日本人のタイのリピーターの間でも、まだまだメジャーではない、北タイの中心地の一つ「チェンライ」。美しく豊かな観光資源に恵まれていることから、欧米や中国からの観光客は多いです。そんなチェンライの観光名所を「色」をテーマにご紹介します!
この記事の目次表示
1.【白】ワット・ロンクン
英語では「White Temple」と呼ばれている、人気の観光地です。繊細なデザインに異世界感を感じます。この純白は、ブッダの清浄さや、宇宙を照らす光をイメージしています。
一見、天国にありそうな建物ですが、本堂へと伸びる「輪廻転生の橋」の両脇は地獄。リアルで今にもうごめきそうな手が多数。蜘蛛の糸を垂らしたら、一斉に腕が伸びてくるのでしょうか。仮に夜1人でここにいたら、きっと怖いでしょうね。
ワット・ロンクンは、歴史ある由緒正しいお寺というわけではなく、1997年から建設が始まった、現在も建設中の芸術作品です。芸術家のチャルーンチャイ・コーシピパット氏が手がけています。
建設中も大量の観光客を集めて入場料(50バーツ=175円)を回収し建設費にあてるとは、いいアイデアですね! 観光客が多い分、スタッフさんも多いですが。
ワット・ロンクンの横には、チャルーンチャイ・コーシピパット氏の美術館が併設されており、こちらの入館は無料です。氏の前衛的な世界観に溢れていて、こちらも見応えがあります。絵葉書などのお土産を買うこともできます。
- ワット・ロンクン
- タイ / 社寺・教会 / 寺
- 住所:San Sai, Mueang Chiang Rai District, Chiang Rai 57000, Thailand地図で見る
- 電話:53-673-579
- Web:http://www.watrongkhun.org
2.【白】ワット・フアイプラカン
バンコクからのチェンライへと向かう飛行機で左側の座席に座っていれば、チェンライのメーファールアン空港へ降り立つ少し前に見ることができるのが、こちらの巨大な純白の観音様。ワット・フアイプラカンのシンボルで、高さ79mという圧倒的存在感です。小高い丘の上にいらっしゃいます。
ワット・フアイプラカンとは中国様式のお寺のことで、
- 観音様
- 白を基調とした仏堂
- 地上9階建ての仏塔
という、いずれも大きな3つの建物で主に成り立っています。どれ一つ取っても、主役級です。
観音様の内部には、エレベーターで上ることができます。外国人は入場料として40バーツ(140円)かかります。観音様の内部は装飾が凝っていて、窓から外を眺めることもできます。
白を基調とした仏堂の内部は純白で、こちらも細部まで凝った装飾で彩られています。両側の壁には、仏教のエピソードで大事な場面が彫られています。
地上9階建ての仏塔内部も広く、普段運動をしていないと上まで登るのはなかなかキツいでしょう。元気な人は、どんどん階段を登っていきましょう! 最後の方は階段の天井が低くなるので、大きな荷物は避けた方がいいですね。
ちなみに、この仏塔の8階や9階から見える純白の観音様も、また素晴らしいです!
- ワット・フアイプラカン
- タイ / 社寺・教会 / 寺
- 住所:Wat Huay Pla Kang地図で見る
3.【青】ワット・ロンスアテン
ここもスゴイです。チェンライの代表的観光地である「1.【白】ワット・ロンクン」は、知名度が高いだけあり素晴らしいのですが、写真もよく見るので、実際に行ってみても、「ああ、これが噂の・・」といった程度の感想で終わってしまうかもしれません。
しかし、このワット・ロンスアテンは、知名度があまりないこともあり、一目見て衝撃を受けるかもしれません。筆者はそうでした。
英語ではBlue Templeと呼ばれています。寺院全体のデザインは綺麗な濃いめの青を基調に統一されており、そこに金で模様が入っていたり、精巧な像が置いてあったりと、その稀有な空間にうっとりしてしまいそうです。前述の「1.【白】ワット・ロンクン」をデザインしたチャルーンチャイ・コーシピパット氏の弟子である、スラーノック氏により建設されました。
寺院の右側の売店では青いココナッツアイス(30バーツ=105円)が売られていて、タイ人や中国人女子に人気でした。ワット・ロンスアテンを背景に、青いココナッツアイスを持って撮った写真は、思い出の一枚になること間違いなし!
- ワット・ロンスアテン
- タイ / 社寺・教会 / 寺
- 住所:Wat Rong Sua Ten地図で見る
- 電話:082-026-9038