モロッコの中でも人気の高い観光都市、マラケシュ。先住民族の言葉、ベルベル語では「神の国」の意味を持つ美しい街です。世界遺産に登録された、ジャマ・エル・フナ広場は、食べ物の屋台やヘビ使いなどの大道芸人で年中にぎやか。そんな広場の周辺は迷路のように「スーク」と呼ばれる市場が並び、ココロときめく雑貨天国になっています。
この記事の目次表示
マラケシュのスークはSATCのロケ地になったほど!
実はこのマラケシュのスーク、映画版の『Sex and the City 2』で、主人公たちが訪れて買い物に熱中するシーンのロケ地にもなっています。(作品中ではアブダビという設定ですが、ロケはモロッコで行われました。)それだけ、絵になる、可愛いお店がいっぱい。
ということで、そんな可愛いマラケシュの「スーク」でおすすめの雑貨を紹介します。
- ジャマ・エル・フナ広場
- モロッコ / 観光名所
- 住所:Derb Chtouka, Marrakech 40008地図で見る
- マラケシュ・メディナ(旧市街)のスーク
- モロッコ / 市場・朝市
- 住所:Jemaa el Fna, Marrakech地図で見る
マラケシュで買いたい雑貨ベスト3
第3位 ミントティーグラス
モロッコではミントティー専用のグラスがあります。色とりどりの装飾が施されて、とても美しい。サイズは小ぶりなので、デスクの小物入れ、洗面台でコットンを入れたりなど食器以外の用途もたくさんありそう!
第2位 タッセル
モロッコのタッセルはサボテンの繊維から作られたもの。さわってみると、ツルツル、さらさらな感触がたまらない。大きさもまちまちで、カバンにさりげなく付けられるものから、カーテンに垂らしてお部屋のアクセントになりそうな大きいサイズのものも揃っています。
第1位 バブーシュ
最近、日本の雑貨屋でも見かけるバブーシュは羊やヤギの革で作られたモロッコの伝統的な履き物です。バブーシュ市場では、壁一面が色とりどりのバブーシュで埋めつくされています。ひとつひとつ職人の手作りなので、刺繍の感じや色の出方がどれも微妙に違うので、じっくり悩んでください。
そして、試着を必ずしてくださいね。一目惚れして買ったバブーシュを自宅で履いたらサイズが全然違った(涙)なんてことは避けたいです。
他にも可愛い雑貨がザクザク
真鍮細工から洩れる光がエキゾチックなモロッコランプ、タジン鍋の型をした小物入れ、ラクダの置物、などが路地の両脇のお店にところ狭しと並んでいます。
モロッコの市場は値段がない!?
モロッコの市場では、どのお店も商品に値札はありません。なぜなら、価格は全て交渉によって決まるからです。自分が買いたいと思う値段になるまで、店主と粘り強くやりとりを続けるのです。
交渉が長くなるとミントティーを出してくることも!
日本人にとっては不思議な感覚ですが、モロッコ人はこのお客さんとの交渉に重きをおいているので、長引いてくると、モロッコ名物[ミントティー]を出して一息つかせてくれるお店もあるそう。
値切り交渉のコツと裏ワザ
基本的にお店の人が提示してくる値段は、ツーリスト価格なので注意してください。そこから、いかにお互いの妥協価格まで持っていけるかが交渉の醍醐味。そんな交渉時のコツがこちら。
まとめ買いをする
モロッコ商人はかなり手強いです。商品1個買いだとこちらの希望価格まで持っていくのは難しいので、そんな時はまとめ買いをすると値切りやすくなります。
交渉をやめて帰るふりをする
交渉をあきらめて帰るふりをする(または本当にお店を出る)のも効果がある場合もあります。「じゃあ○○でどうだ!△△なら?」と最初の値段はなんだったのかというくらい値段がどんどん下がっていきます。
裏ワザ:日本のアメをあげる
また、裏ワザですが日本から持参したアメをお店の人にあげるという手段もアリ。かなり喜ばれるので雰囲気がなごむこともあります。日本のアメは現地でかなり人気でした。
迷路のようなスークでは、同じお店に戻ることはほとんど不可能です。一期一会の出逢いを大切に買いものを楽しんでください。
その他併せて訪れたい都市
モロッコはマラケシュの他にも魅力的な街がたくさんあります。マラケシュと併せてぜひ足を伸ばしてほしいおすすめの都市がこちら。
シャウエン
限りなく天国に近いブルーの街。道も、家も、壁もぜんぶ青く塗られています。一つ一つ青の色味が違うので、街全体がブルーのグラデーションを創りだす幻想的な場所でした。
メルズーガ
サハラ砂漠への玄関となる街です。砂漠は風紋がどんどん変化するので様々な表情を見せてくれます。ラクダに乗って朝日や夕日を鑑賞するツアーもあります。
おわりに
モロッコはかわいい雑貨も、フォトジェニックな景色も満喫したい!という方にオススメしたい国です。