小田原市

知る人ぞ知る!小田原の穴場観光スポット10選

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2024年6月4日更新

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温室で熱帯植物を眺められる「小田原フラワーガーデン」や、駅のホームから絶景の海を望む「根府川駅」、気軽に食べ歩きが楽しめる「かまぼこ通り」など、知る人ぞ知る小田原でおすすめの穴場観光スポットをご紹介します。

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1. 小田原フラワーガーデン

一年をとおして花と緑が楽しめる植物園で、小田原の穴場的な観光スポット。メイン施設のトロピカルドーム温室では、隣のゴミ焼却施設の余熱を利用しており、温室内には熱帯・亜熱帯植物を中心に約300種が植栽されています。

とくに3月~5月に開花する「ヒスイカズラ」は一見の価値あり!また約200品種480本の梅が植えられている「渓流の梅林」も見どころのひとつです。

そのほか約150品種350本のバラが植栽されている「バラ園」や、約180品種1,000株が植栽されている「ハナショウブ池」、そして「アルカディア広場」では夏季限定で噴水が稼働し、水遊びスポットとして人気です。園内には、トロピカルなドリンクやジェラート、軽食がいただけるカフェもあります。

小田原フラワーガーデン
小田原市 / 植物園 / バラ園 / 梅の名所
住所:神奈川県小田原市久野3798-5地図で見る
電話:0465-34-2814
Web:https://www.kanagawaparks.com/odawarafg/

2. 石垣山一夜城歴史公園

  • 井戸曲輪 戦国時代当時の石垣の残存状況が1番良い場所です

小田原を見渡せる石垣山にかつて築かれた「石垣山一夜城」。関東で最初といわれる総石垣の城であり、現在は国指定史跡の歴史公園となっています。石垣山は元々「笠懸山」と呼ばれていましたが、そこへ小田原城を攻めるために大坂から攻め上った豊臣秀吉が、この地へ石垣の城を築きます。石垣山という呼び名はこの秀吉の築城の時からです。

石垣は度々の地震で崩れている場所も多いですが、城の遺構がよく残っており、戦国時代が好きな人ならぜひ訪ねたい穴場観光スポット。公共交通機関では訪れにくい場所にあるため、ドライブがてら訪れるのがおすすめです。

  • 出典:tripnote.jp二の丸展望台からの景色

「一夜城」という名がついていますが、実際の城の建築は80日ほどかけられたそう。建築中の様子を敵に知られないために木で隠し、完成した時にその木を一斉に落として姿を表したため、一夜で城が出来たと敵の北条方を驚かせた、という逸話によって名付けられました。

二の丸の展望台からは、まさに小田原を一望できる絶景が楽しめます。夜景鑑賞スポットとしてもおすすめですよ。

石垣山一夜城歴史公園
小田原市 / 公園 / 夜景 / 展望台
住所:神奈川県小田原市早川1383-12地図で見る
電話:0465-33-1583
Web:http://www.city.odawara.kanagawa.jp/public-i/park/...

3. 江之浦測候所

かつて蜜柑畑だった場所に、現代美術作家・杉本博司が構想・設計を手がけた「江之浦測候所」があります。美術品鑑賞のためのギャラリー棟、石舞台、光学硝子舞台、茶室、庭園、門、待合棟などから構成されていて、古代から近代までのは継承が困難になりつつある伝統工法を取り入れられているのが特徴。まるでタイムスリップしているかのような感覚が体験できる、穴場の屋外美術館となっています。

中でも見どころは、野外の舞台となっている「光学硝子舞台」。清水寺の舞台にも使われている技術である檜の懸け造りの上に、光学ガラスが敷き詰められている作品です。背後には相模湾の海原が広がっていて、舞台が海に浮いているかのような絶景が楽しめますよ。

見学は日時指定の予約・入れ替え制となっており、見学日の2日前までに予約が必要です(チケットの決済方法によっては3日前の場合もあり)。公式サイトをよく確認し、予約をしてから訪れるようにしましょう。

江之浦測候所
小田原市 / ギャラリー / 穴場観光スポット
住所:神奈川県小田原市江之浦362番地1地図で見る
電話:0465-42-9170
Web:http://www.odawara-af.com/ja/enoura/

4.小田原城歴史見聞館/NINJA館

小田原城に隣接する「小田原城歴史見聞館」。北条氏に仕えた風魔忍者にスポットを当てており、8つの忍術が体験できる体験ゾーンと、敵の忍者に戦いを挑む実践ゾーンがある、穴場の観光スポットとなっている体験型施設です。

忍術の中には、体験ゾーンにあるからくり屋敷からヒントを得て習得できるものも。大人も思わず没頭してしまう楽しさです。

小田原城歴史見聞館/NINJA館
小田原市 / 博物館 / 雨の日観光
住所:神奈川県小田原市城内3番71号地図で見る
電話:0465-23-1373
Web:http://www.city.odawara.kanagawa.jp/kanko/odawarac...

5. 根府川駅

相模湾を一望できる小田原市の高台にあり、穴場の絶景スポットとして知られるJR東海道本線・根府川駅。駅前に降り立つと、青い空と海にぴったりな緑色の駅舎が出迎えてくれ、どこか懐かしさと温かさが感じられます。1896年開業で、当初は今よりも標高の高い場所にありましたが、1923 年関東大震災の影響を受け、現在の場所に移築されました。

駅の改札口からは海を望むことができ、さらに南国風な植物も咲き、抜群のロケーション。フォトスポットにもピッタリです。まるで美しい絵画のような景色を堪能できます。

6. かまぼこ通り

小田原城からもほど近い場所にある、食べ歩きができる穴場観光スポット「かまぼこ通り」。江戸から明治期の漁師町の風情を再現した通りで、名物の小田原かまぼこの店をはじめ、干物屋や鰹節屋、料亭、飲食店など約30店舗が軒を連ねます。

通りには食べ歩きができるお店がたくさんありますが、中でもおすすめは、1781年創業の小田原かまぼこ発祥の店「鱗吉」。1本からでも購入でき、食べ歩き限定商品の「じねんじょ棒」が人気です!食べ歩きのほかにも、「小田原宿なりわい交流館」でのちょうちん製作体験なども楽しめますよ。

かまぼこ通り
小田原市 / 町・ストリート
住所:神奈川県小田原市本町3-7-17地図で見る
Web:https://www.odawarakamabokodori.com/guide
小田原かまぼこ発祥の店 鱗吉
小田原市 / ご当地グルメ・名物料理 / かまぼこ / 食べ歩き
住所:神奈川県小田原市本町3-7-17かまぼこ通り地図で見る
電話:0465-22-1315
Web:http://www.urokoki-kamaboko.com/

7. 御幸の浜

小田原城から車で5分ほどの場所にある海岸。砂ではなく石の浜で、とてもきれいで景観の良い、穴場の観光スポットとしても知られています。お天気が良い日には伊豆半島や三浦、房総半島も見渡せます。

近くには「かまぼこ通り」があるため、買い物や散策をしながら御幸の浜まで歩いてきて、海を眺めながらおでんなどを食べるのもおすすめですよ。

御幸の浜
小田原市 / ビーチ / 穴場デートスポット / 海水浴場
住所:神奈川県小田原市本町3丁目15地図で見る
Web:https://www.city.odawara.kanagawa.jp/kanko/spot/mi...

8. 西海子小路

中堅藩士の武家屋敷地となっていたエリアで、サイカチの木が植えられていたことから西海子小路(さいかちこうじ)と呼ばれるようになりました。武家屋敷が集まっていたこともあり、その古き良き時代の面影を残す通りとなっており、散策にぴったりの穴場スポットです。

また明治から昭和にかけて、このエリアには谷崎潤一郎や三好達治などの多くの文学者が住んでおり、数々の文学作品を生み出していったという歴史もあります。小田原ゆかりの文学者の資料を展示する「小田原文学館」もあるので、立ち寄ってみて。春には桜のトンネルも楽しめますよ。

9. 松永記念館

戦前・戦後を通じて「電力王」と呼ばれ、数寄茶人としても高名であった実業家・松永安左ヱ門。「松永記念館」は、この松永氏が収集した古美術品を一般公開するため、自宅の敷地内に建てられた展示施設です。

現在は小田原市郷土文化館の分館となっており、移築してきた野崎廣太(幻庵)の茶室「葉雨庵」や安左ヱ門の居宅「老欅荘」など、国登録有形文化財でもある貴重な建物を見学できます。

また「日本の歴史公園100選」に選ばれた庭園も見どころとなっており、四季折々の美しい景色が眺められるのも魅力の一つ。とくに秋になると鮮やかな紅葉が広がり、小田原の穴場の紅葉スポットにもなっています。

10. 鈴廣かまぼこの里

小田原の老舗「鈴廣かまぼこ」プロデュースの複合施設。様々な種類の練り物を扱う「鈴なり市場」や「鈴廣蒲鉾本店」、地元の魚介を使った料理が食べられるお店などが入っており、グルメやショッピングを楽しめる穴場スポットです。

鈴廣蒲鉾本店近くに設けられた「かまぼこ博物館」も見どころの一つ。ガラス越しにかまぼこの製造工程を見ることができ、かまぼこの歴史や材料などをタッチパネルや模型で詳しく紹介しています。かまぼことちくわを作る体験教室もあるので、チャレンジしてみては?

鈴廣かまぼこの里
小田原市 / テーマパーク・レジャー
住所:神奈川県小田原市風祭245地図で見る
電話:0465-22-3191
Web:https://www.kamaboko.com/sato/

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