東京湾と相模湾に面している神奈川は、海が楽しめる人気エリアが多く存在しています。中でも東京から2時間以内でたどり着き、さらに観光が充実している島を3つピックアップしてみました。休日にどこへ行くか迷っている方は参考にしてください。
この記事の目次表示
1.湘南の象徴「江ノ島」
湘南の海に浮かぶ江ノ島は、神奈川を代表する人気観光地のひとつです。夏のイメージが強いですが季節を問わず観光でき、島内は見どころが盛りだくさん。さらに天気のいい日の夕暮れには、赤く染まる空の向こうに富士山のシルエットが見えるなど、絵に描いたような素晴らしい景色が現れます。
江ノ島は縁むすびのパワースポット
江ノ島ではあちこちで龍を見かけますが、これは江島縁起と呼ばれる龍と天女の恋物語が由来しています。江島神社の辺津宮(後述)にある、ふたつの幹が根元でひとつに繋がる「むすび樹」や、鐘を鳴らして愛を誓う「龍恋の鐘」など、縁むすびに関する見どころも多数あり、絆を深めたいカップルやステキな出会いを待ち望む男女、そして美しくありたい女性たちに人気です。
- 江島神社 辺津宮
- 藤沢市 / 神社
- 住所:神奈川県藤沢市江の島2丁目3−8地図で見る
- 電話:0466-22-4020
- Web:http://enoshimajinja.or.jp/hetsumiya/
日本三大弁財天のひとつ「江島神社」
江島神社は日本三大弁財天のひとつであり、3つのお宮(辺津宮:へつみや・中津宮:なかつみや・奥津宮:おくつみや)に三姉妹の女神が祀られています。弁財天とは音楽・芸術の神であり、財をもたらすといわれています。さらに龍神を祀った龍宮(わだつのみや)は、安産・子宝のご利益があるそうです。江ノ島はまさに神の住む島。神聖な場所ということですね。
- 江島神社
- 藤沢市 / パワースポット / 神社 / 縁結びスポット
- 住所:神奈川県藤沢市 江の島2丁目3番8号地図で見る
- 電話:0466-22-4020
- Web:http://enoshimajinja.or.jp/
龍の住む洞窟「江ノ島岩屋」
島の西側には波の侵食によってできた洞窟があり、江ノ島岩屋と呼ばれています。内部は第一岩屋と第二岩屋のふたつに分かれていて、江ノ島信仰発祥の地として崇められているほか、富士山の氷穴につながるとも考えられています。
第二岩屋の奥では迫力のある龍が待っていて、暗闇なのでちょっと怖い気もしますが、龍伝説のリアルな雰囲気を楽しむことができるでしょう。
- 江の島 岩屋
- 藤沢市 / 自然・景勝地 / パワースポット / 穴場観光スポット
- 住所:神奈川県藤沢市江の島2地図で見る
- 電話:0466-24-4141(藤沢市片瀬江の島観光案内所)
- Web:http://www.fujisawa-kanko.jp/spot/enoshimaiwaya.ht...
- 江の島
- 藤沢市 / パワースポット / 女子旅 / 島・離島 / 縁結びスポット
- 住所:神奈川県藤沢市江の島地図で見る
- Web:http://www.fujisawa-kanko.jp/spot/spot01.html
2.東京湾に浮かぶ無人島「猿島」
猿島は横須賀から船で10分の無人島で、規模は小さいですが歴史と自然が同時に楽しめる大変興味深い島です。猿島といっても猿は住んでおらず、かつて嵐で漂流した日蓮上人が、一匹の白猿に島へ導かれたという伝説からこう呼ばれているそうです。
独自のムードが漂う撮影スポット
猿島は幕末から昭和にかけて要塞として使われた場所で、島内には古いレンガ造りの建造物が並んでいます。その周囲はコケや木々が生い茂り、雰囲気のある独特な世界が創り出されています。それは訪れる人々を魅了すると共に撮影スポットとしても人気を集め、インスタグラマーやユーチューバー、コスプレーヤーなどに注目されています。
切り通しとレンガ造りの建造物「猿島要塞」
猿島要塞は山をくり抜いて道を作り、両壁に兵舎や弾薬庫が埋め込まれるように作られています。そのため外側からは森があるようにしか見えません。明治時代のレンガ造り建造物はとても貴重で、これらは国史跡に指定されています。切り通しの先にある通称「愛のトンネル」は、レンガ造りのトンネルとしては日本最古のものだそうです。
- 猿島要塞の切通し
- 横須賀市 / 遺跡・史跡
- 住所:神奈川県横須賀市 猿島要塞の切通し地図で見る
- Web:https://www.tryangle-web.com/sarushima/
バーベキューや海水浴が楽しめる砂浜
猿島には小さな砂浜があり、夏は多くの海水浴客で賑わいます。ここでは季節を問わずバーベキューを楽しむことができ、用意するのは食材のみなので(機材持ち込み不可)、行き帰りもラクラクです。もちろん砂浜を歩くだけも気持ちがいいので、史跡巡りが終わったあとは静かな海で過ごしてみてはいかがでしょうか。
- 猿島
- 横須賀市 / インスタ映え / 女子旅 / 島・離島
- 住所:神奈川県横須賀市猿島地図で見る
- Web:https://sarushima.jp/
3.三浦半島最南端の「城ヶ島」
城ヶ島は三浦半島最南端に位置する島で、温暖な気候と豊かな自然に囲まれています。西側の海沿いは岩場が多く、東側の大部分は公園となっているため、釣り・磯遊び・ハイキング・ピクニックなど様々な体験が可能です。詩人であり歌人の北原白秋がこの地に移り住み、「城ヶ島の雨」という歌詞を残したことで知られています。
ツヤツヤのみさきまぐろに豊富な海産物
- 出典:www.photo-ac.comイメージです
- 写真:まきまき
城ヶ島はまぐろの水揚げが盛んな三崎港の先にあるため、まぐろをはじめとした海の幸が豊富です。刺身、焼き魚、つぼ焼、海鮮丼など、お好みの料理と冷えたビールで、ちょっと贅沢な食事が楽しめそうですね。三崎には旬の魚介類や野菜が購入できる産直センター「うらり」があるので、海産物のお土産や自宅用の買い物も充実するでしょう。
- 三崎港産直センター うらり
- 三浦市 / おみやげ屋 / 穴場デートスポット
- 住所:神奈川県三浦市三崎5丁目3−1地図で見る
- 電話:046-881-6721
- Web:http://www.umigyo.co.jp/
自然のアート「馬の背洞門(うまのせどうもん)」
城ヶ島の一番の見どころは、岩場にぽっかり穴があいた「馬の背洞門(うまのせどうもん)」です。これは波の侵食によって長い年月をかけてできた洞穴であり、海辺のパワースポットとしても知られています。穴のすぐ手前に立つことができるので、岩と海をバックに記念撮影をしたり、朝日や夕焼けを眺めるなど美しい自然のアートが楽しめます。
三崎と城ヶ島をむすぶ渡船「さんしろ」
城ヶ島と三崎は城ヶ島大橋で繋がっていて、車や徒歩で渡ることができます。そのほか海を渡る方法もあり、その際にはさんしろという渡し船によって移動します。乗船時間は片道約5分ですが、陸路とは違う観光気分が味わえるでしょう。さんしろは自転車の積載が可能なので、レンタサイクルで島を巡る方でも利用できます。
- 城ケ島渡船「さんしろ」
- 三浦市 / 乗り物
- 住所:神奈川県三浦市三崎町地図で見る
- 電話:046-881-6721
- Web:https://www.umigyo.co.jp/hakushu.html