メジャーな観光地は混みすぎて苦手という方や、よりローカルな観光地が好みという方におすすめの、関東からアクセスしやすく、一泊二日の旅程で十分に満喫できる穴場の旅行先をご紹介します。
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1.静岡県浜松市
- 出典:tripnote.jpphoto by ;Dさん
日本のほぼ真ん中に位置する浜松は、新幹線も停車する関東圏からアクセスしやすい観光地。無料の工場見学が楽しめるうなぎパイファクトリーや、徳川家康が築城し“出世城”の異名を持つ浜松城、東海地方の鍾乳洞としては最大規模の竜ヶ岩洞など、見どころには事欠きません。
また浜名湖を観光するなら、日本唯一の湖上を渡るかんざんじロープウェイにはぜひ乗ってみて。そのほか世界の花のテーマパーク・はままつフラワーパークやリゾート型の遊園地・浜名湖パルパルも人気のスポットです。
宿泊も浜名湖のほとりにある舘山寺温泉がおすすめ。せっかくなので部屋や温泉から浜名湖を望めるロケーションの宿を選びたいですね。
- 出典:tripnote.jpphoto by さかたつさん
そして浜松市といえばご当地グルメの浜松餃子も欠かせません。元祖のお店である石松餃子はじめ、市内に浜松餃子を食べられるお店がたくさんありますよ。また浜松名物のうなぎを食べるなら、明治40年創業の老舗・うなぎ料理 あつみや、”うなぎ茶漬”も評判の八百徳 本店がおすすめです。
2.山梨県北杜市
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高原リゾート・清里高原も有する北杜市は、首都圏から車で2時間でアクセスできる自然豊かな癒しのエリア。スキー場のグリーンシーズンにオープンする清里テラスは、富士山や南アルプスの絶景を楽しめる一押しの展望スポットです。そのほかスイスの街並みを再現したハイジの村で童心に戻って遊んだり、森の中におしゃれなショップやレストランが点在する萌木の村をのんびり散策するのも良いですね。
- 出典:tripnote.jpイギリスのパブの雰囲気が素敵です
お酒好きの方なら、甲斐駒ヶ岳の麓の森にあるサントリー白州蒸溜所もおすすめ。製造工程の見学ツアー(有料)のほか、ウイスキー博物館など一部エリアの自由見学(無料)も受け付けています。いずれの場合も事前予約が必要で、おおむね2ヶ月前から予約を受け付けているので、旅の予定を立てたら早めに申し込んでおきましょう。
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そして北杜市で一泊するなら、人気は星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳。敷地内にあるおしゃれなショッピングストリート「ピーマン通り」は宿泊客以外も利用できるので、ホテルには泊まらない方もお土産選びにのぞいてみるのも◎
3.山形県山形市
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新幹線停車駅である山形駅を中心とした市街地に見どころが多く集まる山形市。山形城跡を整備した霞城公園や、その園内にある洋館を移築復元した山形市郷土館、国の重要文化財指定を受けているレンガ造りの文翔館に、モダンな長屋風の建物にレストラン・ショップが入る水の町屋 七日町御殿堰などの観光スポットが人気を集めています。
- 出典:tripnote.jp
そして地域ごとに個性あるご当地ラーメンが食べられる山形県で、山形市一の名物ラーメンといえば栄屋本店の冷やしラーメン。名前の通り冷たいラーメンのことで、夏に限らず1年中食べることができます。
市内でのお泊まりは、山形市南東部に位置する名湯・蔵王温泉へ。一度に200人入れるという巨大露天風呂・蔵王温泉大露天風呂にはぜひ入っておきたいですね。また蔵王といえばロープウェイも欠かせないアクティビティ。冬の樹氷が特に有名ですが、春の新緑シーズンや秋の紅葉シーズンも爽快ですし、夏の夜には「サマーナイトクルージング」と題して運行時間を延長し、夜景と星空鑑賞が楽しめます。
4.北海道帯広市
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羽田空港からとかち帯広空港まで定期運航便が就航しており、実は関東からのアクセスも便利な帯広。人気スポットといえば、恋人の聖地として一大ブームを起こした幸福駅や愛国駅、他にはサラブレッドの約2倍もある巨大な「ばん馬」に最大1トンの重りを乗せた鉄ソリを引かせて速さを競うばんえい十勝(帯広競馬場)も見どころです。
- 出典:tripnote.jp
また「マルセイバターサンド」などで知られる六花亭の創業地である帯広には、喫茶室も備えた帯広本店があるのでぜひ足を運んでみて。そして帯広の名物グルメ「豚丼」を食べるなら、行列必須の人気店ぶた丼のとん田がおすすめです。
帯広での宿泊は、北海道遺産にも認定されているモール温泉に浸かれる宿がおすすめ。帯広市内にも複数ありますし、お隣の音更町にある十勝川温泉でも同じくモール温泉が堪能できます。十勝川温泉にある十勝ネイチャーセンターでは、4月末〜9月末の間、早朝に熱気球に乗る貴重な体験もできますよ。
5.山梨・峡東地域(山梨市・笛吹市・甲州市)
峡東地域と総称される山梨市・笛吹市・甲州市は、関東圏から車や電車でアクセスしやすい旅行先。フルーツやワインの生産で知られる実り豊かなエリアで、笛吹川フルーツ公園をはじめ果物の収穫体験を楽しめる施設も多く、ももに梨、ぶどうにりんごなど種類も豊富です。
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またブドウの町・勝沼にある甲州市勝沼 ぶどうの丘では、なんと計200種類ものワインを試飲できます。
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山梨名物の桔梗信玄餅がお好きな方には、桔梗信玄餅工場テーマパークも欠かせないスポット。人気の信玄餅詰め放題は、混雑時にはあっという間に整理券が無くなってしまうので、体験したい方はできるだけ早い時間に訪れてくださいね。
このエリアでの宿泊は、石和温泉が定番。サラサラとした泉質のアルカリ性単純温泉で、肌がツルツルになる美肌の湯とも言われています。また温泉好きの方なら、富士山や甲府盆地の絶景が楽しめる日帰り温泉ほったらかし温泉にもぜひ入ってみてくださいね。
6.富山県富山市
- 出典:tripnote.jp
見どころがコンパクトにまとまった富山市は、新幹線でアクセスでき1泊2日の旅行にも最適なエリア。富山駅からほど近い富岩運河環水公園は手入れの行き届いた憩いのオアシスで、天門橋から立山連峰を見渡したり、公園内を運航する富岩水上ラインに乗船するといった楽しみ方でもできます。
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また公園内にあるスターバックスコーヒー 富山環水公園店は、かつて”世界一美しいスターバックス”にも選ばれた人気の店舗です。
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そして復元された天守閣が見どころの富山城 / 富山市郷土博物館、隈研吾氏が設計した「TOYAMAキラリ」内にある富山市ガラス美術館も富山市で外せない観光名所です。
- 出典:tripnote.jp白えび天丼(税込1260円)
富山湾の特産品である白えびをはじめとしたグルメが集まるのが、富山駅直結のきときと市場 とやマルシェ。白えび亭で白えびをたっぷり使った「白えび天丼」をいただくのもよし、廻る富山湾 すし玉 富山駅店で富山県と石川県の港から仕入れた新鮮な海の幸をいただくのもおすすめです。
7.長野・安曇野エリア
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安曇野市とその周辺地域は、北アルプスの山から湧き出た清流が流れる自然豊かなエリア。関東からであれば車でのお出かけか、あるいは松本駅を起点にレンタカーでの旅がおすすめです。日本最大規模のわさび農場・大王わさび農場があり、清流で育つわさびグルメを味わったり、クリアボートに乗って川を下るアトラクションも楽しめます。
また安曇野エリアは美術館も多く、世界初の絵本美術館である安曇野ちひろ美術館や、レンガ造りの碌山館も見どころの碌山美術館、北アルプスを一望する高台にある北アルプス展望美術館などが人気です。
このエリアでの宿泊は、穂高温泉郷がおすすめ。北アルプスの麓に広がる温泉地で、20軒ほどの温泉宿やペンションが集まっています。
8.茨城県&千葉県 東国三社・佐原・霞ヶ浦
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茨城県にある鹿島神宮と息栖神社、そして千葉県にある香取神宮の“東国三社”めぐりは、「関東のお伊勢参り」として江戸時代より信仰を集めてきました。三社は車であれば無理なく1日でめぐれる範囲なので、短い日程での旅行先にももってこいです。
- 出典:tripnote.jpphoto by kaTasiさん
そしてあわせて訪れたいのが街並みに江戸時代の面影を残す佐原。江戸時代にタイムスリップした気分で街歩きが楽しめる、おすすめの散策スポットです。
また茨城県南部に広がる、全国で2番目に大きな霞ヶ浦にも足を伸ばしてみましょう。観光帆引き船が運航している7月下旬〜11月中旬の時期は特におすすめ。帆引き船が白い帆を大きく広げ、湖を航行するさまはとても絵になりますよ。
9.新潟県新潟市
- 出典:tripnote.jpphoto by Matmakさん
市内に見どころが集まりご当地グルメも豊富な新潟市は、関東からの一泊二日旅行にもちょうど良いエリア。新潟市のシンボルである萬代橋や、イルカショーが名物のマリンピア日本海、新潟市街を一望できるBefcoばかうけ展望室は新潟市内観光の定番です。
- 出典:tripnote.jpphoto by -TOMMY-さん
また米どころである新潟ならではのおすすめスポットが、ばかうけで有名な栗山米菓のテーマパーク・新潟せんべい王国や、新潟県内にあるすべての酒蔵の日本酒を試飲できるぽんしゅ館。ちなみにぽんしゅ館は日本酒以外に、越後のコシヒカリで作った「爆弾おにぎり」も名物です。
- 出典:tripnote.jp
そして新潟ではご当地グルメも欠かせません。焼きそばにトマトソースがのったみかづきの「イタリアン」や、万代そばの名物「バスセンターのカレー」など、新潟でしか食べられないユニークなグルメもぜひお試しを!日本海の新鮮な魚介をお土産にしたい方は、にぎわい市場ピアBandaiに行ってみて。
10.栃木県宇都宮市
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東京駅から新幹線に乗れば50分足らずで到着する宇都宮。観光名所として近年人気を集めているのが、まるで地下神殿のような雰囲気を醸し出す大谷資料館。そのすぐ近くにある、大谷石に覆われているような格好で佇む大谷寺や、大谷石の岩壁に彫られた大谷平和観音も見どころです。また宇都宮二荒山神社の「餃子おみくじ」での運試しもお忘れなく!
- 出典:tripnote.jpphoto by ぷっぷさん
また言わずと知れた餃子の街である宇都宮では、餃子の食べ比べも楽しみの一つ。宇都宮みんみんにめんめん、餃天堂など餃子の有名店が多数あるので、ぜひハシゴしてみて。あるいは人気店の餃子が一度に味わえる来らっせ 本店で、気になるお店の餃子を片っ端からいただいてみるのも良いですね。
宇都宮市内にはビジネスホテルやシティホテルが多数ありますが、温泉好きの方なら宇都宮市内から車で40分ほどの距離にある、さくら市の喜連川温泉もおすすめ。“日本三大美肌の湯”と称される名泉で、肌がスベスベになりますよ。