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【アメリカ】The 50 State Quarters Program!全州のクオーターを集めよう!

取材・写真・文:

兵庫在住
訪問エリア:18ヶ国

2020年5月3日更新

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写真:まき子

アメリカの硬貨、¢25のコインは「quarter クオーター」と呼びます。このクオーターの裏面のデザインを、「50州それぞれ全て作ろう!」として、1999年から造幣が開始されたプロジェクトが「The 50 State Quarters Program」。どんなプログラムなのか知ると、1つ1つのクオーターの裏をチェックするのが楽しくなりますヨ♪

この記事の目次表示

アメリカ合衆国の硬貨「¢25 = クオーター」とは?

  • 写真:まき子

アメリカのコインで一番大きいのは$1。そして、$1より小さいコインは ¢(セント)になります。($1 = ¢100 = 約130円)

面白いのは、¢のコインにはそれぞれ愛称があるんです。Penny(ペニー)は ¢1 、Nickel(ニッケル)は ¢5 、Dime(ダイム)は ¢10 、Quater(クオーター)は ¢25 、Half Dollar(ハーフダラー)は ¢50 。

この中で、今回ご紹介するのが ¢25の Quater(クオーター)です。$1の4分の1だから、クオーター なのですね。

  • 写真:まき子

このクオーター硬貨のデザインは、基本的には、表は アメリカ初代大統領の「ジョージ・ワシントン」の横顔、裏は アメリカの国章にもある「イーグル(ハクトウワシ)」です…が!

今は、この裏面に様々なデザインがあるんです!

遊び心いっぱい!「The 50 State Quarters Program 」

“お金” を作るのは、国の造幣局。ということは、お金のデザインを変えるというのは、国を挙げて行うわけです。アメリカでは、一度や二度だけではなく、いろんなプログラムで遊び心のあるデザイン変更が、これまで行われてきました。

そのプログラムの中で、1998年に立ち上がったのが「The 50 State Quarters Program (50州25セント硬貨プログラム)」

50州全部の “オリジナル” State Quartersを集めよう!

  • 写真:まき子

このプログラムは、アメリカの50州、それぞれの特徴をクオーターの裏面にデザインしよう、というもの。1998年にプロジェクトが立ち上がり、10年かけて…すなわち2008年までに、数州ずつ州オリジナルクオーターが作られることになりました。

デザインは、その州の市民が描いたものを募集し、州政府が選んで決められたんだそう。だから市民にとっても愛着が湧きますね。

このシリーズのクオーターは、通称「State Quarters」と呼ばれ、「記念硬貨」と言うより「流通させるための硬貨」。全米に普通に流通していますし、2008年ですでに完結しているので、今や、どこの州に遊びに行っても、50州のどこかのクオーターが手に入るんです。

コレクターになっちゃう台紙!

「集めてみようかな〜」と思っても、ジャラジャラ小銭を貯めていくだけではつまらないですよね。ここまでのご紹介で「State Quarters」が気になった方は、ぜひ台紙を購入しちゃいましょう!台紙の方が、¢25×50枚 より高いかもしれませんが(笑)。

  • 写真:まき子

二つ折りになっている、こんな感じの台紙です。発行年によってデザインが変わりますが、「State Series Quarters Collector Map」などと書いてあるはず。日本でもAmazonなどで売られています。

  • 写真:まき子

この台紙を開くと、アメリカ全土のMAPにクオーターをはめ込む穴が空いています。50州分あるので、大きさは画用紙2枚分くらいでしょうか。

この穴に一つずつ埋めて行くのが、これまた楽しい!今は、もう全50州のクオーターが出ているので、全種類手に入るはず。

クオーター集めのコツ

  • 写真:まき子

さて、問題は、どうやって各州のクオーターを手に入れるか…ですよね。今の世の中、ほぼキャッシュレスで、あまりコインは使わないかもしれませんが、基本的にはほとんどのお店で現金も扱っています。

そんな中でも、特にクオーターを集めやすいのが、地下鉄や電車の切符、または、ドリンクやスナック、アイスなどの自動販売機です。

そういうちょっとした商品は、$2程度、そこで販売機に$10札を投入すると…

“ジャラジャラジャラジャラ〜〜〜!!!” と、パチンコの当たりのように、お釣りがクオーターで出てくるんです。地域によっては、そうはいかないところもあるかもしれませんが、クオーターを集めたい方は、ぜひ自動販売機で大きなお札を使ってみてくださいネ。

最後に・・・

こういう遊び心のあるプロジェクトを、国を挙げて行うアメリカって、本当に面白いですよね。

この「The 50 State Quarters Program」では50州が対象でしたが、州ではないワシントンD.C.(アメリカの首都ですが、“特別区”なので州ではないのです)や離島、準州なども2009年に追加されました。

ただ集めるだけではなく、台紙にはめ込めば、全部埋まったときの達成感はきっとたまりません!ぜひ、皆様もアメリカに旅行に行ったら集めてみてくださいね。

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この記事を書いたトラベルライター

じっとしているのは耐えられない旅行好き&飲兵衛です
日本在住ですがアメリカで生活したこともあり、その時にすっかりアメリカ大陸の自然に魅了されました。それ以来、帰国しても日本の自然の素晴らしい場所をあちこち旅行するのが好きです。1児の母でもありますので、“子連れで行くとどんな旅になる?!”という視点も織り交ぜていろんな場所をご紹介できればと思っています。
http://blog.goo.ne.jp/makiko0213ha

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