「瀬戸内国際芸術祭」は、瀬戸内の温暖な気候の島々を巡ってアートを満喫できる、2019年に絶対に行きたい芸術祭。アート巡りをより一層満喫するための楽しみ方を、2016年に全会期参加した筆者がお伝えします。
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瀬戸内国際芸術祭とは
「瀬戸内国際芸術祭」は2010年より3年に1度開催されている、瀬戸内海の島々を舞台に開催される現代アートの祭典。直島や豊島など10以上の島と、島の交通の拠点である港や駅の周辺で行われています。
4回目を迎える2019年は、4月26日から5月26日の「ふれあう春」、7月19日から8月25日の「あつまる夏」、9月28日から11月4日の「ひろがる秋」の3会期開催されます。3会期ともすべての島が参加しているわけではないので、詳細はホームページをご覧ください。
2019年の芸術祭では、「アート・建築-地域の特徴の発見」「民俗-地域と時間」「生活-住民(島のお年寄りたち)の元気」「交流-日本全国・世界各国の人々が関わる」「世界の叡智-この地を掘り下げ、世界とつながる場所に」「未来-次代を担う若者や子どもたちへ」「縁を作る-通年活動」の6つのコンセプトが掲げられています。
瀬戸内国際芸術祭のアート巡りを充実させる楽しみ方
もちろん芸術祭ではアート巡りがメインですが、それ以外にも楽しめる要素がたくさんあります。瀬戸内での滞在をより充実させるための過ごし方をご紹介しましょう。
会場への移動も楽しもう!
会場となっている港や島へのアクセスは、電車や船がメインとなります。
岡山駅から人気の島「直島」や「豊島」へのフェリーが運航されている宇野港までを結ぶJR宇野線では、「JR宇野みなと線アートプロジェクト」として、一部の駅舎がおしゃれなアート作品になっているのも見逃せません。運航日が合えば観光列車La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)に乗ってみるのもおすすめです。
また、島をつなぐフェリーからは美しい海の景色を楽しめます。好天時には、外部デッキで海の風を感じながらの船旅を満喫できます。
その他、高松~小豆島~神戸を結ぶジャンボフェリーでは、売店であたたかい食事を味わうことができます。小豆島のオリーブ牛100%のカレーうどん(税込630円)がオススメです。
屋上展望デッキにあるヤノベケンジ氏の代表作トらやんの巨大なオブジェも見逃せません。
ちなみに島での移動手段は、島によって様々です。バスやレンタルサイクルを利用できる島や、徒歩のみの島など。直島では、可愛いラッピングのバスに乗ることができますよ。
作品とともに味わえる島グルメに舌鼓
瀬戸内は美味しいグルメの宝庫ですが、芸術祭の会期中は地元の名物や、作品をより楽しめる料理を味わうことができます。
西ノ浜の家@沙弥島
春会期中の沙弥島では、海に溶け込む美しいアート作品そらあみを見ながら食事ができる、西ノ浜の家がオープン。沙弥ふぐ弁当(税込800円)と、歴史のある沙弥おでん(各税込100円)などがいただけます。
- 西ノ浜の家
- 坂出市 / その他レストラン
- 住所:香川県坂出市沙弥島111-1地図で見る
- Web:https://setouchi-artfest.jp/artworks-artists/archi...
福田アジア食堂@小豆島
小豆島の福田でオープンする福田アジア食堂は、「福武ハウス アジア・アートプラットフォーム」の一環として、食のワークショップでアジア各地域のシェフから教わったアジア料理や地元料理を、福田のお母さんやお父さんたちが提供してくれる温かみのある食堂。
アジアンな装飾がされた旧福田小学校の体育館で、福田定食やアジア定食(税込1,000円)などが楽しめます。
- 福田アジア食堂
- 香川 / アジア料理 / ランチ
- 住所:香川県小豆郡小豆島町福田甲718-1地図で見る
- 電話:0879-62-9301
- Web:http://benesse-artsite.jp/art/fukutakehouse.html
檸檬ホテル@豊島
豊島にある実際に宿泊も可能な体験型アート作品「檸檬ホテル」では、甘酸っぱい気持ちになれるアート作品を体験した後に、レモンスカッシュ(税込500円)などの豊島産のフレッシュなレモンをふんだんに使ったドリンクでほっと一息できます。
- 檸檬ホテル
- 香川 / ホテル / インスタ映え
- 住所:香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃984地図で見る
- Web:http://lemonhotel.jp/
その他にも美味しいお店がたくさんあるので、アート巡りをしながらお好みのグルメを探してみて下さい。
お気に入りの景色を見つける
会場となっている島々には、自然が作る美しい景色がたくさんあります。
ふと出会う景色が、自分の最高のお気に入りになることも!アート作品を巡る移動中も、周りの景色に目を向けて見るのはいかがでしょう。
交流を楽しむ
アート巡りの際に、地域の方々やアーティストや職人の方々にお話を伺うチャンスがあれば、積極的に話しかけてみましょう。また、同じくアート巡りを楽しんでいる方々と話して知らない情報をゲットできることも。
交流をすることによってアートの見方が変わったり、新しい発見があったりします。積極的に挨拶をして交流を楽しみたいですね。
- 瀬戸内国際芸術祭
- 高松市 / イベント・祭り / 女子旅
- 住所:香川県高松市サンポート1番1号 高松港旅客ターミナルビル3F(総合案内所)地図で見る
- 電話:087-813-2244(総合案内所)
- Web:https://setouchi-artfest.jp/