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小さなモスクがあちこちに
宗教とともに生きるパキスタンの方々は、1日5回の礼拝を欠かしません。イスラム教を国教としている他国と同様、お祈りの時間になると街中のあちこちでアザーンが流れ、どこからともなく現れた男性たちが皆、黙々と近くのモスクへ向かいます。
観光客である私たちは、大きいモスクばかりに目が行きがちですが、街の小さなモスクもデザイン性に優れており、一見の価値ありです。ちょっとした集会所くらいの大きさではありますが、外観に凝ったものも多く、パキスタンのムスリムがどれだけ宗教を重んじているかを知ることのできる場所でもあります。
筆者はイスラム教を国教とする国々を数十か国訪ねましたが、パキスタンはその中でも深く敬虔なイスラム教徒が多い印象の国の一つです。
こちらは、お祈りの際に被るクフィです。持っていない方のため、また持ってくるのを忘れた人のためモスク入り口に大量に置いてあります。これを被らないと、モスクには入れません。尚、女性はこれを被っても中には入れません。
やっぱりカレーは美味しい!
元々は同じインドだったパキスタンは、インド同様にカレーの美味しい国です。店前にあるこのような大きな鉄鍋で大胆に調理されるカレーは、街行く人の目も誘います。
筆者の個人的な感想としては、マトンカレーが非常に美味で、癖になる旨味でした。
パキスタン名物!デコトラ
街から出て高速へ乗ると、よく見られるのがデコトラです。パキスタンの大型トラックは、ほとんどがデコレーションされています。無骨で威圧感のある大型トラックをカラフルにデコレーションすることで、道行く人々の目を楽しませたいとの思いがあるそうですよ。
ぜひ、郊外のガンダーラ遺跡などへ行く際にチェックしてみてください。
イスラマバードへの行き方
2021年8月現在、日本からイスラマバードまでの直行便はありませんので、東南アジアや中東を経由して行きます。
さいごに
パキスタンと聞くと少し危険なイメージを持たれるかもしれませんが、実際には人々は穏やかで親切。首都イスラマバードでも危険を感じることはありません。
インダス文明を輩出したパキスタンは、それをあまり派手にアナウンスこそしませんが、ガンダーラをはじめ、ハラッパ、モヘンジョダロなど、古代の錚々たる遺跡が点在していますので、是非、旅の計画の候補にあげてみてください。