水の都ヴェネツィアは、楽しみどころが満載です。運河をゴンドラで水上散歩したり、迷路のような細い路地を歩いたりしながら、独特な魅力のあるヴェネツィアの街を冒険してみましょう。1日で楽しめるモデルコースを紹介します。
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10:00 まず水上バスのチケットを購入
ヴェネツィア全体を見て回るには、基本的には水上バスに乗るか歩いて回ります。ヴェネツィアに着いたらまず水上バスの切符を買いましょう。1日の滞在なら、24時間乗り放題チケットがおすすめ。滞在時間や期間に合わせて購入しましょう。
- 24時間乗り放題チケット:€20(約2,366円)
10:15 ヴェネツィアの玄関口サン・マルコ広場へ
ヴェネツィアの主要な観光スポットはこのサン・マルコ広場にあります。まずはサン・マルコ広場に行ってみましょう。ナポレオンがその美しさを見て絶賛したといわれています。
10:30 サン・マルコ大聖堂
アーチと丸屋根が特徴の、11〜15世紀にかけて建てられた金地のモザイク画が美しい聖堂です。内部も黄金のモザイクで覆われています。
11:00 ドゥカーレ宮
1309年〜1442年にかけて建てられました。ヴェネツィア共和国の歴代総督の公邸として使われていたこともあります。ヴェネツィア・ゴシック様式の最高傑作といわれています。中に入ると、世界最大級の油絵といわれる『天国』をみることができます。
11:30 エルベリア広場でメルカート散策
エルベリア広場にはオープンマーケットが並んでいます。野菜、果物、魚やスパイスなどが並びます。地元の食材を見たり、お土産を買ったりして散策するのも楽しいです。
12:00 リアルト橋から景色を見る
13世紀に、運河で最初に架けられた橋です。写真スポットとしていつもたくさんの人で賑わっています。橋の上にはお土産を買えるショップが並んでいます。
12:30 ランチはシーフード料理を
アドリア海のシーフードを使った料理が有名なヴェネツィアでは、シーフードを食べるのがおすすめです。街を歩いているとシーフードレストランが数多く見つかります。散歩しながらお気に入りの場所を見つけてみましょう。
魚介パスタの「スパゲッティ・アル・フルッティ・ディ・マーレ」や「スパゲッティ・アッレ・ボンゴレ」の他にも、イカ墨のパスタやシーフードのカルボナーラなどがおすすめです。
上の写真のシーフードのフリットは、ヴェネツィアで不動の人気メニューです。また、こちらで紹介した写真は「Osteria N.1」というお店のランチメニューで、スパゲッティ、シーフードフリット、サラダが付いて€18,90(約2,236円)のお得なセットです。
- リストランテ・オステリア N.1
- イタリア / 洋食・西洋料理
- 住所:30140,San Marco,598,30124 VE地図で見る
- 電話:0418472073
14:00 アカデミア橋から写真を撮る
風情のある木製のアカデミア橋。橋の上からの眺めが美しく、ヴェネツィアらしい美しい運河の写真を橋の上から撮ることができます。橋を渡ってすぐのところにアカデミア美術館があります。
14:15 サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会を見学
1687年に完成したドーム型の白い教会、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会。ヴェネツィア・バロック様式の最高傑作といわれています。
- サンタ・マリア・デッラ・サルーテ大聖堂
- イタリア / 社寺・教会 / 教会
- 住所:Fondamenta Salute, 30123 Venezia, イタリア地図で見る
14:30 ムラーノ島へ
13世紀、技術の流出を防ぐためにガラス工房と技術者は全てムラーノ島にやってきました。今も受け継がれている伝統のガラスの製法で作品がつくられています。島にはガラス工房、作品を展示したショップが並んでいます。水上バスで行くことができるので、ムラーノ島も訪れてみましょう。
写真は「Vetreria Ducale」というガラス工房。ガラス細工をする様子を無料で見学できます。吹きガラスの器や、ガラスを熱した後にガラスを曲げていきオブジェを作るところなどをその目で見ることができます。他にも見学できるガラス工房がありますので散策してみましょう。
ガラス工房で作られた作品は、お土産としても買えます。見事な作品が並んでいますので、見るだけでも楽しめます。
- Vetreria Ducale
- イタリア / おみやげ屋
- 住所:Fondementa navagero,76,30141 Murano,VE地図で見る
- 電話:0415275284
16:00 ゴンドラクルーズに挑戦
ゴンドラに乗ると、水上バスでは行けない狭い建物の間をゆっくりと移動できます。ゴンドラ乗り場は島中に点在しているのですぐに見つけられます。ルートは様々で、最後は乗った地点に戻ってきます。値段は30分€80(約9,465円)が相場。夜間や、歌い手が付くと値段が上がります。
17:00 水上バスに乗りながら夜景を見る
水上バスで夜の運河を周ったり、橋の上から夜景を見てみましょう。夜のヴェネツィアは雰囲気が変わり、また新鮮な魅力を満喫できます。
夜景に関する注意点として、夏に観光する場合、イタリアの夏は20:00〜21:00頃まで明るいことが多いので、紹介したプランよりももう少し長く待つ必要があります。
おわりに
ヴェネツィアに宿泊しなくても、ミラノやローマから日帰りで十分に楽しめます。イタリア旅行に来た際は、ヴェネツィアでしか味わえない魅力を見つけに行ってみてはいかがでしょうか。たくさん歩くので、歩きやすい靴で出かけましょう。
※記事で使用されているレートは2019年8月現在のものです