この記事の目次表示
旅籠屋に泊まる際の注意点
写真：mikish(石川美佳)
支払いは先払い・現金のみ！
宿泊施設での支払いはクレジットカードが主流になりつつある昨今ですが、旅籠屋では現金のみの受け付けとなっているのでご注意を。これは極限まで経済的で合理的な施設を追求している旅籠屋らしさでもあります。
予約は公式HPが有力！
一部店舗では楽天トラベルなどの大手予約サイトを経由して予約することもできるようですが、公式HPから予約をする方がスムーズですし、キャンセル待ちも受け付けてもらえます。
ちなみに筆者が宿泊したのはトップシーズンに当たる超繁忙期、神在月の短い期間中だったので、2ヵ月前の時点で禁煙室はキャンセル待ちでした。
フロントの営業時間！
大きなホテルですとフロントが24時間空いているということも多いですが、こちらではフロント、ロビーは夜11時～翌朝7時までは完全に閉まっています。追加のタオルや歯ブラシが必要になりそうな場合は、早い段階で手に入れておきましょう。また、翌朝の出発が7時よりも早い場合はあらかじめオーナーさんに伝えておく必要があります。
- ファミリーロッジ旅籠屋・出雲大社店
- 島根 / その他宿泊施設
- 料金(目安)：2,835円〜9,350円
- 宿泊時間：15:00〜11:00
- 住所：島根県出雲市大社町杵築南1386-12地図で見る
- 電話：0853-53-685（7:00-23:00）
- Web：http://www.hatagoya.co.jp/041_Izumotaisha/index.sh...
いざ！神在月の早朝の静謐な出雲大社に参拝！午前6:30に出発☆
では、ここからは早朝の出雲大社をご紹介していきますね。
- 写真：mikish(石川美佳)
この写真は、お宿から出てすぐの場所…長い歴史の中でたくさんの人が行き交ってきた、かの出雲大社参道です。11月末だったので太陽はまだ昇っておらず、それはそれは神聖な空気が満ちていました。この参道を真っすぐ10分ほど歩くと、出雲大社に到着です。
小さなお社「祓社」
- 写真：mikish(石川美佳)
こちらが出雲大社入口「勢溜」です。この時点で6:45。人はまばらです。鳥居で一礼をして境内に入るとすぐ右手に小さなお社「祓社」が見えてきます。この時間でも5、6人は並んでいますが、この後あっという間にとんでもなく長い行列が作られていきますので、もしここで手を合わせたい場合はこのタイミングがおすすめです。
なお、こちらの社では、私たちが知らぬ間に犯した心身の汚れをはらい清めていただけるそうですよ。
- 写真：mikish(石川美佳)
手水舎で手と口を清めてから、銅鳥居をくぐります。ちなみにこちらの鳥居は日本最古の銅製鳥居です！
朝7時台の「本殿」
- 写真：mikish(石川美佳)
少しずつ朝陽が差し込んできた本殿です。この時点で7:00。筆者は祓社には並ばずに早足で本殿にお参りしました。そのため人はまばらで、なんとも贅沢なことに、出雲大社拝殿でたった一人きりで手を合わせることができました。ちなみに、ここ出雲大社では二礼四拍手一礼がしきたりです。
なお、その後は倍速的に参拝客が増えますので、静かにお参りしたいという方は7:00がリミットのようです。また、本殿の近くにあるお守り授与所では、神在月限定授与のお守りが販売されていますが、こちらも7:30以降は大変な列になりますのでこのタイミングがベストです。
- 写真：mikish(石川美佳)
さて、拝殿で手を合わせた後は、境内をぐるりと回りましょう。本殿と十九社以外にも、出雲大社の広い境内にはたくさんのお社があります。それぞれにご利益があり、お社の隣にある説明書きを読みながらお参りしていくと楽しめますよ。
季節限定で神様用ホテルとなる「十九社」
- 写真：mikish(石川美佳)
こちらの写真が「十九社」です。全国から八百万の神様が出雲大社へ集まって来て、世の中の縁結びをされるという期間が神在月。その際、神様はこちらのお社に宿泊されます。つまり、季節限定の神様用ホテルであるこちらのお社なのですが、神様のご滞在中だけ扉が開けられています。出雲大社ならではの十九社は、要チェックです。
参道周辺を散策
- 写真：mikish(石川美佳)
サクッと一通りお参りを終えて、すっかり明るくなった参道を後にします。この参道の両サイドには広くて美しい芝生のエリアがあり（杵那築の森）、ベンチも置いてありますので、ここで一息休憩を入れても良いかもしれません。とても気持ちが良くてリラックスできる、おすすめの場所です。
- 写真：mikish(石川美佳)
時刻は7:45、勢溜の様子です。筆者の場合は気になるお社だけに絞ってお参りし、御朱印と限定お守りをゲットしましたが、参拝にかかった時間はちょうど1時間でした。最初の祓社を含めて、じっくりと全てのお社にお参りされるのであれば、もっともっと時間がかかると思われます。
【プチ情報】神在月の出雲大社は大変な賑わいです
- 写真：mikish(石川美佳)
筆者は朝の出雲大社の大ファンで、最近10年間で3度目の早朝参拝でしたが、噂に聞く通り神在月の参拝客は年々倍増している印象です。参拝は6:30から可能なので、静かにスムーズにお参りしたい、という方は朝一番が良さそうですよ。また神在月頃の出雲市の早朝はかなり冷え込みますので、くれぐれも温かい服装でお出掛けくださいね。
勢溜の近くには温かいぜんざいをいただけるお店がありますので、参拝の後に立ち寄ってほっこりすることもお忘れなく♡
- アクセス：JR出雲市駅からバスまたは一畑電鉄出雲大社前駅から徒歩5分（交通アクセスについて詳しくはこちらをご覧ください。）
- 神在月の期間は旧暦によるため、毎年異なります。こちらで日程をご確認ください。
- 出雲大社
- 島根 / 神社 / 観光名所 / パワースポット / 桜の名所 / 縁結びスポット
- 住所：島根県出雲市大社町杵築東195地図で見る
- 電話：0853-53-3100
- Web：http://www.izumooyashiro.or.jp/
出雲大社参拝後は朝食&チェックアウト
- 写真：mikish(石川美佳)客室ベッドと同じサイズの大判日本地図（1.000円）
早朝の出雲大社を参拝した後は、旅籠屋に戻ってゆっくりと焼き立てパンを味わってからチェックアウト・出発しましょう。この時の注意点ですが、神在月に混雑するのは出雲大社境内だけではなく周辺の道路も同じです。
旅籠屋から空港や出雲市街へ向かう場合、通常は左折して出発するのが便利なのですが、神在月の期間中は駐車場が満車で停められずに並ぶ車で渋滞し全く動けない状態になります。少し遠回りにはなりますが、神在月の期間中は右折での出発が絶対おすすめです！！
おまけ
自宅に届く封筒は必ずチェック！
- 写真：mikish(石川美佳)
上の写真は、旅籠屋に宿泊予約をした際に希望すると送ってもらえる案内で、封筒の中には、お宿の基本的な情報に加えて、近隣のお食事処や銭湯などの観光情報が同封されています。公式HPによると、それぞれの旅籠屋のオーナーさんが自ら歩き回って集めた情報なんだとか！
インターネットが便利な現代とは言えど、やはり現地から届く生の情報はわかりやすくて温かいものです。この封筒が届くと旅行への気持ちがぐんぐん盛り上がりますので、是非チェックしてみてください！
旅籠屋出雲大社店に泊まったら夕飯はお向かいのお店「芯」で！
- 写真：mikish(石川美佳)
- 写真：mikish(石川美佳)刺身盛り合わせ（980円）
写真左が、居心地家「芯」さんの正面です。お宿の前の通りを挟んで真向かいにあります。ちなみにこちらのお店も、お宿からの案内で知りました！調べてみてもインターネットではほとんど情報が出てこなかったので、着くまではドキドキしましたが、とてもおすすめです。
日本海で獲れた美味し～いお刺身も食べられますし、さすが酒どころ！地酒の種類もとっても豊富です。
- 写真：mikish(石川美佳)
- 写真：mikish(石川美佳)
お宿から歩いて行けるのでみんなでお酒を楽しめますし、帰りを気にしなくても良いというのも嬉しいポイント。是非、「芯」さんで居心地の良い時間を過ごしてみてくださいね。翌朝の早起き参拝に差し支えない範囲で…！
