「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」が、2015年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。登録エリアは8県11市、23の資産がありますが、福岡県北九州市の官営八幡製鉄所関連施設もその1つです。この八幡製鉄所の世界遺産登録がきっかけとなって、北九州市で、ユニークなおみやげが生まれました。話題性抜群で思わず手に取ってみたくなるおみやげ「ネジチョコ」と「鐵平糖(てっぺいとう)」の2つを紹介します。
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本物のボルトとナットみたいな「ネジチョコ」
本当に締めることができるボルトとナット
これが「ネジチョコ」です。見かけは、本物のボルトとナットそっくり。まるで錆びた鉄のように見えますが、チョコレートです。
そして、本当に、何度も締めたり緩めたりすることができるんです!ぜひ、手に取って試してみてください。
世界遺産登録がきっかけで生まれた新しいおみやげ
ネジチョコを作っているのは、北九州市小倉南区にある菓子店・グランダジュール。2016年2月に販売開始されました。
ネジチョコが生まれたきっかけは、2015年に官営八幡製鉄所関連施設が世界遺産に登録されたこと。当時、まだおみやげになるようなものが少なく、新しいおみやげを創り出そうと試行錯誤した結果、出来上がりました。北九州市のシンボル・鉄をイメージしています。
この形は、3Dプリンタで作成したチョコレート型で作られており、溝などの細かいところまで見事に再現されています!
ネジチョコはどこで買えるの?
北九州市内のデパート、ホテル、観光施設、空港などで発売されています。(井筒屋各店舗、リバーウォーク北九州、八幡ロイヤルホテル、いのちのたび博物館、小倉ステーションホテル、北九州空港、小倉アミュプラザなど)
グランダジュールとグランダジュール・ソワニエでの店頭での販売もあります。また、グランダジュールのHPでのネット販売もありますが、発売以来の大人気で、品切れになることも多いようです。見つけたらラッキー?!と思って購入されるのが良いかもしれません。
味は、チョコとココアの2つ。ココアの方が、表面が錆びた鉄のような感じが出ています。
価格は、ボルトとナットがセットの単品が64円、5個入り378円、15個入り1,080円(いずれも税込)です。
- グランダジュール・ソワニエ
- 北九州 / スイーツ
- 住所:福岡県北九州市小倉北区竪町1-5-8-1F地図で見る
- Web:http://grandazur.buyshop.jp/
鉄の味がするこんぺいとう?!「鐵平糖(てっぺいとう)」
こんぺいとうが、鉄の味?!
お次は、「鐵平糖(てっぺいとう)」という名のこんぺいとうです。見かけは普通のこんぺいとうですが、口に含むと、甘さの中にほんのり鉄の味がするので、ちょっとびっくり!
販売しているのは、北九州市八幡東区にある千草ホテルです。2016年3月に販売開始されました。
老舗こんぺいとうメーカーとのコラボ
「鐵平糖(てっぺいとう)」は、千草ホテルと、九州で唯一の金平糖メーカー・入江製菓(北九州市八幡西区、1934年創業)とで共同開発されました。官営八幡製鉄所の世界遺産登録をきっかけに、地域性を生かした面白いおみやげを作ろうと生み出されたものです。
原料は、砂糖と鉄分(クエン酸鉄)のみ。シンプルなこんぺいとうですが、ほんのり鉄の味がします。現在の味が出来上がるまでに、様々な試行錯誤を重ねられたそうです。その様子は、千草ホテルのブログに「鐵平糖(てっぺいとう)」誕生秘話として、紹介されています。
鐵平糖(てっぺいとう)はどこで買えるの?
千草ホテルの店頭で購入できる他、送料を負担すれば発送もしてもらえます。また、北九州市観光協会直売店「よりみち」(門司港レトロ)、いのちのたび博物館、小倉井筒屋本館などでも販売されています。
1箱50g入り・400円(税別)。手のひらサイズのかわいい箱に入っています。
話題性抜群のおみやげとして
「ネジチョコ」も「鐵平糖(てっぺいとう)」も、話題性抜群なのは間違いないでしょう。地元の方が生み出した、地域性を生かしたおみやげ。どちらもお手頃価格で手に入るので、鉄の街・北九州市のおみやげとして、ぜひ、手に取ってみてはいかがでしょうか。