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ドイツ観光
ロマンティック街道には古城や中世の街並

【ミュンヘン】歴史深さが魅力的!おすすめ観光スポット

取材・写真・文:

兵庫在住
訪問エリア:18ヶ国

2018年9月6日更新

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【ミュンヘン・レジデンツ】超豪華!ヴィッテルスバッハ家の本宮殿

さぁまた出てきました「ヴィッテルスバッハ家」。その本宮殿の【ミュンヘン・レジデンツ Munich Residenz】も当然ながらミュンヘンにあり、ここも観光名所の1つ!ミュンヘンに来たら行くべき場所です。

内部は【レジデンツ博物館 Residenz Museum】として公開されていて、入場料は€7(約900円)。マリエン広場からは徒歩10分ほどです。

中と外のギャップにまた驚きます!

  • 写真:まき子

外見は意外と地味で、新市庁舎のような「おお!」という感じはないのですが・・・

  • 写真:まき子

中はこの豪華さ!!!

  • 写真:まき子
  • 写真:まき子

これでもかっ!!というくらい、キンキラキンで超豪華!!

  • 写真:まき子

ヴィッテルスバッハ家の人々の、歴代肖像画もズラ〜り!超見応えアリ!!

このレジデンツは、バイエルン公国時代の1384年から、バイエルン王国終焉の1918年まで 約500年 にも渡って増改築が繰り返されたそうで、建築様式はルネサンス、ロココ、バロック、新古典主義が混在…見ているともう何が何だかわからなくなります(笑)。

一番古い大ホール「アンティクヴァリウム」

中でも一番感動するのは、見事なアーチの「アンティクヴァリウム」という大ホール。

  • 写真:まき子

「アンティクヴァリウム」とは “考古館” という意味なのですが、現存するレジデンツの建造物の中では 最も古い そうです。

  • 写真:まき子

天井にずらっと並ぶフレスコ画も素晴らしいですが、窓側面にも余すことなく絵が描かれており、本当に圧倒的。

  • 写真:まき子

また、両サイドの下の方に目をやると彫像がずら〜り!これは当時建造を命令した「アルプレヒト5世」のコレクションだった古代の彫像なんだそう。よくぞコレだけ集めましたね!と感心してしまいます。

ミュンヘン・レジデンツ
ドイツ / 建造物
住所:Residenzstraße 1, 80333 München, ドイツ地図で見る
Web:http://www.residenz-muenchen.de/englisch/residenc/

すぐ隣の【オデオン広場】もお忘れなく

レジデンツのすぐ西側には 【オデオン広場 Odeonsplatz】があります。昔はここで壮大なパレードや市民集会が行われていたそう。

また、 ヒットラーが起こしたミュンヘン一揆での銃撃戦 でも有名な場所です。このクーデターは半日ほどで鎮圧、その後ヒットラーは逮捕されました。

  • 写真:まき子
  • 写真:まき子

今では【フェルトヘルンハレ Feldherrnhalle】というロッジアがいい感じの休憩場所に(写真左)。またそのすぐ隣にも【テアティーナー教会 Theatiner Kirche】があります(写真右)。外の喧騒とは違い、中はとっても凛とした静かな空間です。

オデオン広場
ドイツ / 公園・動植物園 / 広場
住所:Odeonspl. 1, 80539 München, ドイツ地図で見る
Web:https://www.muenchen.de/sehenswuerdigkeiten/orte/1...
フェルトヘルンハレ
ドイツ / その他スポット
住所:Residenzstraße 1, 80333 München, ドイツ地図で見る
テアティーナー教会
ドイツ / 社寺・教会 / 教会
住所:Salvatorplatz 2A, 80333 München, ドイツ地図で見る
Web:http://www.theatinerkirche.de

【ノイエ・ピナコテーク】バイエルン王国時代に建設された美術館

ここでミュンヘンにあるオススメの美術館を1つご紹介します。【ノイエ・ピナコテーク Neue Pinakothek】です。

  • 写真:まき子
  • 写真:まき子
  • 写真:まき子
  • 写真:まき子
  • 写真:まき子
  • 写真:まき子
  • 写真:まき子

この美術館は、バイエルン王国のルートヴィヒ1世 が1853年に設立したそうで、展示の多くは彼のコレクション。ドイツ近代絵画や、モネ、セザンヌ、ルノワール、ゴーギャンなど印象派の作品も充実しています。

  • 写真:まき子
  • 写真:まき子

マリエン広場から少し離れているからでしょうか(徒歩25分ほど)、わりと観光客は少なく、静かにゆったり見られます。でも絵画はとっても見応えありますよ!

ちなみに普段の入場料は €7(約900円)ですが、日曜日はなんと €1(約130円)です!!筆者は平日に行ったのですが、€1の日曜もそんなに混んでいないそうです。

ノイエ・ピナコテーク
ドイツ / 博物館・美術館 / 美術館
住所:Barer Str. 29, 80799 München, ドイツ地図で見る
Web:https://www.pinakothek.de/ja

200年以上の歴史!ミュンヘンの胃袋【ヴィクトアリエンマルクト】

最後にご紹介するのは、やっぱりビールが美味しく楽しく飲めるところ!!

  • 写真:まき子

【ヴィクトアリエンマルクト(Viktualienmarkt )】です!ここは先ほどもご紹介した通り、新市庁舎にあった市場がバイエルン公国以降に移転してできた市場で、その歴史は200年! 野菜、お肉、パン、チーズ屋さんなどなどたくさんのお店があり、「ミュンヘンの胃袋」 とか「ミュンヘンの台所」と呼ばれています。

  • 写真:まき子

そして何と言っても、ビアガーデンのような雰囲気が素敵!その場でビールとお惣菜を買って飲んで食べられ、隣り合った初対面の人たちとも和気藹々と盛り上がっちゃう!という魅力的な市場なのです。

  • 写真:まき子

「何を買ったら良いかわからない〜」という方は、とりあえず席を陣取り、その近くにあるビールスタンドへ行きましょう。ここではどのビールを飲んでも美味しいです!

そしておつまみは、あちこちにある「Imbiss(インビス)」というお惣菜屋さんで、ミュンヘン名物の「Brezel(プレッツェル)」と「Weißwurst(ヴァイスヴルスト)」をぜひ!写真のセットで€5(約650円)くらいです。

でも、なぜこんなにミュンヘンの人たちはビールが大好きなのでしょう??

【ビール純粋令】が今でも忠実に守られている!

バイエルン公国時代、ビールに粗悪な材料を使って安くて不味いビールが出回るようになりました。それを危惧して出来た法律が 【ビール純粋令】。本来のビール原材料 「大麦・ホップ・水」しか使ってはいけない!というものです。この法律ができたのはなんと1516年 !

しかも驚きなのは、この法律が制定される以前から、バイエルン公国の各都市ではすでに「混ぜ物をするな」という条例があったとか。日本はまだ室町幕府の時代です…本当にバイエルンの人たちは昔から美味しいビールが好きなのですね。

時代と共に当時の法律は無くなりましたが、今でも醸造家は昔ながらの造りを守っています。近年では酵母と小麦を使用した「ヴァイツェン」も人気です。

また、周囲にはたくさんの醸造場直営店のビアホールもあり、美味しいビールやミュンヘン名物が楽しめます。ビアホールまでご紹介した記事もありますのでぜひご参照ください!

ヴィクトアリエンマルクト
ドイツ / 市場・朝市
住所:Viktualienmarkt 3, 80331 München, ドイツ地図で見る
Web:http://biergarten-viktualienmarkt.com

最後に

「ミュンヘン、サッポロ、ミルウォーキー」というキャッチフレーズをご存知ですか?1958年ごろ、サッポロビールがTVCMで流していたフレーズです。

この3都市の関連は「緯度」が近いからなんだそうですが、ミュンヘンは札幌よりさらに緯度が高く 夜が長い! 夏至の6月ごろは21時が日没、冬至でも16時半です。

ミュンヘンは朝からビールが飲めますし、夜の盛り上がりがMAXになるのも21時ごろ。1日タップ〜リ遊べますので、くれぐれも飲み過ぎには注意して(笑)、目一杯楽しんでくださいね!

ミュンヘン
ドイツ / 町・ストリート
住所:München,Germany地図で見る

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この記事を書いたトラベルライター

じっとしているのは耐えられない旅行好き&飲兵衛です
日本在住ですがアメリカで生活したこともあり、その時にすっかりアメリカ大陸の自然に魅了されました。それ以来、帰国しても日本の自然の素晴らしい場所をあちこち旅行するのが好きです。1児の母でもありますので、“子連れで行くとどんな旅になる?!”という視点も織り交ぜていろんな場所をご紹介できればと思っています。
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