季節に限らず、温泉の楽しみ方は様々!今回は温泉地へ行った際にやりたいことを5つ、兵庫県にある湯村温泉を例に紹介していきます。温泉地に行って何をすればいいのか分からない方は必見です。
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【1】温泉街散策
温泉に行ったら、これをしないと始まらない!といっても過言ではない、温泉街散策。温泉街があるところであれば是非散策してみてください。その土地名物の食べ物やお土産等、温泉街を散策するとウキウキしますよ。
更に可能であれば、浴衣を着て温泉街を散策してみてください。宿の浴衣やレンタル浴衣を着て、カランコロンと下駄を鳴らして歩くだけで風情がありますし、温泉地に来ているからこその体験が出来ます。
湯村温泉は、荒湯(あらゆ)と呼ばれる98℃の源泉が毎分470ℓも噴き出るところと、その周辺を流れる春来川沿いを中心に宿やお土産屋さん等が建ち並ぶ、湯けむり漂う温泉街です。また、NHKのドラマ『夢千代日記』の舞台としても知られ、グルメは、とち餅や但馬牛が有名です。
【2】温泉たまご作り
温泉街を散策する際に、あれば一番最初に行いたいことは、温泉たまご作りです。温泉たまごは作るのに時間を要するので、茹で時間を利用し散策することをオススメします。
湯村温泉の場合は、先ず荒湯近くのお土産屋さんで卵を購入します(3個入り150円~)。購入するとネットに入った卵の他に、ビニール袋と紙に包まれた塩が付いてきます。
それらをもって温泉たまごを作れる湯壺へ向かい、ネットに入った卵を、空いている番号の釘にビニール紐を引っかけ、湯壺の中へ沈めます。
約12分待ち、卵を湯壺から引き上げると、温泉たまごの出来上がりです。温泉たまごを食べる際、卵を購入した時に付いていたビニール袋の中に卵の殻を入れ、紙に包まれた塩をかけます。
荒湯は混雑しているので、飲食持ち込み可の宿であれば宿に持ち帰って部屋で食べるか、混雑していない場所に移動するとゆっくりいただけます。ちなみに、薬師湯前でも温泉たまごを作れます。
湯村温泉では卵以外に野菜や山菜を茹でることが出来ますが、その際は専用の湯壺があるので、そちらに入れます。
【3】足湯
どの温泉街に行ってもあることが多い足湯。誰でも気軽に温泉に浸かれ、疲れを癒してくれる存在ですよね。女性の方は気軽に足湯を利用出来るよう、タイツやストッキング等を避けたファッションにしましょう。
湯村温泉にも、川沿いにずらりと並んだ源泉かけ流しの足湯をはじめ、趣の異なる足湯が点在しています。
【4】飲泉(いんせん)
飲泉とは、その名の通り温泉を飲むことです。すべての温泉が飲めるわけではなく、飲用許可が出たところのみしか飲めません。一方、かつて飲泉可能だったところが、何らかの理由で飲めなくなることもあります。
そのような理由から、温泉を飲めること自体が珍しいので、今目の前に飲泉可能な温泉があれば、飲んでみることをオススメします。ただし、各温泉の泉質には適応症(効能)と禁忌症があり、禁忌症に該当する方は飲泉を控えましょう。また規定量以上は飲まないようにしましょう。
飲泉をする場合、付近に柄杓やコップ、湯のみ等が置かれているのが目印です。
湯村温泉では、荒湯近くの慈覚大師の像の下に飲用できる源泉が溜まっているので、巨大な柄杓を使いすくい上げ、湯のみに入れて飲みます。かすかに味はしますが、飲泉出来る温泉の中では癖がなく飲みやすいです。
飲泉することによる適応症は、慢性消化器病・痛風・慢性胆嚢炎・肥満症・胆石症・慢性便秘です。
湯のみの下にある蛇口からは水道水が出るので、湯のみを使う前と使った後は水洗いしましょう。