写真:SaoRi茨城県常陸太田市にある「真弓神社」。神社へ行くには真弓山の麓からの山歩きが必要で、簡単には参拝できません。今回は真弓神社への行き方や駐車場、おすすめのコースについてご紹介します。
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真弓神社とは?
真弓神社は、常陸五山のひとつである真弓山のほぼ山頂に鎮座しています。
古くから武将・武門の信仰があるほか、農業・漁業者からの信仰もあつく、山岳信仰の聖地とされています。
また、真弓山付近では「真弓石」または「寒水石」と呼ばれる石灰石がとれます。研磨すると純白に輝き、その美しさと豪華さから建築材としても人気です。
その他にも、樹齢推定950年越えの御神木や猿の狛犬(狛猿)など、見どころの多い神社なのでぜひ参拝してみて下さいね。

- 真弓神社
- 茨城 / 神社
- 住所:茨城県常陸太田市真弓町 陣ヶ峰2766地図で見る
- 電話:0294-74-2803
- Web:https://www.mayumi-jinja.or.jp/
真弓神社へのアクセス方法
冒頭でも触れましたが、真弓神社を参拝するためには山歩きが必要です。
主なアクセス方法は3つあり、「表参道」と「西参道」、「風神山からの縦走」です。各コースの特徴は下記の通りです。
西参道:比較的急/徒歩約30分/一対の猿や二股の杉が見られる
風神山からの縦走:ロングコース/風神山から約80分(大甕駅から約130分)
今回は3つの中でいちばん所要時間が短く、登山口近くに駐車スペースがある「西参道」コースについてご紹介していきます。
西参道で真弓神社を参拝しよう!
①西参道登山口
西参道の登山口までは、県道156号線沿いにある「真弓神社入口」と刻まれた大きな石碑から向かいます。
道は次第に細くなっていき、寒水石運搬用のダンプカーが頻繁に通る白いデコボコの道へと変わります。
悪路を最奥まで進むと、西参道鳥居への石橋を渡る前に2台ほどの駐車スペースがあります。
車を停めて準備を整えたら、さっそく出発しましょう!
②狛猿
西参道の鳥居をすぎ、少し登っていくとすぐに「一対の猿」が見えてきます。
珍しい猿の狛犬(狛猿)で、福島県・小名浜の船主が船の安全と大漁を祈願して奉納されたそうです。
狛猿は道の両脇に鎮座しているのですが、左の猿は顔が欠けてしまっていて、表情が見られるのは右側の猿だけとなっています。
一対の猿を見終えたら、再び登っていきましょう!
③真弓神社
やや急な登りではありますが、これといって危険な場所もなく、距離も短いのであっという間に真弓神社に到着です!
真弓神社は坂上田村麿が大同2年(807)に創建して、源義家が弓を奉納したとの伝説が残っています。
神社の奥からは、木々の隙間から眺望を楽しむこともできました。
参拝を終えたら、周囲を散策してみましょう!
④爺杉
表参道へと向かう道を少しいくと、婆杉跡の看板横に「爺杉」の道標があります。
案内にしたがって160mほど下っていくと、樹齢推定950年をこえる立派な「爺杉」が!
茨城県内でも有数の大きさを誇る杉の巨木で、県の天然記念物にも指定されています。
真弓神社から歩いてすぐの距離に、爺杉や神門などの見どころがあるので、下山前に散策してみて下さいね♪
⑤下山
真弓神社の参拝と周辺の散策を終えたら、再び西参道で下山します。
登り同様、下山路もそこまで問題なくおりられますが、駐車スペースから県道にでるまで再び細いデコボコ道を通るので注意して帰って下さいね♪
おわりに
山歩きをしなければ参拝できない、真弓神社のご紹介はいかがだったでしょうか?
見どころが多い表参道も気になったのですが、登山口近くに駐車場があり、30分ほどで登れる西参道は参拝しやすく、おすすめです!
常陸五山の一つとして山岳信仰の聖地ともされているので、ぜひ真弓神社を訪れてみて下さいね♪

















































