岐阜県の山間部、飛騨高山地方には歴史・由緒ある古社が数多く点在しており、地元住民の方々から慕われています。本記事では、そんな飛騨高山で参拝におすすめのお社8選を紹介いたします。
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【1】飛騨一宮水無神社
高山市の南に位置する標高1,529mの位山(くらいやま)をご神体山としてお祀りする「飛騨の一宮」。飛騨の鎮守、祖神として古くから多くの地元民に信仰されてきた神社です。
創建時期は不明ですが、平安時代の中期に編集された律令「延喜式(えんぎしき)」には、既に「飛騨一宮」としての記載があります。
- 飛騨一宮水無神社
- 高山 / パワースポット / 神社
- 住所:岐阜県高山市一之宮町一の宮上5323地図で見る
- 電話:0577-53-2001
- Web:http://minashijinjya.or.jp/
【2】荒城神社
「水無神社」で言及した「延喜式」の中で、飛騨国内八社の一つと記されている歴史古いお社です。川の神、水の神とされる河伯大明神が祭神としてお祀りされており、地元住民の厚い信仰を集めています。
本殿は室町時代初期の造りが施されており、国の重要文化財です。1390年に再建されたと言われています。またお社には平安時代の作と推定される、神像など貴重な文化財も多く残されています。
【3】阿多由太神社
はっきりとした創建時期は不明ですが、867年に従五位上を授けられた記録が残っており、古くから格式高い神社として信仰を集めてきたお社です。
現在の本殿は室町時代後期に建立された建造物で、国の重要文化財や日本遺産にも認定されています。
【4】気多若宮神社
社伝では能登国(現石川県)一宮の気多神社の分霊を勧請した事が始まりとされていますが、創建の詳細は不明です。最近では2016年に公開されたアニメーション映画『君の名は。』の中でも描かれ、話題となった神社でもあります。
気多若宮神社の例祭「古川祭」は、国の重要無形民俗文化財に認定されており、日本三大裸祭りのひとつとなっています。地元住民はもちろん、多くの見物客にも親しまれているお祭りです。
【5】日枝神社
高山では毎年春と秋、年2回高山の風物詩とも言える「高山祭り」が催されます。日枝神社は、春の高山祭り「山王祭」の舞台となるお社で、多くの住民に親しまれています。
お社の起源は1141年に、当時の飛騨国国司であった平時輔が近江国(現滋賀県)の日吉神社を勧請し創建したと伝わっています。その後、初代高山城の城主となった金森長近により、1605年に片野村(現高山市片野)から現在の高山城の麓に移築され、城の守護神としてお祀りされました。
【6】飛騨護国神社
高山城の三の丸跡に建立された日露戦争以降の戦没者を尊ぶお社で、古社が多い高山では比較的歴史の新しい神社です。
衣食の神様、菓子の神様、大工の神様、飛騨匠神など多くの神様も祭られており、関連ある職業の人々から信仰されています。
- 飛騨護国神社
- 高山 / 神社
- 住所:岐阜県高山市堀端町90地図で見る
- 電話:0577-32-0274
- Web:http://www.hidatakayama.ne.jp/gokoku/
【7】櫻山八幡宮
櫻山八幡宮は、秋の高山祭り「八幡祭」の舞台となるお社です。
歴史は古く、仁徳天皇の時代(65年頃)に飛騨国に現れた「両面宿儺(りょうめんすくな)」と呼ばれる怪物の討伐の為に、飛騨を訪れた「難波根子武振熊命(なにわねこたけふるくまのみこと)」が戦勝祈願の為に先代の応神天皇を祀ったのが始まりと伝わります。
境内には主祭神である応神天皇をお祀りする本殿の他に、学問の神として知られる菅原道真公をお祀りする天満神社や、猿田彦神をお祀りする稲荷神社など5つの末社があります。
- 櫻山八幡宮
- 高山 / 神社
- 住所:岐阜県高山市桜町178地図で見る
- 電話:0577-32-0240
- Web:http://www.hidahachimangu.jp/
【8】飛騨総社
930年代創建と伝わる古社で、高山の中心街から少し外れ、杉の木に囲まれた閑静な場所に鎮座します。飛騨国18社の総鎮守です。
総社を参拝すれば18社分のご利益があるとされ、多くの人々から信仰を集めています。
境内で販売されている「想叶守り」は、赤いお守りを好きな相手に渡し、自分は紫のお守りを持っていれば、想いが通じるといわれ、多くの参拝者に好まれています。
- 飛騨総社
- 高山 / 神社 / 縁結びスポット
- 住所:岐阜県高山市神田町2-114地図で見る
- 電話:0577-32-0687
- Web:https://www.instagram.com/hidasousya/?hl=ja