海の上を走るフェリーは、移動自体を楽しめる「移動する絶景ホテル」です。今回は、GoToトラベルキャンペーンの対象にもなる、フェリーを利用するのんびり贅沢な旅のメリットや、楽しみ方をご紹介します。
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島国日本を結ぶフェリー
島国日本では、各地を結ぶ数々のフェリーが運行しています。太平洋側には、東京から徳島・北九州を結ぶ「オーシャン東九フェリー」や、茨城県大洗から北海道苫小牧を結ぶ「商船三井フェリー」、名古屋から仙台・苫小牧を結ぶ「太平洋フェリー」などをはじめ、大阪・神戸から九州方面へを結ぶ「名門大洋フェリー」、「阪九フェリー」、「フェリーさんふらわあ」、「宮崎カーフェリー」などが運行しています。
日本海側には、舞鶴・新潟から小樽、敦賀から苫小牧などを結ぶ「新日本海フェリー」などがあり、国内には全部で14の長距離フェリーの航路があります。
その他、本州や四国、瀬戸内の島々を結ぶ中距離フェリーも多く存在します。
フェリー旅のメリット
自由に動き回れる広い船内
船内が広く、自由に散策できるのが魅力です。展望デッキや、ゲームコーナー、大浴場、マッサージチェアやキッズスペースなどの設備が充実しているので、移動の時間も自由に楽しむことができます。
効率よく観光できる
移動中にゆっくりと体を休め、観光に備えることができます。夜行フェリーを利用すれば、観光地で朝早くから活動することが可能です。横になれる船室を確保すればぐっすり眠ることができるので、翌朝からの旅行地での行動に影響がないのも嬉しいポイントです。
マイカーを持参できる
普段利用しているマイカーと一緒に乗船できるので、旅先での移動や荷物の心配もなく、安心です。
自分に合った客室を選べる
予算や家族構成など、旅のプランに合う客室を選ぶことができます。船によって客室名の呼び名が異なりますが、特等客室など上位の客室には、ベッドルームやトイレ、浴室があり、ホテルステイと変わらない快適さです。
個室を利用することで、より安心した旅ができます。
フェリー旅の楽しみ方
絶景を楽しむ
普段は見ることができない、船からの景色を楽しめるのも船旅ならではです。
夜行便では、展望デッキから夜景や星空、翌朝の日の出などをゆっくり眺めるのもオススメです。
関西~九州の航路では、兵庫県神戸市垂水区東舞子町と淡路市岩屋を結ぶ明石海峡大橋、岡山県倉敷市と香川県坂出市を結ぶ瀬戸大橋、愛媛県今治市と大島を結ぶ来島海峡大橋の「絶景三大架橋」を間近で見ることができ、さらに橋の下をくぐるという普段はできない体験も楽しめます。
筆者が利用した名門太洋フェリーでは、各橋の通過時間が掲示物などで表示されていた他、船内アナウンスもありました。
船内での飲食を楽しむ
船内にはレストランや、カフェ、売店などがあり、オリジナルグルメなどを楽しむことができます。
阪九フェリーには、瀬戸内海を臨む展望レストランがあり、九州の新鮮なブランド魚などのこだわった食材を利用した豊富な種類の料理から、好きなものをチョイスして食べることができます。
その他、阪九フェリーでは、船内で作られたパンやスイーツも名物です。
朝食の時間に合わせた焼き立てパンの販売(予約も可能)があるのも嬉しいです。
名門太洋フェリーでは、船内レストランで朝夕バイキングサービスがあります(夕食バイキング/90分制)大人:1,600円、小人:1,100円、幼児(4-5歳):500円)
大浴場を楽しむ
長距離フェリーは、大浴場を備えたフェリーが多いです。展望浴室がついているフェリーであれば、大海原を見ながら入浴を楽しむこともでき、特に朝風呂は最高です。
GoToトラベルキャンペーン対象のフェリー旅の注意
GoToトラベルキャンペーンは、対象プランや、必要条件がフェリー会社によって異なります。WEB予約などの場合、事前にSTAYNAVIでGoToトラベルクーポン券の発行が必要な場合が多いです。
また、GoToトラベルキャンペーンの除外となっている発着地からの航路を利用するなどすると、キャンペーン対象外となる場合もありますので、旅行を計画する際は、利用するフェリー会社のホームページなどでキャンペーンの対象となる条件を確認してください。
この記事を書いたトラベルライターから一言
移動自体を楽しめる「移動する絶景ホテル」のフェリー旅、子連れでの利用は他の移動より快適で、オススメです。(ririco)