宿泊利用率で31年連続日本一の国民宿舎「鵜の岬(うのみさき)」をご紹介します。太平洋に面したお部屋、地元食材を贅沢に使った食事、天然温泉、広大な公園。「鵜の岬」に泊まるだけで終日観光できるほど充実した時間を過ごすことができます。
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国民宿舎「鵜の岬(うのみさき)」とは
予約がとれない人気宿
鵜の岬とは、茨城県日立市十王町に位置する国民宿舎です。敷地内にはウミウの捕獲地があることから「鵜」に関連するお宿となっています。
宿泊利用率が高いことで広く知られており、全国69ヶ所の国民宿舎のうち2019年度も日本一となりました。31年連続で全国一位を守ったことになります。
客室58室、宿泊定員204人と収容人数が多いです。すべての客室からは太平洋が一望でき、特に朝日が昇る様子は神秘的です。
人気の理由は、海が目の前という立地、質の高い料理、きめ細かいサービスと言われており、リピーター利用が全体の約6割を占めるそうです。
滞在中の楽しみ方
滞在中は、屋内、屋外で楽しむことができます。敷地が広いので、鵜の岬だけで半日~終日楽しむことも可能です。
まず屋内には天然温泉施設が用意されています。湯に浸かりながら太平洋を一望できるお風呂が名物です。売店や物産センターなどもあり、ショッピングも楽しめます。
屋外には公園が整備されていて、遊歩道散策を楽しめるようになっています。森、池など自然豊かな環境でプチハイキングをしている気分にもなれますし、近くには海岸もあり、海で遊ぶこともできます。
筆者は昼過ぎに到着して、約半日時間を使いました。贅沢な敷地が用意されていますので、それくらいゆとりを持ってスケジューリングできるといいと思います。
屋内(国民宿舎)の様子
ここでは屋内の様子を詳しくご紹介していきます。
ロビー
吹き抜けの空間が開放感あふれています。
ウミウ捕獲地についての説明も豊富です。
お部屋
お部屋とベランダからは太平洋が望めます。
筆者は和室を利用しましたが、洋室もあります。
お風呂
源泉湧出温度47度の温泉を利用した最上階(8階)の展望風呂が人気です。地下1,300メートルから湧き出ています。
お風呂はAM4時~利用可能で、朝日が昇るタイミングで行くと絶景です。
食事
食事は案内された会場で頂きます。
夕定食のプランは宿泊予約時にあらかじめ連絡しておきます。2020年6月現在で4つのコースから選択可能でした。
●夕定食Bコース:4,620円
●夕定食Aコース:6,353円
●素材厳選コース:8,085円
※食事代+宿泊室料+シーズン加算が全体の合計支払い料金になります。
食事は地元産食材をふんだんに使っていて、どれも上品な味付けで食べやすいです。
筆者はBコースを注文し、前菜、刺身、煮物、焼物、洋皿、鍋、揚げ物、釜飯、デザートが付いてきました。
朝食は和食です。普段はバイキング形式ですが、2020年6月現在新型コロナウイルスの影響で定食スタイルになっています。
食事は夕食と同じく、どのお惣菜も優しい手作りの味がします。ご飯、お味噌汁等、おかわり自由なものもあります。
売店
売店は小さめですが、地元産の食品や鵜の岬限定商品(タオルなど)を販売しています。
お部屋のお茶請けとして提供されている「塩ようかん(540円/6個)」などオリジナル菓子も購入できます。
地元(久慈浜など)で水揚げされた魚を使った干物もおすすめです。保冷剤も買えます。