写真：ririco「飲泉」ができる温泉や、温泉を使った料理が自慢の宿も多くありますが、温泉の源泉を利用して自分で卵や野菜を調理し、食べることができる温泉郷があるのをご存知ですか？今回は、思い出にもなる「作って食べる」体験ができる温泉郷を2つご紹介します。
この記事の目次表示
別府・鉄輪温泉(かんなわおんせん)の地獄蒸し
鉄輪温泉とは
鉄輪温泉は、大分県別府市中心部に位置する別府八湯の一つで、血の池地獄など「地獄」と呼ばれる温泉噴出口をまわる「地獄めぐり」が有名です。
写真：ririco
豊富な湧出量を誇る温泉は飲泉が可能なほか、高温の温泉を利用した「地獄蒸し」と呼ばれる調理法が鉄輪名物として湯治客に好評を博しています。
- 写真：ririco
鉄輪温泉では、1釜を時間単位で借りられる地獄蒸し工房 鉄輪や、地獄釜がある旅館などで地獄蒸し体験ができます。
- 写真：ririco
- 鉄輪温泉
- 大分 / 温泉地 / 女子旅 / 一人旅 / 冬のおすすめ観光スポット / 観光名所
- 住所：別府市鉄輪地図で見る
- Web：http://www.kannawaryokan.com/
泊まってゆっくり地獄蒸しが楽しめる「湯元旅館 かなわ荘」
- 写真：ririco
砂風呂や種類の豊富な貸切風呂が自慢のかなわ荘では、中庭に「地獄釜」が並ぶ蒸し場があり、卵や野菜、肉、魚介などをざるにいれて自分で蒸して食べる、地獄蒸しを体験できます。
- 写真：ririco
食材別に蒸し時間の目安が書かれているので、初めてでも安心です。
- 写真：ririco
塩分を含む高温の蒸気で一気に蒸し上げることによって、食材本来の旨味が閉じ込められるため、美味しい蒸し料理ができあがります。
卵は蒸し時間によって半熟～黒たまごまで作ることができ、一昼夜蒸して茶色い色になったたまごは味がしみていて絶品です。黒たまごは、2週間ほど日持ちするそうです。
- 写真：ririco
食材の持ち込みが可能なので、好みの食材を持ち込んで、ゆっくり地獄蒸しを楽しめるのが嬉しいです。
- 湯元旅館 かなわ荘
- 大分 / 温泉旅館 / ホテル / 日帰り温泉 / 砂風呂
- 料金(目安)：10,800円〜26,626円
- 宿泊時間：15:00〜10:00
- 住所：大分県別府市御幸3-648地図で見る
- 電話：0977-66-0742
- Web：http://www.kanawa-g.com/publics/index/1/
兵庫・湯村温泉の湯がき
湯村温泉とは
- 写真：ririco
兵庫県北西部、鳥取県との県境に位置し、嘉祥元年(848年)に慈覚大師によって発見されたと伝えられている歴史ある温泉郷。NHKドラマ『夢千代日記』のロケ地としても有名です。
- 湯村温泉
- 新温泉町（美方郡） / 温泉地 / 穴場観光スポット / 冬のおすすめ観光スポット / ツーリング
- 住所：兵庫県美方郡新温泉町大字湯地図で見る
- 電話：0796-92-2000（湯村温泉観光協会）
- Web：http://www.yumura.gr.jp/
高温の源泉「荒湯」での湯がき
- 写真：ririco
日本屈指の高熱温泉である「湯村温泉」。元湯は「荒湯」と呼ばれ、98度の高温の源泉が毎分470リットルも湧出しています。
- 写真：ririco
- 写真：ririco
この荒湯を利用して、荒湯たまごや茹で野菜づくりを体験できます。
- 写真：ririco
卵(3個150円・塩付き)やさつまいも、とうもろこしなどの野菜は現地で購入可能です。
- 写真：ririco
これを茹でたい！という食材がある場合は、事前に購入して持参しましょう。
- 写真：ririco
温泉たまごづくりに向いているかみの湯つぼ、荒湯たまごを作れる、なかの湯つぼ、山菜やカニなどアクが出るものを茹でる場合は、したの湯つぼと、食材や調理法によって使用する湯壺が分けられています。
- 写真：ririco
飲泉も可能で、荒湯の近くには源泉を汲んで飲める飲泉所があります。高温のため湯のみも熱くなるので、取ってが付いた湯飲み茶碗を利用するのがオススメです。飲泉することで、慢性消化器病や糖尿病などに効果があるといわれています。
- 写真：ririco
- 写真：ririco
また、荒湯がある春来川沿いにはかけ流しの「足湯」も作られているので、鯉が泳ぐ川の流れを楽しみながら、食材が茹であがるのを待つこともできます。
- 写真：ririco
多くの宿が荒湯の近くにあるので、ライトアップされた川沿いを歩く夜の散策もオススメです。
- 写真：ririco
この記事を書いたトラベルライターから一言
色んな温泉グルメがありますが、みんなで作ると美味しさも増す気がします。思い出に残る「作って食べる」温泉体験はいかがですか？(ririco)
