岩手県北上市にあるお花見スポット。北上展勝地(きたかみてんしょうち)の桜。平成2年(1990年)に「日本さくら名所100選」に選ばれた全国的にも知名度のあるお花見スポットで、かの有名な弘前公園の桜や秋田県仙北市にある角館の桜などと並んで、「みちのく三大桜名所」にも数えられるほどの東北を代表する桜の一大名所でもあります。北上川に沿って、なんと約1万本の桜の木々で彩られる美しい岩手の春!今回は、そんな北上展勝地の桜が持つ数々の魅力について、たっぷりと紹介していきたいと思います。
この記事の目次表示
新幹線の駅を降りて歩いて行けるお花見スポットです!
東北新幹線が停車する北上駅を降りて、歩くことおよそ15分。北上川に架かる珊瑚橋を渡れば、そこにはもう目の前に広がる美しい桜のトンネルが!例え遠方からでも、びゅーんと新幹線を飛ばしてあっという間にお花見スポットへとアクセス出来るのが、北上展勝地の魅力です。
北上川を挟んで、北上駅がある方向とは反対側の右岸沿いにずーっと桜並木が連なる北上展勝地。歩いてアクセスすればおよそ15分の道のりですが、北上駅近くにある船着場から渡し船に乗れば、桜並木のど真ん中までさらに早くアクセスすることが出来ます!
桜まつりが開催される春の頃には、北上川を渡すように見事な鯉のぼりがかかって、満開の桜とともにこんな感じで最高のお出迎えをしてくれます。
新幹線や渡し船などを活用すれば、お花見スポットにありがちな駐車場へ入る為に延々と待つ長蛇の渋滞…にも巻き込まれずに済み、ラクラクお花見を楽しめますので、北上展勝地へと行くなら断然電車がおススメです!
北上展勝地最大の見所!「桜大路」が魅せる圧巻の桜並木
そして、こちらが北上展勝地一番の見所である「桜大路」から見た桜並木の景色です。自らの頭上をこれでもかっ!というくらいに満開の桜の木々が覆い尽くし、ずーっと向こうまで見事な桜並木がずらりと連なる様子は、まさに圧巻の光景です。
写真でも出口がどこにあるのか分からないくらい、延々と桜並木が続いていくこちらの「桜大路」ですが、それもそのはず、なんとこちらは北上川の右岸に沿って約2kmも続くとっても長~い桜並木なんです!
桜が満開の頃には頭上いっぱいに桜が咲き誇り、空を見上げようにも見ることが出来ないくらい桜で埋め尽くされる光景を楽しめますが、散り際の桜吹雪の季節もまたおススメ。可憐な桜の花びらが風に吹かれて舞い乱れ、「桜大路」の頭上だけでなく桜並木が続く散策路をも一斉に淡いピンクの彩りに染めてくれます。
珊瑚橋のすぐ近くにある河川敷のグラウンドもこの通り!自らの頭上も足元も全て皆、淡いピンクの桜の花びらに彩られる春の景色を思う存分楽しみましょう。
「桜大路」の桜並木以外にも見所アリ!「一山園」のシダレザクラ
さて、およそ2kmも続く「桜大路」の桜並木を散策し、思う存分満開の桜咲き乱れる様子を楽しんだ後は、桜並木のちょうど中間地点付近にある「一山園」と呼ばれるエリアを訪れてみましょう。
こちらはソメイヨシノの桜並木が中心の北上展勝地には珍しく、たくさんのシダレザクラが密集して咲く様子を楽しむことができます。
ソメイヨシノの淡いピンクの色合いとは対照的に、ハッキリとした濃いピンクの花びらが特徴的なシダレザクラ。こちらも満開の時期には、降り注ぐように枝いっぱいに花をつけたシダレザクラの様子が大変見事ですので、ぜひとも見逃さずに立ち寄ってみてください。
さあ、美しい東北の春を感じる旅に出かけよう!
みなさま、今回の北上展勝地を巡る春のお花見旅はいかがでしたでしょうか?新幹線の駅からあっという間に満開の桜咲き誇る圧巻の桜並木の様子を楽しめる上、優雅なシダレザクラのお花見まで楽しむことの出来る、まさに見所いっぱいの北上展勝地!
そんな北上展勝地の例年の桜の見頃の季節は、4月中旬から5月頭のゴールデンウィークの時期にかけて。同じ頃には、観光遊覧船や夜桜ライトアップなどイベントが盛りだくさんの「北上展勝地さくらまつり」が開催されます(2021年は4月15日~5月5日)。
ぜひとも東北の遅めの春を感じに、北上展勝地を訪れてみてはいかがでしょうか。
- 北上展勝地さくらまつり
- 北上市 / イベント・祭り / 春のおすすめ観光スポット / インスタ映え / 観光名所
- 住所:岩手県北上市立花10−155 北上市立公園展勝地地図で見る
- 電話:0197-64-5211
- Web:http://sakura.kitakami-kanko.jp/