエリア、プエルト・アヨラ。そこから東に向かって10分程歩けば、小さなわずか約12畳の小さな魚市場「Fishing piers Muelle del pescador」が見えてきます。
地元の人と同様に観光客も自由に出入りができるので、立ち寄ってみると楽しい光景にきっと出会えるでしょう。
ツッコミどころ満載!魚目当ての真剣勝負
おあずけ状態のペリカン!
観光客で賑わっている魚市場。その理由は、魚を狙う野生の動物たちに出会えるからなのです。魚の処理をする傍をずっと離れず、じっとチャンスを見計らっているペリカン。
処理の途中でいらない部分を、ポイッと捨てるのを待っているのです。耐えきれずじりじりと魚に近づいては、怒られるペリカンの姿に思わず笑ってしまうこと間違いなし!
仲良くおあずけ状態のペリカンとアシカ!
じーっと、おこぼれを貰えないかと、大人しく待っています。ペリカンが立っている場所は、魚やロブスターの処理をする台ですが、そんなのお構いなしの野生のペリカン。
台に乗っかるペリカン、市場周辺をウロウロしているペリカン、別の水鳥と争っているペリカン等、小さな魚市場に沢山いるので、きっとシャッターチャンスの連続です。
おやつをねだる子供…ではなくアシカ!
左に映っている白いBOXに魚が入っていることを知っているアシカは、「ちょうだい」と現地人を突き続けていますが、彼女も驚く様子もなく、お構いなしの状態。
これがガラパゴス諸島の魚市場…。ここ、ガラパゴス諸島では、人間とアシカの距離の近さに驚くことばかりです。
賢いアシカは、白いBOXへ少しずつ近づき、女性が目を離したすきに、なんとBOXを開けてしまいました!慌てて女性が蓋をし、アシカの頭をパシッと平手打ち。こんな珍しいやりとりが見られるのも、ここならではです。
この日の収穫はなかったようで、ふてくされて帰っていくアシカ。
魚市場は海に面した場所に位置している為、魚市場の閉店頃に行くと、海へ向かって鳴きながら歩き、ダイブして帰っていくアシカも見ることができます。
魚をめぐる真剣勝負の後の市場
ほぼ閉店の時間には、閑散としています。人もいなければ、ペリカンもアシカもおりません。魚が沢山いることで動物たちも集まってきますので、午前中の方がより沢山の動物たちに出会えるようです。
ガラパゴス諸島といえば野生の動物があちらこちらにいる、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそうでもないのです。イグアナ、ペリカン、アシカ等々に出会いたい方は、ぜひ魚市場へ行かれることをお薦めします!
魚市場「Fishing piers Muelle del pescador」に行く際の注意点
- シエスタ (昼休憩:13時~16時が目安)がある場合は、昼に閉鎖されていることもあるので要注意。
- 通常は16時半に閉店ですが、19時まで営業していることもあります。
- 営業時間の看板が設置しているわけではない為、上記時間は目安に考えて、正確な時間は現地で確認されることをお薦めします。
- Fishing piers Muelle del pescador
- エクアドル / 市場・朝市
- 住所:Ave Charles Darwin, Puerto Ayora, エクアドル地図で見る