ヨーロッパ

【MSCクルーズ】年末年始は地中海クルーズ!洋上で初日の出が拝める♪

取材・写真・文:

アメリカ在住
訪問エリア:36ヶ国

2017年12月19日更新

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写真:かなたあきこ

あこがれの地中海クルーズ、しかも年末年始をまたいで贅沢な船旅を楽しむ「年越しクルーズ」は、また格別です!利用するクルーズ会社は、世界中の海でクルーズツアーを企画運営する【MSC(エムエスシー)】。大晦日のカウントダウンパーティや、海に上る初日の出、元日の振る舞い酒、華麗なステージショーなどなど、年末年始クルーズならではの醍醐味をお届けします♪

この記事の目次表示

「スプレンディダ号」に乗船!年末年始クルーズの幕開け

豪華客船で知られる【MSCクルーズ】。ヨーロッパでも最大級のクルーズ会社になります。今回筆者が乗船したのは、こちらの船「SPLENDIDA(スプレンディダ)号」です!

  • 写真:かなたあきこ

筆者が参加したクルーズは、12月29日の夜にイタリアのジェノバ港を出て、マルセイユやバルセロナ、ローマなどの各都市を周り、1月5日の朝にまたジェノバに戻ってくるという旅程。年末年始をたっぷり使った、7泊8日の船旅です。

【MSCクルーズ】オフィシャルサイト ※日本語
http://www.msccruises.jp/jp-jp/Homepage.aspx

12月25日を過ぎてもまだまだクリスマス。船内インテリアをチェック!

ヨーロッパでは、12月25日を過ぎてもクリスマスが終わることはなく、1月6日の祝日「東方三賢人の日」までクリスマスデコレーションで賑わっているのが普通です。

大晦日の日のクルーズ船のインテリアも、まだまだクリスマス一色!大きなツリーも健在❤

  • 写真:かなたあきこ
  • 写真:かなたあきこ

バルセロナの港を離れて、地中海の大海原へ・・・

12月30日にフランス・マルセイユ、大晦日の31日はスペイン・バルセロナに寄港し、それぞれ一日観光を楽しみます。31日の夕方、バルセロナから出港したクルーズ船は、一路南下。この先は一昼夜どこの港にも寄らず、北アフリカ・チュニジアのチュニス港を目指します!

地中海を一気に縦断するため、1月1日の元日は一日中船の中で過ごすことになります。しかし、これが意外とホッとできるタイミング!連日、国をまたいでの観光の連続で、少し疲れ気味の身にはほどよい“中日(なかび)”となります。

  • 【注意】2017年12月現在、MSCではチュニスに寄港するツアーは取り扱っていないようです
  • 写真:かなたあきこバルセロナ港を離れ、洋上の旅が始まります

大晦日の夜は“カウントダウンパーティー”で大盛り上がり!

夕食のドレスコードは「フォーマル」

大晦日は、バルセロナのはるか沖合いに出る頃になると、ディナータイムとなります。この年の“最後の晩餐”をいただくため、レストランに向かいましょう。

これはどの会社でも一緒だと思いますが、ツアー料金に旅行中の食事代金がすべて含まれる「オールインクルーシブ」方式をとっているクルーズでは、三食とも自由に食事をする場所を選ぶことができます。

手軽に食事を済ませたいときはブッフェ、きちんとコース料理をいただきたいときはレストランと使い分けができ、とても便利です。ちなみに未就学児二人の子連れだった筆者は、ほとんどは何かと便利なブッフェ利用ばかりでしたが・・・。

  • 写真:かなたあきこメニュー一例。前菜やスープ、メインなどすべて好みに合わせて選択が可能

レストランのドレスコードは「カジュアル」「セミフォーマル」「フォーマル」と日によって分かれており、大晦日の夜はもちろん「フォーマル」の日。タキシードにロングドレス、といったキメッキメのカップルもたくさん見かけます。

ちなみに以下の写真は大晦日ではなく、ドレスコード「カジュアル」の日のレストラン内の様子。セーターにスラックスなど、くつろいだ感じのファッションでOKです。

  • 写真:かなたあきこ
  • 写真:かなたあきこシーフードは新鮮なものが多く、楽しめました

大晦日のディナーでは、シェフのご挨拶があったり、調理スタッフのパフォーマンスが披露されたり(ジャグリングのようにお皿を投げ上げる)。日本のような「年越し」のしめやかさは味わえないヨーロッパですが、さすがにこの日ばかりは普段とは違う雰囲気を感じます。

23時頃から、パーティー開始!気分も浮き立ってきます

いよいよ新年まで1時間を切った23時頃から“カウントダウンパーティー”が始まります。ゲストは誰でも参加することができ、パーティー会場に向かう人々は皆ドレスアップして、はしゃいでいます!

  • 写真:かなたあきこ

会場内はごった返し・・・なつかしの昭和のディスコのような雰囲気!?

  • 写真:かなたあきこ

いよいよカウントダウンの瞬間!\Happy New Year♪/

司会の合図によって、会場内の大型ディスプレイに数字が現れます。60からはじまるカウントダウンに合わせて、ゲストも数字をコールして・・・

  • 写真:かなたあきこ

ついに新年を迎えました!「Happy New Year!」「Frohes neues Jahr!(ドイツ語)」「Felice anno nuovo!(イタリア語)」など、さまざまな国の言葉で新年を祝う声が聞こえます。多国籍なカウントダウンに、ムードも最高潮に♪

  • 写真:かなたあきこ

年が明けてからは、ゲストのテンションもさらにヒートアップ。会場内の照明もブルーに切り替わって、BGMもダンスミュージックに!「白熊のジェンカ」のようにつながって、ノリノリで踊っているグループやファミリーも多く見られます。

  • 写真:かなたあきこ

1月1日・元日の朝は、海に上がる初日の出を拝む

喧騒の一夜が明け、うって変わって静かな元旦を迎えます。昨夜遅くまでパーティーを楽しんだゲストも多かったのか、この時は廊下を歩く足音も話し声もせず、みんな“寝正月”を決め込んでいた模様(笑)

部屋のバルコニーからは、タイミングよく「初日の出」を眼前に眺めることが!大海原に上る真っ赤な太陽は、神々しいほどの美しさ・・・。

  • 写真:かなたあきこ

時計は8時半近くで、筆者の場合はずいぶん遅めの日の出だったようです。「海の朝は早い」という印象だったので、少し意外ですね。

「一日中、海の上にいる日」は何をして過ごす?

まずは腹ごしらえ。新年最初の食事はブッフェで

遅く起きた朝は、ブランチから始めましょう。こんな時は、軽食からしっかりしたおかずまで選べる「ブッフェ」が便利です。元日は、同じような考えのゲストが多かったようで、いつも以上にブッフェが混雑しています。

  • 写真:かなたあきこ
  • 写真:かなたあきこブッフェの席はオーシャンビュー!(別の日に撮影)

カジノもショッピングも楽しめる!船内のエンターテインメントをチェック

お腹がいっぱいになったら、船内をぶらぶら散策してみましょう。出航から数日は寄港地などもあり、毎日観光に追われて船の中でゆっくり過ごす時間はなかなかありません。筆者の場合、毎日足しげく通ったところといえば、プールくらい・・・。

滞在中何度もお世話になったプール。海水をリサイクルしているようで、水はちょっとしょっぱい味がします。展望デッキには温水ジャグジーがありますが、こちらは大人向けで子どもの姿は見かけません。

  • 写真:かなたあきこ
  • 写真:かなたあきこ

ディーラーが応対する本格カジノも。スロットマシーンもたくさんあります。

  • 写真:かなたあきこ

船内中央のイベントスペースには、時折「出店」が並びます。腕時計やジュエリーなどの展示販売がメインのよう。

  • 写真:かなたあきこ

ドレスアップしてレストランでの食事を楽しむ前に、記念撮影をするゲストの姿も。あちこちに簡易撮影ブースが設けられ、専属カメラマンが待機しています。

  • 写真:かなたあきこ

お正月の「振る舞い酒」も!シャンパンやカクテルが無料でいただける

食事代込みのクルーズ旅行ですが、アルコール類は別会計。でも元日は違います!

  • 写真:かなたあきこ

日本の「振る舞い酒」のような習慣なのか、元日だけ特別サービスでアルコールが無料に。決められた時間(イベントタイム)にラウンジに行くと、着席にてフリードリンクをいただくことができます。

シャンパンやビールだけでなく、マティーニなどのカクテルもオーダーOK。スナックですが、しっかりおつまみまで付いてきます!もちろん子どもにはジュースをいただけましたよ♪

極めつけはステージショー!圧巻のパフォーマンスを堪能

一通り船内の散策も終わり、いよいよ退屈に・・・とはならないのがMSCクルーズの凄さ。毎日、日替わりで行われている「ステージショー」のレベルがかなり高く、何度でも通いたくなるほど、老若男女のゲストを楽しませてくれるのです!

  • 写真:かなたあきこ船の中にあるとは思えないほど、広々とした常設ホール

本格的なミュージカルや、アクロバットショーなどのプログラムが、入れ替わり立ち替わり開催されます。ゲストはすべて無料で楽しむことができ、飽きさせない工夫が凝らされています。

  • 写真:かなたあきこ
  • 写真:かなたあきこ

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この記事を書いたトラベルライター

フリーランスライター
◆◆トラベルライターアワード 2018年上半期・2018年年間・2019年上半期
◆◆「国内記事部門 アクセストップ賞」三期連続受賞!
◆◆https://tripnote.jp/minna/award/2019/1



学生時代のダイビング、社会人からのトレッキングを経て、海も山もあらゆる旅行&アクティビティが好きです。過去には夫の海外勤務に帯同し、2年半ほどドイツ・ミュンヘンで暮らしたことも。どこまでも地続きであるヨーロッパの利点を活かし、休みのたびにいろいろな国や街へ強行ドライブ旅を敢行していました。(1歳・3歳の子連れで、土日でミュンヘン⇔ミラノ往復など無茶もしました・・・)
帰国後数年間の東京暮らしを経て、2021年夏からアメリカへ移住。アメリカならではの大自然を満喫するのが楽しみです!

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