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まだまだ続く政治、歴史上の重要拠点!
ダウニング街
11番ルート上のイギリスにとって重要な建物はさらに続き、歴史上の様々な出来事の舞台となった首相官邸があるダウニング街の入り口前も通ります。こちらは、バスの左側になります。
- 出典:www.flickr.comEntrance to Downing Street , Photo by Garry Knight
ダウニング街は小さな通りで、通りの入り口からゲートが閉められ警護されていますが、ゲートの中には何やら重要書類の入ってそうなアタッシュケースを持った人が歩いていたり、政治の中心らしい雰囲気を感じる場所です。
ホース・ガーズ、ホースガーズパレード
それからすぐバスは、ホース・ガーズの建物前を通過します。
ホース・ガーズとはイギリス軍のロンドン管区および王室騎兵隊本部の建物で、入り口では常に騎兵が警護しており、騎兵の横に立って記念撮影ができます。また、1時間に1度、騎兵の交代式を行っています。ホース・ガーズもバスの左側に見えます。
また、バスからは見えませんが、ホース・ガーズの裏手には広いグラウンドを擁するホースガーズパレードがあり、そちらでは騎兵隊の交代式が毎日、月~土曜は11:00、日曜は10:00に行われています。
- ホース・ガーズ・パレード
- ロンドン / その他スポット
- 住所:4 Whitehall Pl, Westminster, London SW1A 2AX地図で見る
トラファルガー広場、ナショナルギャラリー
ホース・ガーズを過ぎてすぐに、正面にナショナルギャラリーとトラファルガー広場も見えて来ます。
トラファルガー広場は、1805年のトラファルガーの海戦における勝利を記念して造られた有名な広場で、大きなイベントが行われることもしばしばあります。
ナショナルギャラリーはゴッホ、フェルメールなどの絵画を擁する美術館で、別館にポートレートを集めたナショナルポートレートギャラリーもあります。
- ナショナル・ギャラリー
- ロンドン / 博物館・美術館
- 住所:Trafalgar Square, London WC2N 5DN地図で見る
- Web:https://www.nationalgallery.org.uk/visiting/visiti...
- ナショナル ポートレートギャラリー
- ロンドン / 博物館・美術館 / 美術館
- 住所:2 St. Martin's Place, London WC2H 0HE, England地図で見る
金融街、まだまだ見どころは続きます。
コヴェントガーデン
トラファルガー広場からバスは右へ折れ、しばらく行くと Southampton St/Covent Gardenというバス停があります。
バスのルート上ではないのですが、このバス停で降りて少し歩くと、いつも人でごった返しているショッピングエリアのコヴェントガーデンがあり、アンティークや服、雑貨などを売るアップルマーケットや、子供が喜ぶロンドン交通博物館などに行くこともできます。
- 出典:www.geograph.org.ukApple Market, Covent Garden, photo by Colin Smith
- ロンドン交通博物館
- ロンドン / 博物館・美術館 / 博物館
- 住所:Covent Garden Piazza, London WC2E 7BB地図で見る
- Web:https://www.ltmuseum.co.uk/
サマセットハウス
また、Southampton St/Covent Gardenのバス停を過ぎると、すぐ右側にサマセットハウスが見えて来ます。
写真は冬季のものですが、冬になるとサマセットハウス前にアイススケートリンクが設置されるのが、風物詩となっています。
サマセットハウスの中にはコートールド・ギャラリーという美術館が入っており、小さいながら印象派のマネ、セザンヌなど、教科書にも載っているような有名作品も展示されています。
- サマセットハウス
- ロンドン / 建造物
- 住所:Strand, London WC2R 1LA地図で見る
- Web:https://www.somersethouse.org.uk/
- コートールド・ギャラリー
- ロンドン / 博物館・美術館 / 美術館
- 住所:Somerset House, London WC2R 0RN, England地図で見る
セント・ポール大聖堂
さらに進むとその幅の狭さが、ローマ時代からあると言う古い歴史を感じさせる、王立裁判所も擁するフリートストリートに入ります。
この辺りから金融街になって来て、通りをスーツ姿の金融マンが歩いているのが目につき始め、バスはダイアナ元妃も結婚式を挙げたセント・ポール大聖堂の真正面に向かって進みます。
セント・ポール大聖堂はとても大きいので地上からは写真に全景を収めることはできませんが、バスの二階席に座っていれば正面全体を写真に収めることが可能です。
- セント・ポール大聖堂
- ロンドン / 教会
- 住所:St. Paul's Churchyard, London EC4M 8AD地図で見る
- 電話:20 7246 8350
- Web:https://www.stpauls.co.uk/
イングランド銀行、ロイヤルエクスチェンジ
それからバスは、以前は国際金融先物取引所として使われていて、現在は高級ショッピングモールになっているロイヤルエクスチェンジや、イギリスの中央銀行であるイングランド銀行をかすめて通ります。
写真左に一部写っている建物がイングランド銀行で、中には銀行の歴史的な資料を展示した博物館も併設されています。写真中央あたりのギリシャ宮殿風の柱が設えられた建物が、ロイヤルエクスチェンジです。
- ロイヤル・エクスチェンジ
- ロンドン / ショッピングモール・デパート
- 住所:3 Royal Court, London EC3V 3LN地図で見る
終点のリバプールストリート駅
そしてバスはついに終点である、ロンドンの主要駅のひとつのリバプールストリート駅に着きます。
リバプールストリート駅は、最先端の流行発信地の地位を築いたオールド・スピタルフィールズ・マーケット、ブリックレーン、ショーディッジに近いので、バスから降りたら最新のファッション、アンティークマーケット、面白い趣向のカフェなどに出会いに散策をするのも楽しいと思います!
- リバプールストリート駅
- ロンドン / 駅・空港・ターミナル
- 住所:Liverpool St, London EC2M 7QH イギリス地図で見る
- オールド・スピタルフィールズ・マーケット
- ロンドン / 市場・朝市 / ファッション
- 住所:Horner Square, Spitalfields, London E1 6EW地図で見る
- 電話:+44 20 7375 2963
- Web:http://www.oldspitalfieldsmarket.com/
ロンドンバスの乗り方
ロンドンのバス料金は距離にかかわらず£1.50(約220円)です。
バス料金は、車内では現金で支払うことはできません。ロンドンの公共交通機関共通のプリペイドカードのオイスターカードか、ビジター・オイスター・カード 、トラベルカード、または非接触型決済機能(ペイウェーブやコンタクトレスなど)付きのクレジット・デビットカードを、乗車時に車内のカードリーダーにかざす形で支払います。
バスは、1度乗車してから1時間以内であれば1回に限り、乗り換え料金はチャージされません(1度目に乗車したのと同じカードを使うこと)。また乗車時に支払いのカードをかざしますので、降車時にはカードリーダーにかざす必要はありません。