釜山を旅するのに欠かせないのが、地下鉄やバス。そのときにあると便利なのが「交通カード」です。今回は、釜山で交通カードを使うメリットや、入手方法、使い方などを解説します。
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観光に便利な交通カードとは
釜山を旅するなら、地下鉄やバスを利用するのが便利です。地下鉄とバスを駆使すれば、たいていのところへは行くことができるからです。
そして、地下鉄やバスに乗っていると、ほとんどの人が現金ではなく交通カード(キョトンカドゥ)を使っているのを見かけます。この交通カード、日本のSuicaなどと同じで、チャージしながら使うICカードですが、旅行者ももちろん使うことができます。
いろいろなメリットのある交通カード。地下鉄やバスを乗りこなしながら釜山を旅する予定の人は、ぜひ手に入れることをおススメします。
交通カードを使うメリット
小銭の用意がいらない
バスや地下鉄に現金で乗ろうと思うと、小銭を作っておく必要があります。財布に大きなお札しかないと、いざというときに両替ができないことがあるからです。例えばバスでは、運転手さんがお釣りを持っていなかったり、地下鉄では、駅の両替機では大きなお札が両替できないこともあります。
そんな時に交通カードであれば、小銭を作っておく必要がないので、楽ちんです。
現金払いよりも安い
交通カードを使った方が、現金払いよりも料金が少し割引になります。例えば地下鉄の場合、現金で1区間1,400ウォン(約140円)のところが、交通カードなら1,300ウォン(約130円)になります。
乗り換え割引がある
地下鉄からバスに、あるいはバスからバスに乗り換えるときに、交通カードを使うと割引があります。割引が適用されるには、30分以内に次の乗り換えを行う必要があり、乗り換え回数は最大2回までです。
この乗り換え割引はかなり大きく、バスからバスへの乗り換えでは、2回目、3回目の運賃がゼロになる場合もあります。交通カードを使わない手はありません!
コンビニやタクシー等でも使える
公共交通機関だけでなく、コンビニの支払いに使用できるほか、提携しているお店や提携しているタクシーでの料金支払いにも使うことができます。
交通カードは「cashbee」と「T-money」の2種類
釜山で手に入る主な交通カードは「cashbee」と「T-money」の2種類があります。cashbeeはロッテ系の交通カードで、T-moneyはソウルでもポピュラーな交通カードです。どちらも同じように使えますので、お好みを購入して構いません。またどちらも、ソウルなど釜山以外の都市でも使えます。
お店やタクシーの料金支払いに使うときは、「cashbee」や「T-money」のマークがあるかを事前に確認しましょう。
2つとも、上の写真のように、いろんなデザインのカードがあります。
さらに大人用と青少年用、子ども用の3つがある
韓国では、公共交通機関の運賃は3つに区分されており、一般(19歳以上)、青少年(13~18歳)、子ども(6~12歳)です。というわけで、上記で紹介したカードも、利用者が該当する運賃用のカードを購入する必要があります。
一般用カードは購入したらそのまま使えますが、青少年用と子ども用は、購入後に生年月日を登録しないといけません。ただし、登録できるサイトは韓国語のみです。もし韓国語がわかる友人・知人などがいれば、手伝ってもらうと良いかもしれません。
ちなみに地下鉄の駅の自動販売機では、一般用と青少年用が販売されていました。青少年用は、登録なしでも10日間は使えるということでした。
購入~使い方
購入は自動販売機やコンビニで
交通カードは、コンビニや、地下鉄の駅の自動販売機などで購入できます。金額は、2,000ウォン(約200円)です。
ちなみに、この2,000ウォンはカード代金なので戻ってきませんが、何度も交通機関を使う人なら、すぐに元がとれます。購入後にチャージした金額に関しては、残金がある場合にはコンビニ等で返金してもらうことができます。
使う前にチャージ
カードを使用する前に、まずは現金をチャージします。チャージできる場所は、地下鉄の駅の機械や、コンビニなどです。
乗り降りの仕方
地下鉄では、駅の改札口で画面にカードをタッチさせてください。ピッと音が鳴ればOKです。降りるときも同じように、画面にタッチします。
バスでは、乗車時のみ、画面にカードをタッチさせます。下車時は、乗り換えをしない場合はタッチしないでも良いのですが、次にバスや地下鉄に乗り換えをする予定がある場合は、必ずタッチしてください。そうすることで、先に紹介した割引が適用されるようになるからです。
また、バスの場合は、1枚のカードで2人以上の運賃を払うことが可能です。このときは、乗車時に画面にタッチする前に、運転手さんに人数を伝えてください。この場合、2人以上の運賃が必ずしも同額でなくてもいいので、大人用のカードで一緒に子ども料金を払うこともできます。
この記事を書いたトラベルライターから一言
筆者は、何度か釜山を訪問していますが、交通カードのことを知る前は、財布の中に小銭を残しておくのが大変でした。とくにバスでは、お釣りがないと言われることもあり、困ることがありました。
あるとき、釜山在住の友人から交通カードを勧められたので使ってみたのですが、こんなに簡単なら最初から使っておけばよかった!と思いました。これから行く予定のある皆さん、ぜひ、交通カード使ってみませんか。(れいちゃん)