静岡県・下田市の南東、須崎半島の先端にある爪木崎。青く透明な海や白い灯台、そして冬になると咲きほこるたくさんの水仙で有名です。また、夏には海水浴場としても開放されます。今回は、景勝地として知られる爪木崎をご案内します。
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遠浅の青く透明な海
爪木崎は、伊豆急下田駅からバスか車で15分ほどのところに位置しています。バス停と駐車場は少し高台にあります。爪木崎というと水仙の咲く冬のイメージが強いですが、海水浴場もあるので夏もお勧めです。
駐車場にはトイレや食べ物を売る簡易的な売店、釣り道具やシュノーケリングの道具のレンタルがあり、近くの食堂や海の家の中には水のシャワーを備えているところもあります。
爪木崎の海水浴場は場所によっては深い部分もあるものの、基本的に遠浅で波がありません。子どもでも遊びやすい環境です。海に入らない場合も、青く美しい海を一目見に行くと良いでしょう。
300万の水仙が咲き誇る野水仙群生地
海水浴場のすぐ近くにある野水仙群生地には300万もの水仙が群生しており、爪木崎でも1番の見どころとなっています。
見ごろは12月後半から2月前半あたり。伊豆下田観光協会のHPに毎年掲載される開花情報を確認してから訪れることをお勧めします。
水仙と同時期に咲くアロエも必見
爪木崎の北側にある白浜ではアロエが自生しており、今でも多くの民家の庭などにアロエが植えられています。
白浜から少し離れていますが爪木崎にもアロエが植えられており、冬になるとアロエの花も観賞することができます。ここまで多くのアロエが群れている光景はなかなか見られません。冬季に訪れた際は水仙だけでなくアロエも必見です。
1937年から海の安全を守る爪木崎灯台
水仙群生地を抜けるとやがて見えてくるのは、水仙と並ぶ爪木崎のシンボル、爪木崎灯台です。
1937年に誕生した、高さ約17.3メートル、標高約37.8メートルの灯台で、伊豆半島の東側の相模湾へ入る船の安全のため作られました。空と海の青に映える白いボディが美しいです。