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本堂
薬師堂、庫裏のさらに奥に本堂があります。境内でその存在感を十二分に示すどっしり感があります。
本堂は、ひろびろとした畳敷きの空間で、さっぱりした雰囲気。奥には、開山の心昭空外坐像が安置されています。
4つのやぐら
本堂の左横には、4つのやぐらがあります。
奥のやぐらには長い年月を経たであろう朱色の鳥居が収まっており、ここには宇賀神が祭られています。
宇賀神は日本の古来の神様で、人の頭に蛇の胴体という姿をしています。神徳の一つに水の神様の一面があり、水の寺である海蔵寺に祀られています。
手前のやぐらはお墓となっています。
非公開だけど必見の裏庭
本堂の真裏にはお庭があります。基本的には非公開ですが、本堂わきから眺めることができちゃいます。
四季によって見せる印象はさまざまですが、訪れた日は陽光を受けた鮮やかな緑と、少し秋の気配を感じさせる色づき始めた木々の配色があいまって、素晴らしい景色でした。
十六の井
ここで少し境内中央に戻ってみましょう。庫裏の正面に真っ赤な日本傘があり、その下にパンフレット類などが置かれた台があります。
その台の上に、十六の井の拝観料100円を収める箱があるので、100円を収めて、薬師堂わきの細い道を通っていきます。
道なりに進んでいくと、途中にどーんと洞窟をトンネルにしたみたいな荒々しいアーチが登場。思わず「なんだなんだ!」と声を出してしまうスポットです。
ここを訪れる人の定番記念撮影スポットでもあります。珍しい景色なので、ここで撮った写真は自慢できますよ~!
さらに奥に進むと、道路右側に弘法大師によって掘られたという十六の井がお目見え。円形に等間隔で掘られたくぼみが16個あり、そこに浅く水が張られています。
薄暗い十六の井の奥には、観音様と弘法大師像が祭られています。
いかがでしたか?実際に行ってみると、静かなたたずまいは日々の喧騒を忘れるのにピッタリ!少し鎌倉駅から離れていますが、それがメリットとなった素敵なお寺。ぜひ訪れてみてくださいね!