アイルランド
アイルランド観光
アイリッシュウイスキーやギネスビールで知られる国

【アイルランド・ダブリン】ローカル電車DARTで巡る沿線の個性光る街12選

取材・写真・文:

東京在住
訪問エリア:35ヶ国

2017年9月25日更新

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8.ジェイムス・ジョイスの執筆活動の中心地サンディーコーブ(Sandycove)

ジェイムス・ジョイス博物館(James Joyce Tower)

ジェイムス・ジョイス著の名作『ユリシーズ』の物語にも登場するJamese Joyce Towerという海を見渡せる塔は、1962年にジェイムス・ジョイス博物館となりました。

  • 写真:aka-regionジェイムス・ジョイス博物館から眺める景色。

博物館には、外国語に翻訳されたジョイスの本やギター、手書きの手紙や原稿などが展示されています。塔の内部にも入ることができ、ベッドや生活用品が置かれ、ジョイスが暮らしていたときの様子が再現されています。

  • 写真:aka-regionジェイムス・ジョイス博物館

海が大好きアイリッシュの普段の顔を知れるスポットForty Foot

  • 写真:aka-region夏になるとForty Footは海水浴をする人が多い。ただし、水温は低い。

一昔前まで女性の遊泳は禁じられ、男性のみが遊泳を楽しめる場所でした。現在では男女水着で海に飛び込むことができ、荒波の日であれ夏の穏やかな日であれ、多くの人でにぎわっています。

下車駅:サンディコーブ・アンド・グラスツール(Sandycove & Glasthule)駅
ジェイムス・ジョイスタワーと博物館
アイルランド / 博物館・美術館 / 博物館
住所:17 Sandycove Point, Dún Laoghaire, Dublin, A96 Y165 アイルランド地図で見る
Forty Foot
アイルランド / 自然・景勝地
住所:40 Foot, Strathdoon, 24 Marlborough Rd, Glenageary, Co. Dublin, A96 Y6F5 アイルランド地図で見る
サンディコーブ・アンド・グラスツール駅
アイルランド / 駅・空港・ターミナル
住所:Sandycove & Glasthule, Bóthar Chnoc an Línsigh, Dún Laoghaire, Dublin, アイルランド地図で見る

9.おとぎ話の街のようなドーキー(Dalkey)

ドーキーの街はかつて「7つの教会の街」と言われていましたが、現在は2つの教会を留めるのみとなっています。

他にもメイン通りにはドーキー城があり、ここでは中世の衣装を着た案内人がドーキー城と街の歴史について語ってくれます(入場有料)。

ドーキーの街の魅力は、なんと言っても絵ハガキのような美しい雰囲気です。まるでおとぎ話に出てきそうな個性的なお店やカフェが立ち並んでいます。

  • 写真:aka-regionドーキーの街

中でもぜひ立ち寄りたいのが、アイリッシュ・ビーフの石焼ステーキが食べられるパブ内レストランThe Queens Steak Roomです。

  • 写真:aka-regionドーキーの街にあるステーキハウスで頂くアイリッシュビーフ(€20≒2,700円)

石の鉄板の上にアイリッシュ・ビーフの塊がどーん!と出てきて、まだ熱い鉄板の上で好きな焼き具合に調節して食べます。ナイフで切ると肉汁がどっと出てきて、そのお肉の柔らかさといったらもう。

そしてじゃがいも大国・アイルランドにあって、やはり期待以上の甘さのフライドポテト!ついつい完食してしまいます。あなたも驚きのステーキ体験をぜひ!

下車駅:ドーキー(Dalkey)駅
The Queens Steak Room
アイルランド / 洋食・西洋料理
住所:The Queens Steak Room, 12 Castle St, Dalkey, Co. Dublin, アイルランド地図で見る
Web:http://www.thequeens.ie/
ドーキー駅
アイルランド / 駅・空港・ターミナル
住所:Dalkey, Sorrento Dr, Dalkey, Co. Dublin, アイルランド地図で見る

10.歌姫エンヤが住む海岸線が美しいキリニー(Killiney)

北はホウス、南はブレイヘッドやウィックローマウンテンズが見られる砂浜の海岸がランドマークです。アイルランドが生んだ歌姫エンヤもこの街出身で、古城を改築した庭付きの邸宅に住んでいることは地元の人々にもよく知られています。

また、キリニーのビーチの上に位置するキリニー公園からの眺めは’’映画『Onceダブリン街角で』’’にも出てきた絶景の場所です。丘の上からは、ウィックローマウンテンの山々からHowthまで、アイリッシュ湾岸沿いの街をよく見渡すことができ、開放感溢れる場所です。

別の方角を見ると、Brayやその先のアイルランドの南端まで見えそうなほど、海岸線をくっきりと見渡すことができます。季節を問わず常緑の芝生の上に家がぽつぽつと見え、その威厳ある景色にうっとりとしてしまいます。

丘の上一面にヒースの花が咲く6月~9月ごろは特におすすめです。

  • 写真:aka-regionキリニーの丘の上から見るBray方面の眺め

公園まではバスがなく、DART駅からも遠く高いところに位置するので車がない場合は到達するには大変ですが、汗をかきながらでも登って眺める価値のある風景が広がっています。

下車駅:キリニー(Killiney)駅
キリニー・ヒル・パーク
アイルランド / 展望・景観
住所:キリニー・ヒル・パーク, アイルランド A96 W5C1, County Dublin, Dalkey, Scalpwilliam, Mount Auburn地図で見る
キリニー駅
アイルランド / 駅・空港・ターミナル
住所:Killiney Train Station, Bóthar an Stáisiúin, Killiney, Co. Dublin, アイルランド地図で見る

11.潮風に吹かれて休日を過ごすブレイ(Bray)

ヴィクトリア時代のリゾートで、現在は海辺にフィッシュ&チップ屋やレストランが立ち並び、ダブリンっ子の休日過ごす定番の場所となっています。

ブレイヘッドという丘の上へ登れば、海と陸地とを隔てる絶壁を見ながらのクリフウォークを楽しむことができます。

ウォーキングといえば、DARTではブレイの隣駅であり、終点となるグレイストーンズまで8kmに渡って海沿いの遊歩道が整備されており、晴れた日は絶好のウォーキングロードとなります。この遊歩道は歩行者のみ通行可能となっているので、自分のペースで安全に歩き進めることができます。

また、Brayを拠点としてレンタカーで移動すれば、パワーズコートガーデンやウィックローマウンテンズ国立公園、ファーマーズマーケットで有名な馬小屋を改築したキルラダリー・ガーデン&ハウスにも立ち寄ることができます。

  • 写真:aka-regionアイルランドの庭「ウィックローマウンテンズ」
  • 写真:aka-regionキルラダリー・ガーデン&ハウス
  • 写真:aka-regionBrayから足を延ばしてファーマーズ・マーケットへ。
下車駅:ブレイ(Bray)駅
ブレイヘッド
アイルランド / 展望・景観
住所:アイルランド ウィックロー ブレイ・ヘッド ニューコート地図で見る
The Bray to Greystones Cliff Walk
アイルランド / 自然・景勝地
住所:Bray Promenade, Ravenswell, Bray, Co. Wicklow, アイルランド地図で見る
キルラダリー・ハウス&ガーデン
アイルランド / 建造物 / 公園・動植物園 / 庭園
住所:Southern Cross Rd, Bray, Co. Wicklow,Ireland地図で見る
電話:+353 1 286 3405
Web:http://www.killruddery.com/
ブレイ駅
アイルランド / 駅・空港・ターミナル
住所:Bray Train Station, Bray, Co. Wicklow, アイルランド地図で見る

12.ビーチでゆったり過ごすグレイストーンズ(Greystones)

近郊列車DARTの南の最終地点は、Greystones(グレイストーンズ)です。

前述した通り、一つ前の駅Brayから、海沿いに車では通ることのできない遊歩道が整備されており、とりわけ壮大な景色を見ながら徒歩で8kmを歩けば、この街に繋がっています。

  • 写真:aka-regionグレイストーンズの街

電車でグレイストーンズの街の中心に降り立つと、ほんのりと潮の香りがします。ビーチの真横に駅があり、アイルランド湾沿いに南北に商店街が軒を連ねます。アイルランド料理やお酒などを楽しむことができるパブや、南ダブリンの閑静な住宅街に住む人たちがほっと一息つけるようなカフェもあります。

  • 写真:aka-regionグレイストーンズの旧駅舎には市立図書館が入る。
下車駅:グレイストーンズ(Greystones)駅
グレイストーンズ駅
アイルランド / 駅・空港・ターミナル
住所:Greystones Station, Iarnród Éireann, Church Rd, Killincarrig, Greystones, Co. Wicklow, アイルランド地図で見る

まとめ

いかがでしたか?

アイルランドの首都ダブリンからアイリッシュ湾岸を走る近郊列車DARTに乗って、それぞれの街に立ち寄ってみませんか?市街地にいるだけでは味わうことのできない、自然との近さやのどかでゆったりとした時間の流れを体験することができます。

  • 写真:aka-regionDART沿岸はどこからでもアイリッシュ湾が見える。

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この記事を書いたトラベルライター

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計4年間、ヨーロッパ(フィンランド、アイルランド)で住んでいる間に見聞きしたこと、経験したことを紹介します。旅のテーマは、「暮らすように旅をする」。旅のある暮らし方、ライフスタイル、文化に関する情報を発信していきます!

♬Countries & Areas: Europe (アイルランド、フィンランド他),日本(島根、山陰地方、東京他)
♬Hobbies: アイリッシュフィドル、水泳
♬Speciality: 島好きです!
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