あこがれの地中海クルーズ、しかも年末年始をまたいで贅沢な船旅を楽しむ「年越しクルーズ」は、また格別です!利用するクルーズ会社は、世界中の海でクルーズツアーを企画運営する【MSC(エムエスシー)】。大晦日のカウントダウンパーティや、海に上る初日の出、元日の振る舞い酒、華麗なステージショーなどなど、年末年始クルーズならではの醍醐味をお届けします♪
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「スプレンディダ号」に乗船!年末年始クルーズの幕開け
豪華客船で知られる【MSCクルーズ】。ヨーロッパでも最大級のクルーズ会社になります。今回筆者が乗船したのは、こちらの船「SPLENDIDA(スプレンディダ)号」です!
筆者が参加したクルーズは、12月29日の夜にイタリアのジェノバ港を出て、マルセイユやバルセロナ、ローマなどの各都市を周り、1月5日の朝にまたジェノバに戻ってくるという旅程。年末年始をたっぷり使った、7泊8日の船旅です。
12月25日を過ぎてもまだまだクリスマス。船内インテリアをチェック!
ヨーロッパでは、12月25日を過ぎてもクリスマスが終わることはなく、1月6日の祝日「東方三賢人の日」までクリスマスデコレーションで賑わっているのが普通です。
大晦日の日のクルーズ船のインテリアも、まだまだクリスマス一色!大きなツリーも健在❤
バルセロナの港を離れて、地中海の大海原へ・・・
12月30日にフランス・マルセイユ、大晦日の31日はスペイン・バルセロナに寄港し、それぞれ一日観光を楽しみます。31日の夕方、バルセロナから出港したクルーズ船は、一路南下。この先は一昼夜どこの港にも寄らず、北アフリカ・チュニジアのチュニス港を目指します!
地中海を一気に縦断するため、1月1日の元日は一日中船の中で過ごすことになります。しかし、これが意外とホッとできるタイミング!連日、国をまたいでの観光の連続で、少し疲れ気味の身にはほどよい“中日(なかび)”となります。
- 【注意】2017年12月現在、MSCではチュニスに寄港するツアーは取り扱っていないようです
大晦日の夜は“カウントダウンパーティー”で大盛り上がり!
夕食のドレスコードは「フォーマル」
大晦日は、バルセロナのはるか沖合いに出る頃になると、ディナータイムとなります。この年の“最後の晩餐”をいただくため、レストランに向かいましょう。
これはどの会社でも一緒だと思いますが、ツアー料金に旅行中の食事代金がすべて含まれる「オールインクルーシブ」方式をとっているクルーズでは、三食とも自由に食事をする場所を選ぶことができます。
手軽に食事を済ませたいときはブッフェ、きちんとコース料理をいただきたいときはレストランと使い分けができ、とても便利です。ちなみに未就学児二人の子連れだった筆者は、ほとんどは何かと便利なブッフェ利用ばかりでしたが・・・。
レストランのドレスコードは「カジュアル」「セミフォーマル」「フォーマル」と日によって分かれており、大晦日の夜はもちろん「フォーマル」の日。タキシードにロングドレス、といったキメッキメのカップルもたくさん見かけます。
ちなみに以下の写真は大晦日ではなく、ドレスコード「カジュアル」の日のレストラン内の様子。セーターにスラックスなど、くつろいだ感じのファッションでOKです。
大晦日のディナーでは、シェフのご挨拶があったり、調理スタッフのパフォーマンスが披露されたり(ジャグリングのようにお皿を投げ上げる)。日本のような「年越し」のしめやかさは味わえないヨーロッパですが、さすがにこの日ばかりは普段とは違う雰囲気を感じます。
23時頃から、パーティー開始!気分も浮き立ってきます
いよいよ新年まで1時間を切った23時頃から“カウントダウンパーティー”が始まります。ゲストは誰でも参加することができ、パーティー会場に向かう人々は皆ドレスアップして、はしゃいでいます!
会場内はごった返し・・・なつかしの昭和のディスコのような雰囲気!?
いよいよカウントダウンの瞬間!\Happy New Year♪/
司会の合図によって、会場内の大型ディスプレイに数字が現れます。60からはじまるカウントダウンに合わせて、ゲストも数字をコールして・・・
ついに新年を迎えました!「Happy New Year!」「Frohes neues Jahr!(ドイツ語)」「Felice anno nuovo!(イタリア語)」など、さまざまな国の言葉で新年を祝う声が聞こえます。多国籍なカウントダウンに、ムードも最高潮に♪
年が明けてからは、ゲストのテンションもさらにヒートアップ。会場内の照明もブルーに切り替わって、BGMもダンスミュージックに!「白熊のジェンカ」のようにつながって、ノリノリで踊っているグループやファミリーも多く見られます。
1月1日・元日の朝は、海に上がる初日の出を拝む
喧騒の一夜が明け、うって変わって静かな元旦を迎えます。昨夜遅くまでパーティーを楽しんだゲストも多かったのか、この時は廊下を歩く足音も話し声もせず、みんな“寝正月”を決め込んでいた模様(笑)
部屋のバルコニーからは、タイミングよく「初日の出」を眼前に眺めることが!大海原に上る真っ赤な太陽は、神々しいほどの美しさ・・・。
時計は8時半近くで、筆者の場合はずいぶん遅めの日の出だったようです。「海の朝は早い」という印象だったので、少し意外ですね。